アイテム詳細
ジェネオン エンタテインメント
グループ:DVD
ランキング:4668
価格:¥ 9,240
発売日:2003-10-24
只今品切れ中
このページのURLは
http://clubks.com/ksamazon/asin/DVD/B0000CBC7Q/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
カスタマーレビュー ![]()
映画よりも重厚なドラマ
(2008-04-22)
向田邦子の「阿修羅のごとく」。姉妹四人の配役も重厚。このドラマの最初の放映は20年以上前のことだろう。
今観れば向田ドラマに適材適所に登場する加藤治子さんが48才という設定なのが新鮮だ。
この人のセリフ回しの天才的なところは、ここでも充分すぎるほど感嘆させられる。ほかのみんなもみごとはまり役でした。
八千草薫さんは、よく知っている時期の可愛いあこがれのおかあさんだし、普通の奥さんの怖さもじわじわ沁み出ていてドラマでも中心的な人だ。
石田あゆみさんも年代的にもあらゆる点で適役。
わが青春時代、デビッドハミルトン、そのヌード写真のデビューの頃の絶世のタヌキ顔の魅力の風吹ジュンさんも、ほかの姉妹の演技のうまさにもうのせられたようにすばらしかった。
演出者の熱意が伝わる贅沢なドラマだ。演出者、顔もあっツいけれど・・。
向田邦子さんのうなる繊細な心理描写の巧みな表現で浮き出てくる、ちよっとした人の内面のエロスや怖さが堪能できる贅沢なドラマ。
宇崎竜堂の味
(2006-11-02)
宇崎竜堂が、驚くべき存在感を示している。そうそうたる女優陣の中で、四姉妹を引き立てている。いい味を出している。彼の存在なくしては、この作品の畳み掛けるようなリズム感は描けなかったに違いない。配役の妙である。
20数年たった今でもNO1
(2006-04-22)
たしか中学の正月明け、コタツで母親と一緒にみて
面白さにグイグイひきこまれ、はまったのを覚えています。
以来、向田邦子は私のなかでお気に入り脚本家になりました。
ドラマとしてもあの緊張感を凌駕するものはいまだ無し。
しいて言うなら、同じNHKでやっていた佐々木昭一郎氏
の映像詩「ユートピアノ」(だったかな?)ぐらいです。
当時NHKがいかに高レベルだったかがわかります。
なんとかスガコなんかと同列にできない、まさに日本ドラマ界
の金字塔といっていいと思います。
TVドラマ史上に残る名作!
(2005-06-11)
テレビドラマの史上ランキングがあれば、おそらく10本の内の1本には入る傑作である。おもしろくて、おかしくて、おそろしくて、かなしくて、あったかくて・・・。人間の持つ喜怒哀楽をすべて凝縮したようなドラマだ。今、これだけすごいドラマ書ける人は見当たらない。何度見ても飽きないおもしろさ。最近映画化された森田版を見て、つまらなかったと言う人がいたら、ぜひこのオリジナル版を見て欲しい。お勧めです。
女は阿修羅か
(2004-09-18)
適齢期から熟年にわたる4人姉妹と彼女らの両親および姉妹の恋人・配偶者・不倫相手などが登場する向田邦子の作品である。1979年に NHKTV で放映されたドラマで、好評のためのちに森田敏光監督によって全く別のキャストで映画化もされた。
ストーリーは、一口では言い尽くせないような複雑なものであるが、決して珍しい話ではなく、説明しても余り意味がない。ケース裏の解説の一部を引用すると「一見、平穏そうな家族関係のかげに密かに渦巻く嫉妬や猜疑心を、辛辣に、繊細に描き出した」作品である。
このドラマの真価は、作者特有のディテール描写のリアルさにあると思う。例えば、母親が娘と白菜を漬けながらさりげなく自分の心境を語る場面、次女が長女を訪ねるとたまたま長女の不倫相手がおり、彼が早々に退散したすぐあとに出前の鰻重が届き、長女がそれを何食わぬ顔をして次女の前に出すと、普段穏やかな次女が激しい気合いでちゃぶ台から払い落とす場面。
阿修羅は「インド民間信仰の魔賊」で、外面はよいが、内は猜疑心が強く、他人の悪口を言い合うものたちだという。このドラマに出てくる女性は、「悪口」はともかくとして、猜疑心や嫉妬心のすさまじさで見るものをたじろがせる。テーマ音楽のトルコ軍楽も、心が持ち主の意思とは無関係に動くことを示す点で不思議な効果を示したと言えるだろう。
因みに、映画版と比べると、TV版は主要登場人物の抱える問題をそれぞれ丁寧に描いているが、映画は短縮した分ややもの足りず、またキャストもTV版が優れている。とくに、男性恐怖症の三女を演じた「いしだあゆみ」とその相手役の宇崎竜童は、ともに不器用に生きる人物を誠実に演じて好感が持てた。

