雪に願うこと【CLUBKS.COM】

映画「雪に願うこと」東京国際映画祭レポート 1 2

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映画「雪に願うこと」IN東京国際映画祭レポート BY イクさん

イクです。 こんにちわ

28日(金)に国際映画祭コンペ「雪に願うこと」を見てきました。

会場にはいったのがギリギリで席に座った直後、司会のクロさんと通訳の方が
登場してスタート。「通常コンペでは出演者の舞台挨拶というのはないのですが、
この作品は出演者の皆さんが是非挨拶したいということで。。」という紹介と
共に出演者の皆さん登場!

伊勢谷さん、根岸監督、浩市さん、キョンキョン、フッキーの順で登場。
絶対ニット帽と予想してたのですが(笑)、あっさり裏切られ浩市さんは黒っぽいスーツに黒っぽいシャツ(たぶんイージスの時と同じかと)
少しやせられたようで、本当に格好良かったです。

伊勢谷さんは周りの共演者がすごい人ばっかりなので、かなりのプレッシャーの中
撮影したそうですが、「浩市さんには本当に色々なことを教えていただき、やさしくしていただき」と、どうやらまた浩市さんは共演者(男)にほれられてしまったようです。それを聞きながら浩市さんはテレまくりでした。

浩市さんはの挨拶は興奮しすぎていたせいか前半をよく覚えてません。たしか「動物と対峙していると、いろんなことがままならないことがまたよい」みたいなことをいってたような、どなたか覚えてる方お願いします!
後半は「題材は派手でなく、大自然を描いておりますが大スケールの映画でもありませんが、このサイズが日本映画としてここちいいものができたと思う」みたいなことをおしゃってました。

作品はといいますと、久々にすごく良い作品だなーとおもいました。浩市さんのいう「サイズ」の意味がすこしわかったような気もしました。 うん。このサイズ大好きです。

脚本、映像、キャスト、演出のバランスが非常に良かったです。 最近どれかが「ちょっと、うーん」とおもう事が多かったので、大満足です。 特に馬場の朝の映像が秀逸です。
もちろん、「浩市さん」の映画になってましたけどね。 「北海道厩舎のの親方」でした。北海道大地の匂いがしてくるようでした。


上映後、「ティーチイン」といって監督が再び登場して、質疑応答ができるセッションがあったのですが、監督のほかに伊勢谷さんも登場して、アットホームな感じで進みました。原作者の鳴海さんも会場にいらしていて、「大変感激した」とおしゃってました。

地味な題材ですし、そんなドラマチックな展開があるわかでもありませんが、とてもいい作品なので、何度もみたいし多くの人にみてもらいたいなーと思います。
なにか賞れるといいなー。公開がすごく楽しみです。

映画「雪に願うこと」IN東京国際映画祭レポート BY ほりさん

こんにちは。

>28日(金)に国際映画祭コンペ「雪に願うこと」を見てきました。

私も行って参りました。興奮していたので、メモをとることもできなかったのですが、覚えている限りで追加でレポさせていただきます。

>浩市さんはの挨拶は興奮しすぎていたせいか前半をよく覚えてません。たしか「動物と対峙していると、いろんなことがままならないことがまたよい」みたいなことをいってたような、どなたか覚えてる方お願いします!

何回か舞台挨拶で浩市さんを拝見していますが、照れているようだったり、多くを語らなかったりされるんですが、今回はコンペを意識されていたのでしょうか、すごく紳士的で、この映画に対する思いみたいなものを感じました。<映像になった時に、動物の素の演技ってすごいなあと思うのですが、俳優達も一生懸命演技しているので見て欲しい。こういう映画が日本映画の真髄(?)のように思う。>というような発言をされていたように思います。

>作品はといいますと、久々にすごく良い作品だなーとおもいました。浩市さんのいう「サイズ」の意味がすこしわかったような気もしました。 
私もすごくいい映画だなあと思いました。何回か涙しました。スケールの大きい映画もいいけれど、ああ、日本人ってこういう生活してこういう心を持っているんだなあと。都会人が忘れかけている力強さとかやさしさをかんじました。日本映画らしい映画で、浩市さんの演技がまさに本領発揮されるような映画でした。
根岸監督が浩市さんに役にはいる前に、<暴力で表現する>ということを要求されたようですが、弟をなぐるシーンがあるのですが(かなり本気で)、そういうことを通して、だんだんと弟とわかりあっていくのです。伊勢谷さんも浩市さんを絶賛、非常に繊細な俳優さんと言っておりました。男らしくて繊細、すごくわかりますよねー。で、伊勢谷さんは監督さんでもあるらしいのですが、僕の脚本がよければ出ていただきたいと控えめにおっしゃっていました。

>脚本、映像、キャスト、演出のバランスが非常に良かったです。
>もちろん、「浩市さん」の映画になってましたけどね。
そうですね。賞をとってほしいです。

映画「雪に願うこと」IN東京国際映画祭レポート BY まりもさん

私も昨日観てまいりました。
皆さん仰っているように、とてもいい映画でした。
原作は読んでいましたが、ストーリーがどうとか設定がどうとか、
なんの情報もなくポーンと差し出されたわけですが、
始まってすぐ、好きだなって思いました。
日々の生活の中で気持ちが動いてゆく、そんな話です。
浩市さんいいですよ。すっごくいいですよ。
愛情いっぱいのケリを私は入れられたいと思いました。
いろいろ書けなくて残念です。

舞台挨拶はもうあんまり補足することはないですが、
最後の写真撮影の時、真ん中にいた浩市さんが、
「伊勢谷、こっち」っていって伊勢谷さんを真ん中にしてました。
伊勢谷って呼んでるんですね。
伊勢谷さんはクールで気難しい人かと思ったら全然違って、
人なつっこくて、よく喋るし、自由人というか、
浩市さんの話のときは、体ごと浩市さんの方を向いて喋ってました。
キョンキョンはドンとしてて色っぽく、フッキーは可愛くみんなのアイドルでした。
蹄鉄を見せてくれたんですが、人間の顔より大きくて驚きでした。
体重は1トンもあるんですって。
映画で見たら確かに伊勢谷さんの顔と並ぶと
馬だけ拡大してるみたいにデカい(笑)。
首もすごく太くてどこからが胴体?って感じでかわいいんです。
でも実際目の前にいたら怖いと思うんですよねえ。
フッキーすごかったです。

映画「雪に願うこと」IN東京国際映画祭レポート BY みきさん

▼イクさん:
私も行って来ました。

>「浩市さんには本当に色々なことを教えていただき、やさしくしていただき」と、どうやらまた浩市さんは共演者(男)にほれられてしまったようです。それを聞きながら浩市さんはテレまくりでした。

「プライベートでも大変お世話になってます」ともおっしゃってましたね。さすが浩市さん、後輩の面倒見がいいですね。まさに大将!

>浩市さんはの挨拶は興奮しすぎていたせいか前半をよく覚えてません。たしか「動物と対峙していると、いろんなことがままならないことがまたよい」みたいなことをいってたような、どなたか覚えてる方お願いします!

私も薄ら覚えですが、「動物と仕事をしてると奴らには演じると言う概念がないせいか素のままの生命感だとか躍動感に圧倒される事がしばしばなのですが、その脇で我ら俳優陣がこまごま演じていてその心の機微を感じ取ってもらえればいいなと思います。邦画の歴史はまだ浅いですが僕はこの映画のサイズがとても好きでして、派手な仕掛けがある訳でも壮大なスケールで描かれてる訳でもありませんがこのサイズが日本映画の真髄・・・この辺曖昧ですみません。
「抽象的な物言いですみません」なんて浩市さんおっしゃってましたが、たぶん浩市さんが言いたいのは「サンクチュアリ」でおっしゃってた事と同じでハリウッドイズムに染まらなかった日本映画の良さ=そういう映画が好きって言う事なのだと私は解釈しました。

あと吹石一恵さんが挨拶された際に輓馬の本物の蹄鉄を見せてくれたのですが、比較対象になるべき普通の競走馬の蹄鉄の大きさが分からず、皆して「浩市さ〜ん」
と浩市さんに答えを求めてました。馬と言えば佐藤浩市!ちゃんと答えてらっしゃいました。またまた大将!な浩市さんでした。

舞台挨拶は一人一言で質疑応答もなくあっと言う間の短さで終わってしまいフォトセッションタイムになったのですが、舞台挨拶の立ち位置のまま中央に皆が集まったので浩市さんがど真ん中で伊勢谷さんが隣と言う具合になったのですが、浩市さんは素早くでもさり気なく主役の伊勢谷さんを真中にエスコートされてました。それがすっごい自然で大人の余裕の身のこなしって感じで改めて惚れ直してしまいました。

>作品はといいますと、久々にすごく良い作品だなーとおもいました。浩市さんのいう「サイズ」の意味がすこしわかったような気もしました。 うん。このサイズ大好きです。

当初この作品は故・相米監督が映画化するはずだったそうでその遺志を継ぐ形で根岸監督がメガホンをお取りになった経緯から、浩市さんの言う「サイズ」と聞いて真っ先に相米ワールドが浮かびました。何か事件がある訳でも派手なシーンがある訳でもなく暮らしの中の人々の心の機微が描かれてると言う意味で「あ、春」や同じ鳴海章さんの「風花」と同じ臭いがしました。

>脚本、映像、キャスト、演出のバランスが非常に良かったです。 最近どれかが「ちょっと、うーん」とおもう事が多かったので、大満足です。 特に馬場の朝の映像が秀逸です。

脚本に関しては原作にはない母親のエピソードやフッキーのやった女性騎手の役を盛り込んだ事がとても生きていたように思います。原作本の映画化って2時間の尺に納まり切らずに消化不良で終わるケースが多い中、この作品はとても上手くまとめられてたと思います。
何と言ってもキャストが脇の脇まで豪華で贅沢な映画だと思いました。
馬から湯気が立ち上るあの幻想的な朝の「絵」は鳥肌が立つ程美しかったです。
そして白樺の木立を車で走るシーンを始め大地の景色も癒される位美しかったです。

>上映後、「ティーチイン」といって監督が再び登場して、質疑応答ができるセッションがあったのですが、監督のほかに伊勢谷さんも登場して、アットホームな感じで進みました。原作者の鳴海さんも会場にいらしていて、「大変感激した」とおしゃってました。

「ティーチイン」初体験だったのですが観客の質問に監督そして伊勢谷さんが直接答えてくれると言うとても贅沢な時間でした。公開初日も舞台挨拶とティーチインをセットにして欲しい位楽しかったです。
願わくば浩市さんにも登場して欲しかったのですが・・・・

会場を出るとシネコンに繋がる階段の所に根岸監督と原作者の鳴海章さんが普通に
まるで一般人のごとくいらっしゃったので勇気を出して握手して頂きました。

長々と報告失礼しました。 次のページ

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