アイテム詳細
ジェネオン エンタテインメント
グループ:DVD
ランキング:27283
価格:¥ 11,970
発売日:2008-03-21
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http://clubks.com/ksamazon/asin/DVD/B0013HFAYK/
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「こんな愛がしてみたい」大人の寓話集
(2008-04-05)
ありふれた日常から一転してギリギリの一線に追いやられた時、女と男の間には「愛」しかない。愛するしかない。愛するより仕方ない。愛するしかほかにない…石井隆が綴る「こんな愛がしてみたい」大人の寓話集。
Amazon限定ボックスのイラストにも象徴されるように、それらの作品群は「名美」と言う名の女が出逢う数奇な運命の物語だと言われる。が、実は「名美」という名の女を愛してしまった男たちのやるせない物語であることを、まるで鋭利なナイフを喉元に突きつけられるように思い知らされる…だけど男なら誰しも、一度はこういうやるせなさを背負ってまで、心底愛せる運命の女と出逢いたいものです。
最近の石井隆監督作品は衝撃的なイメージが先行してしまいがちですが、ボックス化された3本の作品群で見つめる女と男の機微は、『花蛇』や『人人』でもカタチを変えながら一貫して描かれ続けていることに気づかされるのは自分だけだろうか?今回のDVDリマスター再発売が、そういう視点で石井隆ワールドを見直す機会になって欲しいと個人的に願うばかり。
今回は低価格化にも関わらずHDニューマスターでクリアな画質&スクイーズ化が実現、旧版DVDの赤カブリも見事に修正されており、作品の魅力を改めて実感できる仕上りだと思います。旧版DVDを持っていると特典映像などの仕様にほとんど変わりなく購入するには迷いますが、コレクションするなら今回のニューマスター版だなと思います。ちょっと財布が泣いてしまいますけどね。
最後に願わくば、石井隆監督にはもう一度シフトチェンジして、「名美と村木」の濡れるようなメロドラマを描いて欲しいです。
美しい“失恋劇”
(2008-04-01)
深い闇、目を射る白い逆光、突然に降りしきる針のような雨…。
『死んでもいい』『ヌードの夜』『夜がまた来る』には石井監督がこだわる世界観が繊細な
タッチで描かれています。許されぬ二重の愛を狂おしく描いたもの、死体の処理に困って
右往左往するペーソスあふれる物語、殺された夫の復讐に命をかける若々しい未亡人の凄惨
な旅路といったように、一見すると主人公の名前が“名美”というだけで脈絡のない組み合
わせに思えます。
しかし、こうして改めて観直して思うのは、この三作が共に“振り切れない想い”に翻弄
された逡巡の物語だということで、つまりは恋愛劇ではなく“失恋劇”なんだ、ということ
です。心から愛した者の喪失が自らの手によって、はたまた間接的に為された結果、名美は
いつも失恋してしまう。そうして愛した者との永別をようやくにして理解し絶叫し、忘れら
れないよ、別れられないよ、どうしたらいいの、と狂ってしまうぐらいに考えます。
“憧れていたあいつ”の笑顔など、いくら探したってどこにも見えはしない。それでも追い
求めていった末に“ひとつの行動”に集束してしまうんですね。
石井監督はその顛末を決定的に描くことなくスクリーンを闇に閉ざします。あとはアナタタチ
が名美となって考えなさい、アナタタチが名美となって“情念の劇”を完遂しなさい、と私た
ちにバトンを渡して去っていくんですね。託されたことが分からずに置いてけぼりにされる
ランナーも多くいます。イジワルですね。
石井隆監督の文法をよく知る人にとっては、描かれなかったドラマこそが身を切られるような
哀しいクライマックスであると解り、これを幻視してようやく物語を“看取る”ことになりま
す。自分の胸の中で映画世界が継続していくことに高揚し、一種の麻薬的な快感がともなうのだ
けれど、その“看取る”役回りはちょっとしんどいものが時にはあります。最近失恋しちゃっ
た人には相当に身に応えちゃうかもしれませんね。だから、これから“運命のひと”に出逢え
る可能性があり、生き生きとした“人を愛し愛される時間”が巡ってくるだろう若い映画ファ
ンにこそ是非観てもらいたい、そう思うんです。心からお薦め出来ますよ。
「夜がまた来る」がお勧め!
(2008-02-27)
それぞれ名美に扮する女優さんたちが、体当たりで熱演した(要するに、ヌードになった)映画3本セットです。
私は中でも「夜がまた来る」が好きです。それまで清純派で売っていた夏川結衣が、永島敏行とのベッドシーンや、喪服姿でのレイプシーン、浴場で椎名詰平に犯されるシーン、根津甚八の顔に裸の股間を押し付けて、「クスリくれよ、やらせっからさ」と迫るシーン、裸のまま拳銃の撃ち方を教わるシーンなど、全裸での熱演に挑戦した過激な映画です。

