佐藤浩市関連グッズ特集

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東映ビデオ

グループ:DVD

ランキング:27569

価格:¥ 4,725

発売日:2002-07-21

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切腹

レビュー(Amazon.co.jp)

???1946年、青函連絡船が嵐で沈没し、乗客の遺体が収容される。しかし、その数が名簿よりも多い。ベテラン刑事の弓坂(伴淳三郎)は、転覆のどさくさで起きた殺人事件と睨み、執念の捜査を続けていく。そして10年後、犯人(三國連太郎)は事件当時の彼を知る遊女(左幸子)と偶然再会してしまった…。
???水上勉の同名小説を原作に、巨匠・内田吐夢監督が人間の内に潜む心の闇をスリラー仕立てで見事に描ききった、堂々3時間におよぶ傑作超大作で、そこには自身の人生観も多分に反映されている。
???また、16ミリで撮影したモノクロ・フィルムを35ミリにブローアップするなどの特殊な技術処理をも駆使して、戦後・日本の心の飢餓状態を浮き彫りにしていくという壮大な実験作でもあり、一方では日本映画史上のベスト・テンを選ぶ際、黒澤、溝口、小津、成瀬作品などと並び、必ずベスト・テン入りする名作中の名作でもあるのだ。(的田也寸志)

カスタマーレビュー

善悪の幅の大きさ  (2008-07-19)
 三時間を超える作品だが そんな長さを全く感じさせない邦画の白眉の一本。

 だれもが言うだろうが 俳優がそれぞれ入神の演技である。左幸子が演じるイノセントな娼婦、三井弘二が表現する人の良い置屋の主人、主人公を追い詰める伴淳三郎の咳こむ姿など どれも忘れ難い。敢えて難をつけるとしたら 若き高倉健の その「若さ」程度だ。

 そうして 何と言っても 主人公の三国連太郎である。彼が見せる人間の業の深さには 本当の深度が伴っており 見ていても厳粛な思いに駆られる。

 こういうすごみのある映画を邦画が持っていた時代があった。これに比べると 最近の邦画は やはり「軽い」のかと思ってしまう。僕自身が 邦画ファンであるだけに 最近の邦画も決して嫌いではない。「軽さ」の中にはそれなりの良い作品も色々ある。そもそも「軽み」とは 松尾芭蕉が唱えた俳句の味わいの一つである。

 但し たまには このような「重い」作品があっても良いのだ。ワインに例えることが正しいかどうかわからないが フルボディの赤ワイン一本を一人で飲んだかのような 酩酊感と疲労感を感じる。

 日本人が描いた「罪と罰」の話だ。主人公の善悪は最後まで定かではない。というか善でもあり悪でもあるのが主人公だろう。人間だれしも 善悪の二面は持っているが その「幅」の広さにおいて 本作の主人公からは「人間であることの哀しみ」が伝わってくる程だ。それが人間の業なのだと再度考えたところだ。

素晴らしい!  (2008-01-15)
小説もよかったけど映画もよかったよ。松本清張の砂の器よりずっといいな。

サスペンス映画の最高傑作  (2007-11-11)
素晴らしいです台風が津軽海峡を襲い連絡船が沈没しかし収容した死体が乗客名簿より二名
多かったことから始まる大サスペンス こういう話を思いつく所自体が素晴らしい
話の展開もとてもリアルで3時間もあるんですけど話が面白くてどんどん引き込まれます
時間をまったく感じないし古臭さも全く感じない 正にサスペンス映画の最高傑作

本当に寒い場所で  (2007-11-01)
下北半島の先は北海道です。
鉛色の空の下,同じ色の海が波のしぶきを強烈に舞い上げる場所です。
ここで,戦後まもなく台風で連絡船が沈みました。
その実際に起こった事件に,本作は架空の二人の人物の悲劇を乗せて綴ります。
映像を見てください。
寒い寒い場所です。つらいつらい生きることです。
そして,そんな日々に信じられないような親切を受けたら,それは生涯を支える大切な宝物になります。自身を死へといざなうものであっても。

この映画の前半の圧倒的な迫り方と後半の引っかかりどころの無さは,そのまま土地の持つ力の違いなのでしょう。下北半島,青森の土が生きることの悲しさとうれしさの強力な説得力になっています。

原作には無い「爪」を崩壊への鍵としたことは,ため息をつく位巧みな演出ですね。
すごい映画です。すごい,悲しい,美しい日本があったものです。

作り手たち入魂の映画・・・日本映画史上の傑作!  (2007-05-04)
映画評論家の故荻昌弘氏が、三国の演技について触れた評論の刺激を受けて、レンタルビデオでみたが、とにかく、ぐいぐいとその謎解きの深い闇世界に引き込まれていった。これほど迫力ある映像と、優れたドラマ性、見事な演技の火花を散らす役者たち、と三拍子そろった白黒の日本映画といえば、黒澤を除けば、他には「切腹」と「日本で1番長い日」ぐらいしか知らない。
三国の、仮面の善人とけだものの本性を持った人物像も凄かったが、脇を固めた俳優陣もよかったからこそ、彼の演技が引き立ったと思う。特に、左幸子の存在感はきわめて大きい。
日本の戦後の焼け跡から、現代までに通低する人間の暗い情念やたけり狂う野望を描くことで、日本の戦後史そのものを実感してしまうようなこの映画の重厚な作りには、感嘆する。

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