佐藤浩市関連グッズ特集

アイテム詳細

西田敏行;鹿賀丈史;田中裕子;賀来千香子;緒形直人;佐藤浩市;樹木希林;田中健、蟹江敬三;小林稔侍

ジェネオン エンタテインメント

グループ:DVD

ランキング:12928

価格:¥ 33,880

発売日:2007-10-24

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カスタマーレビュー

幕末を学ぶ最良のテキスト  (2008-02-21)
幕末から維新の歴史を知りたいという一般の人にとっては、本やドキュメンタリーを含めて、今手に入るもっとも最適なテキストではないかと思う。これが総集編になると、薩摩藩士たちの様々な苦悩や情熱が伝わってこないので、やはりこの全巻セットを鑑賞することをお勧めする。

後世の人には推し量りがたい西郷隆盛の人徳と魅力はもちろん、その弱き部分も正直に描かれている。また、過小評価されてしまう事の多い、大久保利通の魅力と特質も十分に描写されている。大久保利通の光と影を知りたければ、本DVDがもっともふさわしい。

第一巻は、西郷吉之助の島流しにおける愛加那とのメロドラマ的描写と、イギリス艦隊へのスイカ売りの場面を除けば、冗長な部分がほとんどない、硬派なドラマとなっている。これが第二巻になると、維新の志士たちの家庭描写にも重きを置いた構成になっていく。

幕府を倒し、新生日本を創りあげるための、薩摩藩士の凄まじい情熱が、演じる俳優達に見事に乗り移っている。現代の日本の状況を鑑みるに、かっては異国と対等に渡り合える、「智仁勇」に優れたサムライが存在したのだと、思うたびに涙を禁じえない。

12回目での「日本を立て直すためには、まず既存の権力にとりいるしかない」と、刀を畳に突き立てて決意する壮絶な大久保の描写がいい。17回目では寺田屋での同士討ちにおける、大山綱良の返り血を浴び刀を捨てた上での決死の説得が印象に残る。18回目では、したたかな公家を取り込む大久保の策士ぶりと忍耐力が印象的。26回目では倒幕に至るまでの大久保、岩倉の様々な策謀、陰謀が興味深い。27回目でようやく王政復古の大号令が発せられ名目上、徳川幕府が御役御免となる。

放送時の第一部の最後が、この第一巻に収められていないのを不思議に思うかもしれないが、王政復古以降は、大久保による新国家建設の過程に入るので、実はちょうど良い区分となっている。

吉之助さあ!  (2008-02-03)
 「翔ぶが如く」第1部は幕末編。
 黒船来航より昔,薩摩藩のお家騒動「高崎崩れ」から始まり,若き日の西郷と大久保の政治思想や反骨精神の基礎となったものは何であるかを知ることができる。
 そして勝海舟や坂本竜馬らとの出会いにより幕政改革から倒幕へと方針転換していく過程をじっくりと描いている。少し冗長な感じがしないでもないが,これが明治編への序曲となるのである。まことに歴史とは面白い。

激動と感動のドラマ  (2008-01-28)
原作は司馬遼太郎による「翔ぶが如く」他数編の著作となっているが、このドラマは司馬氏独特の冷めた目で歴史を俯瞰して描写する描き方とは全く異なり、ドラマ作りに参加したすべての人達が目いっぱいのめり込んで作り上げた力作といってよい。全編を通じて、その密度の濃さと熱気に圧倒され、幕末・維新の頃の異国の脅威に立ち向かった激動の日本を直接肌で感じることが出来る。
ドラマは、西郷と大久保がともに薩摩藩の下級城下士として働いていた頃から西南戦争終結後までの、およそ30年余の期間にわたる物語である。全46回の各回に山場と言えるようなものが用意されていて、しかもどの回も次回どうなるのかと期待を抱かせて終わるように作られている。
俳優たちの演技はいずれも好演・力演であるが、中でも西郷隆盛と大久保利通の両雄を演じた西田と鹿賀の演技は秀逸である。30数年の時の流れの中に、少しづつ変化する表情と動作の違いを、実にうまく演じ分けている。特に西田の演じる西郷は、そのときどきの状況と自分の立場によって、顔の表情、目の表情が微妙に変わるのが分かる。画面上で表現されるのは、あくまで西田西郷なのだが、回を追うにしたがって、これは本当の “西郷さん”と思えてくるから不思議だ。後半の西郷軍挙兵からあとは、結末を知っているだけに涙なくして見ることは出来ない。最後の場面で村田新八が弾く、手風琴のメロディーの何と悲しげなことか。
同じく幕末・維新を舞台にした大河ドラマは、これ以前にも以後にもいくつかあるが、本作品はそれらの中で、間違いなく最高の傑作である。ことによると、大河始まって以来45年間の最高傑作かもしれない。レビューの最後になってしまったが、小山内氏の脚本と一柳氏の作曲による音楽のすばらしさを忘れてはならない。

なこよかひっとべ!  (2007-11-19)
凄烈。西郷・大久保という理解し辛い二人の巨人を、真正面から描いた大作。清々しい青春群像劇から始まって、悲劇、喜劇、政治劇と、あらゆる要素がある。さらに特筆すべきは、人間と、時代との双方を描いたこと。やはりこれは何よりも歴史劇なのだろう。それも極上の。司馬遼太郎の原作とは大きく色合いが違うが、これは独立した作品として大いに酔える一品である。この第一集では、なんといっても蟹江敬三演ずる大山格之助。あとは見るべし。

大河ドラマ最後の傑作  (2007-09-03)
遂にと云うよりはやっと出るんかいと云いたい完全版。大河ドラマ史上司馬文学を原作に戴いた作品としては国盗り物語、花神と並んで1、2を競う秀逸な作品である。
原作では弱小日本が維新以後、新生近代国家を目指す中で維新の立役者西郷隆盛と大久保利通の征韓問題での対立を軸に日本最後の内戦、西南戦争へと導いてしまった根幹は何なのか?を司馬史観で推察していく小説である。このドラマ化は前半部分を幕末から維新まで描き、後半を前述した維新から西南戦争までと云う構成になっていて私観的には小説よりこのドラマの方が感情移入出来て感動した。維新の盟友西郷と大久保の若き日の友情を書き維新を成し遂げて以後国家創造の狭間で対立する事を余儀なくされた過程が丹念に描かれているからだ。
西田敏行と鹿賀丈史の西郷と大久保は絶品だ。
近年のおちゃらけムードの大河ドラマにはない骨太の作品である。

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