アイテム詳細
アミューズソフトエンタテインメント
グループ:DVD
ランキング:4211
価格:¥ 3,416
発売日:2008-04-25
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レビュー(Amazon.co.jp)
プロダクションの大幅な向上を誇る『ヒルズ・ハブ・アイズ』は新世代のホラー・ファンを喜ばせ、オリジナルである1977年のウェス・クレイヴン監督作品『サランドラ』の熱心なファンの機嫌を逆なですることもないだろう。クレイヴンが低予算で作りあげたオリジナルの荒削りな衝撃の価値は、今でも特筆すべきではある。当時、ホラーはポップ・カルチャーのスラム街的な地位にあり、大手のハリウッド作品の格下と見なされていた。新世紀に入ってホラーの興行収入が息を吹き返し、とにかく重要な十代の層に人気があるこのジャンルで稼げるようになった。こうした流れを組んで、フランス人監督のアレクサンドル・アジャが世界的にヒットした『ハイテンション』の次回作として、初のアメリカ作品となる同じように暴力的な映画でハリウッドでの評判を高めようとしたのも、自然な成り行きである。グレゴリー・ルヴァスールと共同で脚本を手がけたアジャは、クレイヴンのオリジナル作品に驚くほど忠実である。口論を続けていた家族の車とトレイラーがニューメキシコ(実際はモロッコで撮影された)の人里離れた砂漠で故障する。そこで一家は、異常者の集まりである地元の家族に支配され、暴力を振るわれ、殺害される。1950年代と1960年代に行われた331核爆弾の残存放射能によって突然変異した家族なのだ。忘れがたい残虐な方法で数人が殺害された後に、生き残りたちは異形となった犯人たちを出し抜く。犯人たちは恐ろしいメイクアップ(特にリーダー役“リザード”のロバート・ジョイ)に彩られているが、オリジナルのホラーのアイコン、マイケル・ベリマンほどの強烈さはない。アジャの手による今風の『ヒルズ・ハブ・アイズ』は、残忍性と退化を掘りさげており、余計なものを取り払い、登場人物を純粋な復讐の恐怖の状態へ導いている。語りの点では満足にはほど遠いが(語るべきストーリーがほとんどないため)、完全な憎悪を表現する試みとしては、申し分のない効果をあげている。(Jeff Shannon, Amazon.com)
カスタマーレビュー ![]()
「クライモリ デッドエンド」との比較
(2008-06-24)
この映画を批評するのに避けては通れないのが「クライモリ」シリーズ。嘘だろって言うくらい内容は一緒です。だがしかし大きな違いが。それは何かといえばスタイリッシュな映像はこの映画だし、単純に怖いのはこの映画の方です。道徳的にもエグイのもこっちです。もしスプラッター映画にエロとバカと笑いを求めるなら「クライモリ デッドエンド」をオススメします。最初の殺人シーンでドキュメンタリーぽくていかにシリアスなスプラッターかがわかります。
いい映画です
(2008-06-22)
ぶっちゃけホラーじゃないです
見る人を恐怖させる展開はありますがそれが主題ではなく
あくまでも「物語」を見せることを念頭に置いた映画だったと思います
情け容赦の無いシビアな映画です
主人公たち一人一人を襲う、悲劇と死があっさりと重く、後味の悪さが秀逸です
そしてその後味の悪さが物語における主人公たちの行動に説得力を与えています
映画としての完成度がかなり高く、物語の進行が徹底的にリアルで不自然さをほとんど感じさせません
さらにきっちり主人公たちに感情移入させてくれて、最後まで飽きることなく見終わる事ができます
後これは私見なのですが
この映画は、モンスターと人間の死闘ではなく
価値観と見た目の違うただの人間の起こした凶行と、それに巻き込まれた家族の戦いを描いた映画だと思いました
ファイトだ、メガネ君!
(2008-06-15)
ストーリーはけっこう「サランドラ」に忠実でした。でも、作品のテンションは段違いに上です。
都会から来た家族とミュータント食人家族の対決は、アジャ監督のデビュー作「ハイテンション」をしのぐ
残酷描写で彩られ(日本版はちょっとカットされているらしいですが)、
とくに中盤以降の激しい殺し合いにはアドレナリンが出まくり。ホラー映画ファンにはぜひ見て欲しい作品です。
あと、他の方のレビューに、ミュータントの奇形家族を描くべきではないという意見がありますが、
この映画はあくまでもフィクションですから。フイクションと現実の出来事を強引に結びつけ、
正義感面して説教を垂れるような大人だけにはなりたくないものです。
君に見えるモノはなにか
(2008-06-04)
クライモリシリーズと同時期に観ましたが、こっちはセンスがいい。
物語に繋がる背景描写もしっかり出来ていて、導入部分も違和感がない。
ただグロテスクに見せようとするのではなく、緊迫感もあり、ハラハラドキドキさせられる。
最後に見せた少女の瞳がとても物憂げで切なくさせる。
終末感
(2008-05-29)
ツタヤグループに取り扱いを拒否されてしまった作品。理由は描写にある、ということでしたが、残虐極まるから、というわけではなさそうです。ゴアシーンの残酷度は「クライモリ」と同じくらいのレベル。むしろ、大人しいくらいです。問題になったのは、核実験の被害者が奇形化して人を襲う、という設定にあるのでしょう。
冒頭、核実験のフィルムと、様々な奇形児の写真が、延々と繰り返し交互に映され、さすがにこれを被爆者が見たら嫌な気持ちになるだろうな、というような印象はありました。しかし、この場面がなければこの映画の生々しさは出なかったでしょう。米国の砂漠で繰り返された核実験に対する恐怖が、この映画の単なるエンタティンメントではない不気味さにつながっています。それは差別とはいわないまでも、人を不快な気持ちにさせる要因でもあり、ホラーはそういう暗部を描くのが宿命ですから難しいです。
砂漠で立ち往生してしまう一家はなかなか丁寧に描かれていて、十分にタメがあるので、その後の展開にも緊迫感がありました。
もちろん斧で体をたたき割ったり、生きたまま焼いたりというゴアシーンはありますが、赤ん坊や子供が残虐に殺されたり、女性が監禁していたぶられたりレイプされたりという場面はないので、他のホラーに比べるとむしろそれらの点では一線は超えていないといえます。
それでも異様な雰囲気があるのは、中盤に出てくる放射能で廃虚と化した(と思われる)町の描写などがいいからでしょう。
奇形化した一家のメークはオリジナルの「サランドラ」に比べてかなり進んでいます。もうほとんど人間ではありません。しかし、人食い場面はちょこっとしかありませんでした。
砂漠の空の色の奇妙な青さは、何となく終末感を漂わせており、文明が機能を失ってしまった世界の恐ろしさがよく出ておりました。

