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アイテム詳細

横溝正史
橋本忍

松竹ホームビデオ

グループ:DVD

ランキング:27337

価格:¥ 2,800

発売日:2008-01-30

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カスタマーレビュー

山崎努の怪演がみどころ  (2008-04-19)
この映画は、実在した津山事件をモチーフに金田一耕助が活躍する連続殺人事件の探偵ものである。
30年以上も昔の作品のため、紙芝居的な絵ズラが気にならないわけではないが、まず飄々とした金田一役の渥美清には安定した重みを感じる。私的には石坂浩二が金田一役としては最適と感じるが、渥美もいい味をだしていた。
圧巻なのは、この映画で主人公の兄役と父親役の二役を演じた山崎努である。まったく、役になりきる本物の俳優であり、言葉に絶する迫力があった。現在の廃れた、没個性ばかりいる画一的な俳優陣の中では秀逸の存在である。
是非、一度は鑑賞したほうが得策である。

「八つ墓村旅行」を楽しみましょう  (2008-04-06)
 これは横溝正史の『八つ墓村』を素材とした、一種の“怪談”であると思います。『番町皿屋敷』とか『四谷怪談』を観るつもりで鑑賞するのが良いでしょう。
 内容は首尾一貫して過去の因縁に基づく“祟り”の物語となっていて、正体の知れた犯人が鬼の形相に変化するあたり、まさしく日本の怪談噺そのものです。毒殺の場面も非常にリアルだし、現実の中に悪夢を甦らせる映像の魔術には舌を巻きます。全国各地をロケして「八つ墓村」がいかにも実際に存在する村であるかのように描き出した功績も大きいはずです。映画館の大スクリーンで観るともっともっと迫力があるでしょうし、劇場の薄闇の中なら恐怖感も一層増すでしょう。テレビで観るには惜しい作品です(特に鍾乳洞のシーンは、明るい部屋で見ると“何が映っているのか見えにくい”感が強くて恐怖も半減し、非常に残念でした)。
 それから、渥美清の金田一さん。背広に麦藁帽という出で立ちで、叩き上げの刑事みたいに地道で粘り強い調査をし、決して大胆な推理をしないところが面白い。脇役に徹し、まるで八つ墓村観光案内役か事件解説者のような、淡々とした口調、仕事ぶりです。原作とはまるで違う金田一像なのに、“金田一さん”の飄々とした雰囲気が非常によく出ていて、なぜかとてもぴったりしていました。
 この作品、ミステリーとしての謎解きを期待すると少々当てが外れます(八つ墓村の村人128人全員が殺される計算になる、という村の駐在さんの推理は面白かったです)が、舞台となる“村”そのものを味わうつもりで観ると、怪奇浪漫に浸れるでしょう。

メニュー画面がグッド!  (2008-02-06)
市川監督が後に再映画化しましたが、そちらは小品な印象でした。時代設定を公開当時の現代にした本作の方が原作のイメージに沿った印象を受けるのは地域性や土着色を映像化する手腕が八つ墓村という作品に関しては市川監督より野村監督の方が合っていたのと演技陣の層の差だと思いますね。しかしリメイクの犬神家見ても最近の役者ってダメだなぁとつくづく思いました。それとよく金田一があまり活躍しないから《渥美清が金田一だから》などの声が聞かれますが原作は他作でもそうですが基本的に金田一は脇役です。特に八つ墓村は辰弥が主人公なので、でしゃばらない金田一は正しい扱いだと思います。

ほとんどホラー  (2008-01-29)
渥美清が金田一を演じているが、あくまで狂言回し的な役どころで、あまり活躍しないため印象は薄い。トリック的にもあまり斬新なものではないため、市川版金田一シリーズと比べると、ミステリー的な面白さはあまりないが、本作の魅力は小さい子供などが見たらトラウマ必至の冒頭のシークエンスだろう。首がとぶ野武士の死に様、山崎努の32人殺しの異様な扮装と殺しっぷりは現在では再現不可能の物凄い迫力だ。殆どオカルトホラー状態なので、そういったものとして見る方が楽しめる。市川版のような芸術性はまるでないが、見世物感覚のおどろおどろしさはこちらの方が上だろう。

山崎努の多治見要蔵が凄い  (2008-01-01)
 横溝正史の原作を橋本忍が脚色し野村芳太郎が監督する上に、渥美清が金田一耕助を演じると聞いて、原作のファンは期待したことでしょう。特に渥美清がボサボサ頭でひょうひょうとした金田一耕助を演じれば、これまでで一番原作に近い金田一像になると確信していましたが、出来上がった作品では金田一は脇役で、風貌もおそらく同時期に製作された「犬神家の一族」の石坂金田一を意識してか、わざと現代風にしています。最後の方は推理というより、家系調べとかに行ってしまってあまり活躍しません。
 話の内容も推理物というよりはオカルト風になってしまっていますが、それでもこの作品が忘れがたいのは多治見要蔵の32人殺しの場面の凄まじいインパクトにあります。満開の桜の中を異様な装束で走り抜ける美しい場面で始まり、後は老人だろうと赤子であろうと容赦なく手当たり次第に殺戮していく描写の凄まじさと山崎努の鬼気迫る演技(彼は多治見久弥も演じており、こちらの死に方の演技も凄かった)は一度見たら脳裏から離れない強烈な印象を残します。他にも多治見家炎上シーンなど撮影の美しい場面も多々あり、萩原健一をはじめ豪華キャストの共演も楽しめます。

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