佐藤浩市関連グッズ特集

アイテム詳細

大林宣彦
南柱根

パイオニアLDC

グループ:DVD

ランキング:36463

価格:¥ 4,935

発売日:2003-09-10

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カスタマーレビュー

いまのアラウンドフィフティは感性が違うのでは・・・  (2008-08-30)
自分は映画の中の世界よりもしばらく後の世代だが、実際には今の50代の人たちの感性もそんなに変わるものではない。それがローカルの話であれば違うのかもしれないが、正直大林監督から見た50代の見方、という気がするのだが。それと「街の映画」というだけあって、俳優の存在感が希薄だったのも不満。ほんの少し前の映画なのに、ノスタルジーではなく単純に「古い」感じがするのだ。三浦友和とベンガルはさすがの実力であり、細山田隆人と須藤温子も好演だが、若手俳優の青春の「酸っぱさ」が足りない。また須藤温子を「新人」とするのも昔のシャシンぽくて演出としてはよいが、もう数作出演歴があり、CDも出している女優としてはどうだったのだろうか、と。今は昼ドラとかでがんばっているようだが、大林監督の見込み違いがあったとすれば、この役を長澤まさみに振らなかったことだろう。東宝の売り出し女優を大映がメインにしたくなかったのかもしれないが、やはり登場すると輝きを感じさせる存在感はさすがである。長澤がヒロインであれば全く違う完成度になっていたのでは。役名が夏帆っていうのも(なつほと読むが)何かの偶然か(笑)。悪い出来ではないがカタルシスが薄い気がするので星3つ。メイキングは大林ワールドが聞けて4つ星だけど。

年齢が映画を評価する  (2008-03-07)
この大林映画を本当の意味で理解するには、監督自らが言っているように50歳という年齢が必要だろう。若い層の人間には理解できない、その年齢になって初めて理解しえるものが潜んでいる。そういう意味でこの映画の評価は二分されるだろう。私まこの年齢に達して初めてこの大林映画の本質を知ることができた。

水田の痛切  (2007-09-26)
勇気を持った挑戦、冒険というのは、新しく思えるモノへのもの、とは限らない。
大林映画が時代に翻弄されず、注意深く誠実に、普遍的個人映画の水源へ、川を遡るように回帰するたびにあらわれてくるものがある。
それは、時代がますます忘れ去り、ときに嘲笑され見向きもされず、立ち止まらない大人の時間と、急かす時代が捨てていこうとしているもの、柔らかな心の通路の奥から聴こえる、おさな子の声である。
大林さんはそれを「正気」と呼ぶ。

「なごり雪」が撮影に入ったころすぐに、ニューヨークでの9.11-テロがあった。
「こんな1本の恋愛映画を撮っていることに意味があるんだろうか」という無力感があったと言う。
しかし「これは映画の責任でもある」映画のように見えてしまうあの映像、音とは・・と、ふたたび映画の撮影は進行しはじめた。

「なごり雪」での「水田の痛切」は、ぼくらに愛おしいほど届いてくるのではないかと思う。ぼくは、ベンガルさんの着ているよれよれの服での立ち姿ですでに泣けるのだが。

大林さんは映画のパンレットの中で、自身こう書いている。
「今古里の駅のホームで流す水田の涙は、決してかつての「恋愛映画がそうであったようには、甘くむせぶ「感涙」などではあるまい。
それはここ数十年「恋されない者」であり続けた「日本自身」ヘの「慙愧」と「贖罪」の「号泣」でこそあるだろう。祐作は今ようやく「一所懸命」に辿り着いたのだが、水田の「一所懸命」はとっくに消費つくされていたのだから。」

「なごり雪」というより「木綿のハンカチーフ」?  (2007-01-08)
 最初から最後までとにかく暗い恋愛映画です。その原因は、相手の女性が最初から最後までずっと病院のベッドで意識不明の重体となっているからです。若い頃の恋愛も悲しい女性の物語なのです。

 男を思う一途な女と、それに応えられない男。その構図が映画の中でずっと続きます。この暗さに耐えられるでしょうか。人それぞれの恋愛経験は違うでしょうが、どこか共通点があって、この映画を観ると、何か感じることがきっとあるのではないかと思います。

 こんな恋愛映画は過去になかったのではないでしょうか。作者の過去の思い出をそのまま映画化しただけなのではないか、と想像すればそれまでですが、斬新と言えるのではないか、とも思います。

 観ている途中は、ちょっと退屈に感じることもありますが、終盤に近づくに連れ、なぜか引き込まれていきます。観終わった後は、さらに何かジーンときます。

 この映画は「なごり雪」という名曲が前提としてあり、映画の中でも、その歌詞がところどころに出てきます。だからどうしても歌からできた映画という印象になってしまいますが、この映画は歌がなくても十分独立して観られたのではないかと思います。逆に歌がなかったら、もっと純粋にいい映画になったのではないかとすら思えます。もっとも興行的には、名曲の力を借りた方が儲けるでしょうし、実際、そうだったのかもしれません。ただ、映画としては、もったいないという気持ちも持ってしまいました。

ねらいはわかるが  (2006-07-18)
何を言わんとしているのか、さっぱり要領を得ない作品。地方であるのに方言でない。核心である雪子は包帯にくるまれたまま。肝心の雪は発砲スチロールをまき散らして終わり。それはそれでよいとしても、主な登場人物が、すべてをオブラートに包んだようなせりふの言い回しにがく然。スローなテンポと素人芝居に、次第に怒りが込み上げてくる。三浦友和もベンガルも、もっと生かしようがあったであろうに。脚本の出来の悪さと、なごり雪という名曲に安易に便乗した作り手の品の無さが露呈している。

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