アイテム詳細
ハピネット
グループ:DVD
ランキング:38517
価格:¥ 4,242
発売日:2007-07-27
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レビュー(Amazon.co.jp)
???専業主婦の敏子はふたりの子どもを育て、夫の身の回りの世話をして生きることに何の疑問も不満もなかった。ところがある日突然、夫が亡くなった。そのとたん、噴出する数々の問題。アメリカにいた息子は嫁と子どもと帰国し、同居するといい、娘は自分の居場所がなくなるから反対をする。自分勝手な子どもたちにうんざりしていたときに、ふとしたはずみで知ってしまった夫の浮気。夫は会社の同僚の女性と長年にわたり不倫していたのだ。親友4人に励まされつつもどうしていいのかわからない敏子は、ひとり家を飛び出した。
???桐野夏生の原作を『顔』などの坂本順治監督が映画化。もう若くない平凡な主婦が、夫の死をきっかけに社会、世間を知り、あちらこちらの壁にぶつかり、失敗をしながらも、自分の人生を自分の足で歩んでいくまでを描いた痛快爽快な女の物語。自分勝手ながらも母親を思う子どもたち、夫の愛人との緊張感漂う関係、楽しい親友たちなどなど、平凡な中に登場人物その人なりの個性を際立たせた坂本監督の手腕と、役者たちの巧さに舌を巻く。ヒロインは風吹ジュン、愛人に三田佳子、娘役に常盤貴子、ほか豊川悦司、加藤治子、林隆三が出演。特に風吹と三田、妻と愛人の対峙シーンの静かな中に渦巻く情念は怖くて悲しい。(斎藤 香)
カスタマーレビュー ![]()
細かい演出が秀逸
(2008-02-20)
夫(寺尾聡)に先立たれた専業主婦(風吹ジュン)の、女としての自立をえがいた秀作。夫の愛人役の三田佳子をはじめ、出演陣の豪華な顔ぶれを見ているとシネカノンがかなりの力を入れて世に送り出した作品であることが伺える。興行的には今一歩だったような気もするが、いつものキムチ臭さは抜け、純和風のテイストに仕上がっている点に好感がもてる。
実際に映画を見るとわかるのだが、登場人物たちの微妙な<心のゆれ>を捉えた繊細な演出が秀逸である。役者のアドリブではなく、阪本監督が一つ一つ細かい指示をベテラン俳優たちに与えたであろう工夫の跡が随所に発見できる面白さをそなえた映画でもある。
世間知らずの専業主婦が、相続のいざこざからビジネスホテルに雲隠れしてしまうくだりなどは、危なかしくてとても見ていられないものがある。強い強いと揶揄されがちな平成のオバサンではあるが、それはあくまでも家の中だけのこと。一歩外に出れば、こんなにもか弱く同情を禁じえないのは、やはり阪本監督の繊細な演出が成功しているなによりの証拠であろう。

