アイテム詳細
アミューズ・ビデオ
グループ:DVD
ランキング:29385
価格:¥ 5,040
発売日:2002-06-28
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カスタマーレビュー ![]()
苦しいが見て欲しい。
(2007-12-28)
全集十六巻。張飛は部下の裏切り、劉備玄徳は病で亡くなる一連のお話。
孔明が天才と言われるのは、自分の計略を人に無理強いするのではなく、当人の気持ちを察した上で、その人に合わせた作戦を立ててあげるからでしょう。だからこそ、負けるとわかっていても、玄徳の気持ちを尊重して、義弟の弔い合戦に行かせてあげます。それだけでなく、なるべく負けが軽く済むよう手配してるんだから、こんなつらい仕事ありません。
病の床で玄徳と孔明が二人きりで話すシーンはもう…。後事を託された孔明は心配ないと答え、玄徳を床に戻すが、一歩部屋を出ると、臨終間近な主の姿を見るつらさに慟哭。普段、何を考えているかさえ他人に悟らせない孔明が、これほど自分の感情をあらわにしているシーンは、見ているこちらも胸がえぐられるよう。やがて、玄徳が本当に亡くなると、息子劉禅や重臣たちは号泣するのだが、孔明は目礼後一人だけまばたきもせず、倒れている玄徳を凝視。よどみない声で、劉禅の即位を皆に説く。それも、三顧の礼から16年間お仕えしてきたことによる虚脱感を戒めるため、自らを奮い立たせているのかもしれない。苦しいけど、どうか見て欲しい。
三国志の最後は辛い。
(2003-01-17)
これはやはり、64話「玄徳の死」に尽きる。
玄徳を看取った後、孔明が一人雷鳴の中号泣するのだが、森本レオさんの声もいいし、この時、光の加減か、孔明の顔がアップになった時、本当に涙を流しているように見えるのである。全編でも屈指の名シーン。
桃園の三兄弟は物語の終盤、丁度この16巻から、関羽の死を皮切りにあれよあれよという間に死んでいく。最後に玄徳が死ぬと、後は遺児を守る未亡人のような孔明のマゾヒスティックなまでの献身。彼の死、までにしておくのがいいようで、この人形劇も実質的にはそこで終わっている(最後まで紹介されはするが)。非常に、終わり方としてはもののあはれというか、虚無感漂う歴史の事実なのだ。
この16巻あたりから、もう救いようのないほど、坂を転がり落ちるように物語は終息に向かっていく。どうぞ目をそらさずに。

