アイテム詳細
東宝ビデオ
グループ:DVD
ランキング:7314
価格:¥ 6,300
発売日:2003-01-31
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レビュー(Amazon.co.jp)
???時は戦国時代、甲斐の名将・武田信玄(仲代達矢)は敵の雑兵の弾に当たり死去。配下の者たちは「我が死を3年隠せ」という主君の遺言に従い、彼そっくりのコソ泥(仲代達矢・2役)を信玄の替え玉に据えて難を逃れようとするが…。
???黒澤明監督が久々にメガホンを撮った時代劇で、製作にはフランシス・コッポラやジョージ・ルーカスも参加し、またカンヌ国際映画祭でグランプリを受賞するなど国際的貫禄を誇る作品。黒澤監督独特の色彩センスがもっとも幻惑的に映えた作品ともいえる。しかし、当初主演に予定していた勝新太郎をクビにしたり、また黒澤映画長年の名パートナーでもあった作曲家・佐藤勝が、芸術的見解の相違から音楽を降板するなど、製作上のトラブルの絶えない問題作でもあった。(的田也寸志)
カスタマーレビュー ![]()
勝新でみたかった
(2007-07-22)
公開当時は、黒澤監督の久々の時代劇で、勝新の降板劇やコッポラ、ルーカスの製作協力、カンヌ映画祭のグランプリ受賞と話題豊富で劇場でもかなりヒットしました。
しかし、公開当初から映像の色彩美とは裏腹に人間描写がいまひとつで往年の黒澤時代劇を期待した人々からは散々の酷評されていました。それでも現在、ヒットしているようなアイドル映画に較べれば数百倍丁寧に作られているし、武田信玄に影武者がいたという着想や脚本もまあまあで星4つでもいいかなとも思いましたが、3つにしてしまった理由はキャスティングです。仲代達矢は突然の代役だったことを配慮すれば善戦していますが、オーバーアクト気味で70点の出来でしょうか。ショーケンはセリフが聞き取れず落第点です。オーディション組では隆大介にはスケールを感じましたが、油井昌由樹は素人臭くて続く「乱」でも完全にミスキャストです。顔が小さく童顔で痩せ型の体型の若手俳優の多くは演技以前に髷や着物に非常に違和感があります。クリント・イーストウッドが「許されざる者」を監督した当時、馬に乗れる役者がいなくなってしまったので西部劇を作るのは難しいと嘆いていたそうですが、日本でも髷の似合う俳優がいなくなってきており、本格的な時代劇映画を撮ることは難しいのではないでしょうか。(リメイクの「椿三十郎」の織田裕二の髷姿はまるで子供のようで幼く、とても「もうすぐ四十郎」にはみえません)
そんな中にあって山崎努だけがプロッフェショナルな演技をみせてくれます。また当初の予定では勝新を主役に、山崎努の演じた信廉を若山富三郎、上杉謙信を三船敏郎という案だったそうで、ぜひこの配役で観たかったです。
芸術的な武田信玄
(2007-07-17)
僕が、大学時代に最も感銘を受けた映画。武田信玄とその影武者を題材にした映画ですが、これは映画と言うより芸術作品という感じがします。
仲代達矢の迫力はもちろん名優が脇を固めているばかりでなく、SFKを駆使しているわけではないのですが、とにかく色彩が鮮やかで映像に迫力を感じます。
この映画のロケには、「影武者・外国版」エクゼクティブ・プロデューサーとして、なんと「地獄の黙示録」のフランシス・フォード・コッポラや「スター・ウォーズ」のジュージ・ルーカスなどが参加していました。
風林火山など武田信玄を映画化したものは多いのですが、黒澤監督の武田信玄は、とても芸術的です。
映像美。日本の根本的欠点。
(2007-03-29)
これほど美しく格調高い「画像」がえんえんと続く映画は無い。内容は後にバブル崩壊を実体験したので、今では納得しながら観る事ができる。日本の組織が「外敵」に、あっけなく敗れるのはいつもこのパターンだ。嫉妬とプライドの絡んだエリート集団間の抗争のあげく、外部の敵につけこまれ、乗っ取られてしまうのである。太平洋戦争もこうだった。これは黒澤「天皇」による天皇制社会批判だと思う。
若き自分との戦い
(2006-10-07)
「影武者」は「乱」を作るための前哨戦という言い方を どこかで黒澤自身がしていた記憶がある。前哨戦にしては3時間になんなんとする大作であり まずこの点は敬意を表したい。
黒澤ファンとして この映画を語ることは 幾分難しい気がする。他のレビュアーの方も仰っている通り 全盛期の黒澤映画に比べると やはり 黄昏と言うべきかとも思うのだ。黒澤が持っていた天馬空を翔るといった 想像力と創造力が やはり本作においては見られない。
繰り返すが 本作品は 極めて丁寧に作られた大作であり 凡百の時代劇映画と比較すべくもないと思う。但し「極めて丁寧」は 黒澤映画にとっては 只の「必要条件」でしかありえない。「十分条件」が足りないのである。これが 黒澤の晩年の諸作の特徴だ。黒澤にとって 自分の若き日々の作品は 恐ろしいほどの桎梏になったのではないかと 今 思う。
盛者必衰
(2006-09-22)
栄光は儚い。
一時凌ぎは、所詮、幻。
戦国の臨場感タップリ。
老臣忠臣は、消え去るのみ。
戦場シーンの迫力は、流石、黒澤。
役者の迫力は、秀逸。
歴史的名作を楽しみましょう。

