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▼まりもさん:
>墓石に刻まれていた薫と広次の年が4つ違いなんですよ。
>ジーンとなってるところで、ええーーー!って思いました(笑)。
森田版「海猫」では、邦一、広次、薫の年齢設定が原作通り
なのか、それとも年の離れた邦一・広次兄弟の元にやって
来たうら若き美しい嫁と言う設定なのか謎ではありました。
その辺の事については森田監督はインタビューなどでも
語ってらっしゃいませんでしたし。
監督は、原作に感銘して映画にしようと思った時点で、3人の
キャスティングがすぐ浮かんだと言うような事をおっしゃって
たので、年齢設定がどうのこうのと言う事はあまり重要な事
ではなく、それよりもそれぞれの役のキャラや心情表現で
魅せる映画にしたかったんじゃないかなって思います。
出来あがった作品を見ると、あの愛憎劇を原作通りの20代
の男優さんで演じたとして、演じきれる役者さんも思い付き
ませんし、浩市さんの邦一のような深みはなかなか出ないと
思います。
ラストで邦一が美輝と再会するシーンで、浩市さんをあえて
老けメークなどにしなかったのは、作りこんだわざとらしさ
よりも、心情を表現する事に重きを置いたのだろうし、何より
浩市さんの演技力にはそんな外見的な作り込みは不必要だと
監督は思われたんじゃないでしょうか。
私も老けメークなしで正解だと思いました。
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