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もともとソースネクスト製品を日常的に使っていて、ラインナップを眺めていたときにRebelle 5を見つけたのが最初です。
「水彩がリアルに再現できるペイントソフト」という説明が気になって調べてみたら、2020年のコロナ自粛の頃にRebelle 3がTwitterでバズっていたらしい。
自分はそのときまったく知らなかったんですが、水彩のデモ動画を見て「これは面白そうだ」と思い、まずは通常版を買いました。
自分は Painterを缶パッケージの頃からずっと使ってきた人間で、Corel Painter 2023も持っています。
新バージョンが出るたびにお布施のような気持ちでバージョンアップしてきたけど、Painterは2023を最後にもう4年近く新バージョンが出ていない。
それなのにブラシのサブスクだけは続けているという状態で、さすがにサブスクは無理。
iPadで描く人はProcreateあたりに移っているのかもしれませんが、自分はiPadで描かないのでそのへんはわかりません。
PCでアナログ画材系のペイントソフトを使いたい人にとっては、まともにアップデートが続いているのは今のところRebelleくらいです。
Rebelle 5の通常版を使っていたところ、開発元のEscape Motions社が10周年記念キャンペーンをやりました。
内容が「全製品10ドル」。意味がわからないくらい安い。
これでRebelle 5 通常版からPRO版へのアップグレードが10ドル。
さらに「10ドルなら全部買っておけ」ということで、同社の他のソフト(Flame Painter等)もまとめて購入しました。
この手の破格セールがいつまたあるかはわかりません。
ただ、Escape Motionsという会社はたまにこういうことをやる。
Spring Saleで最大47%OFFなど、定期的にセールもやっています。
通常版を買っておいて、セールを待ってPROにアップグレードするという手もありますが、セールのタイミングは読めないので、最初からPRO版にしておくのが確実ではあります。
Rebelle 6や7から8へのアップグレード価格は公式サイトで確認できます。旧バージョンを持っている人は新規購入より安く済むはずです。
Rebelle最大の特徴は流体シミュレーション。
色を置くと紙の上で絵の具がじわっと広がる。
キャンバスを傾ける(という設定をする)と重力で垂れる。隣の色と勝手に混ざって、自分でも予想していなかったグラデーションが出る。
PhotoshopやCLIP STUDIO PAINT EX
にも水彩風ブラシはありますが、あれは「水彩っぽく見えるブラシ」です。
Rebelleは絵の具と水と紙の物理的なふるまいを計算しているので、結果の説得力がまるで違います。
自分は実際に水彩やパステルを使った経験がありますが、Rebelleの偶然の滲みや混ざり方に「本物っぽい」と感じる瞬間が何度もある。
Rebelle 5から8まで使ってきて、バージョンごとにこのシミュレーションの精度は確実に上がっています。
グラニュレーション(粒状化)もRebelleでは再現されています。
グラニュレーションというのは、顔料の粒子が紙の凹部に溜まって独特のざらっとした質感が出る現象のこと。
最近は実際の画材でも流行っていて、呉竹の顔彩耽美からグラニュレーティングカラーズというシリーズが出ていたりします。
自分もこれを買って色見本を作ったことがありますが、Rebelleでもこの粒状感がちゃんと再現されているのは「わかってるな」と思いました。
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油彩も同様で、絵の具の厚みや乾き具合までシミュレーションされています。
油彩は学校でやらないので自分は実体験がなく、本物との比較はできませんが、パソコンの中でここまでリアルに再現できるのかと素直に驚きました。
Rebelle 8には通常版とPRO版があります。PRO版にしておいたほうがいいです。
PRO版限定の「メタリック塗装」は、金箔や銀箔の光沢をデジタルで再現する機能。
水彩や油彩と混ぜて使えるので、和風の金屏風的な表現から古典絵画風の重厚なテクスチャまで、他のソフトではまず出せない絵が作れます。
もうひとつのPRO版限定機能「RealShader」は、油彩の厚塗りにリアルなライティングを加えるもの。
筆のストローク一本一本に光と影がついて、画面上の絵に立体感が出ます。
自分の場合は先述の10周年キャンペーンで10ドルでアップグレードできましたが、あれは例外中の例外です。
ああいうキャンペーンを待てるなら待ってもいいですが、いつ来るかわからないものを当てにするよりは、最初からPRO版を選んでおくのが無難です。
「NanoPixel」は以前からRebelleにあった解像度処理エンジンですが、8で2.0にアップデートされました。
キャンバスをどれだけ拡大しても紙の繊維まで潰れずに描画されるので、ポスターサイズなど大きな作品を描く人には恩恵が大きいです。
過去のNanoPixelの実験結果はこちら。クリスタ、Painterと比較してみると結構違うんです。
Rebelle 5 Pro 新機能 NanoPixel テクノロジー
同じ絵を400%に拡大して、CLIP STUDIO PAINT EX
、Corel Painter 2023、Rebelle Proで比較したのが以下の画像です。
CLIP STUDIO PAINT EX
だと、かなりピクセル感が出ます。
Corel Painter 2023だと、ジャギジャギではないけどピントが甘いというか、ぼやけた感じになります。
Rebelle ProのNanoPixelだと、拡大してもジャギジャギしません。しかも400%に拡大しても紙のテクスチャがそのまま残っているのがわかると思います。
「Bristle Brushes」は筆の毛一本ずつの弾力をシミュレーションする新しいブラシエンジン。
穂先の広がりや撓りが筆圧に連動して変わるので、実物の筆に近い感触になっています。
紙のテクスチャも水彩紙、ケント紙、和紙、キャンバス地と種類が多く、紙の凹凸が絵の具の乗り方に影響します。
「この紙にこの絵の具だとこうなるのか」という、アナログで描いているときの発見がデジタルでも起きるのが面白いところです。

現在(2026年4月)Spring Saleで、以下の価格になっています。
すべて買い切りで、月額料金はかかりません。
Pro版のセール価格11,800円は、Adobeのフォトプラン(1TB・月額2,380円)の5か月分。5か月以上使うなら、もうそれだけで元が取れる計算です。
将来Rebelle 9が出れば別途購入にはなりますが、買ったバージョンはそのまま使い続けられます。
漫画の線画にペン入れしてバケツで塗るような作業ならCLIP STUDIO PAINT EX
のほうが向いています。
Rebelleはそういう用途のソフトではないです。
こういう人には今のところRebelle以外の選択肢がほぼないと思います。
AI生成イラストが増えてきた中で、手描きの質感や偶然性を作品に残したい人にも合っています。
Rebelleの滲みや混色は物理シミュレーションの結果なので、描いた本人にも予測しきれない。
そこが面白いし、それが手描きの価値です。