アイテム詳細
東映ビデオ
グループ:DVD
ランキング:10245
価格:¥ 4,725
発売日:2003-06-21
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レビュー(Amazon.co.jp)
???晶子(吉永小百合)は親兄弟を捨て、歌の師である与謝野寛(緒形拳)のもとに走る。やがて11人の子持ちとなった晶子は、女流歌人として脚光を浴びる。ある日作家の有島武郎(松田優作)と出会った晶子は、その個性に強く惹かれ、日ごと募る熱い思いをついにうち明けてしまう。
???与謝野晶子、有島武郎、松井須磨子といった、大正時代に実在した文化人たちに、第一線の俳優たちが扮し、その激情の日々を描く。例えば吉永小百合演じる与謝野晶子のキャラクターなどは、下手な演出にかかれば男から男へとよろめき歩く、無節操な主婦としか写らないが、微妙に揺れ動く女ごころを的確に捉えているあたり、さすがは巨匠深作。オールスター・キャストの中では、松井須磨子に扮した松坂慶子の、ややエキセントリックな演技が印象に残る。当時の風俗を再現した美術、そして女優陣が身にまとう衣装など、華麗な映像が楽しめる一編。(斉藤守彦)
カスタマーレビュー ![]()
素晴らしき邦画の底力。
(2008-06-15)
巨匠深作欣二がオールスターキャストで手がけた大正ロマネスク作品。。。
と言うと敷居も高そうに思えますが、作品的には見所満載のザ・シネマに仕上がっています。
特に見物は実在の人物に扮した豪華俳優人。
吉永小百合の与謝野晶子、緒形拳の与謝野寛、風間杜夫の大杉栄、松坂慶子の松井須磨子・・・
それぞれが持ち味を最大限に発揮し、表面上でない(内面から絞り出すような)演技を観せてくれます。
その中でもやっぱり存在感が違うのが、有島武郎を演じた松田優作。
静から動、正常から狂気、人間の弱さや怖さを表現する演技は今観てもやっぱりすごいです。
(ちなみに森田芳光監督の「それから」で演じた代助役もそうですが、松田優作の着流しは本当に絵になります。)
俳優の内面を最大限に引き出そうとする深作監督の演出も素晴らしいです。
以前から(蒲田行進曲とかもそうなんですが。)深作監督の画面フルに人物を配した演出が「映画だなー」と思わせてくれて好きです。
(この映画だと楽屋裏での松井須磨子と島村抱月を奥の人物まで引いて撮るシーンとか、松井須磨子の長セリフのシーンとか。)
いつ観ても画面の端々まで緊迫感があります。
いずれにしても最近の邦画では観られない骨太の作品です。
豪華絢爛!大正絵巻!!
(2007-11-24)
大正時代の有名人総出演という豪華なお話です。
与謝野晶子を中心に夫の鉄幹、松井須磨子、大杉栄とその妻野枝、そして有島武郎。
吉永小百合さんの晶子は美しくも強い女にして母親です。
夢を追う周囲の人間の中ただ一人生活との現実に戦っていた彼女は
震災後の世界に夫と子供達と共に廃墟の中の東京を駆けていきます。
大正という夢の時代に関わった人々の思い出を閉じ込めながら。
不良青年のようでいて繊細な有島武郎=松田優作もカッコイイです。
失うもののない緒形拳=鉄幹のラストに見せた逞しさもイカシます。
そしてこの二人の間を揺れ動く晶子さんはマリアさまの様に聖母で
そして血の通った女でとても魅力的です。
時にはぐうたらな夫を怒鳴りつけテキパキと家事をこなす戦う兼業主婦文化人!!
こんなヒロインは映画史上珍しいです。是非観てください!!
優作と三樹夫
(2006-09-21)
成田三樹夫ファンの僕としては、彼目当てでこの作品を観た。とても面白い作品だと思いますよ。ただ、大正ロマンの美しさというより、激動の時代をたくましく生きる女性を力強く描いていて、想像してたのと若干違った風情だった。まぁ、深作らしいといえばらしい作風なんですけど。それと、松田優作が出てるの知らないで観たからビックリした。
成田三樹夫と松田優作の共演作は僕が知ってるかぎり、これと「探偵物語」と「蘇る金狼」。この二人が絡むと特別な空間が広がる。この作品でも、ファンである僕としてはたまらない場面が幾つかあった。個人的にはアンチヒーローのアウトローもいいが、この作品や「ひとごろし」の時の優作のほうが、生身の人間の弱さや醜さをうまく表現していて好きだ。成田三樹夫と松田優作、このふたりの名優を失い日本映画はつまらなくなった。この二人の奇跡の共演を観るだけでもこの作品には価値があると、個人的には思う。

