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パイオニアLDC

グループ:DVD

ランキング:49097

価格:¥ 4,935

発売日:2001-11-22

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美しい夏 キリシマ

レビュー(Amazon.co.jp)

???慶応三年。薩長連合を成立させた土佐の坂本竜馬(原田芳雄)は、その革新的な思想のために、佐幕派と倒幕派の双方から命を狙われていた。竜馬は身の保全を図るため、京都・河原町の隠れ家に身を隠す。だが、そこにも竜馬の命を狙う刺客の手が迫っていた…。
???モノクロ、スタンダード、モノラルというスタイルで、伝説の人物・坂本竜馬最後の3日間を描いた、黒木和雄監督の傑作。原田芳雄の、バンカラでありながらギラギラした独自の魅力が生かされ、新しい坂本竜馬像が描かれている。竜馬の生きた幕末の時代と、映画が製作された70年代の世相をダブらせ、新しい解釈をしたあたりが斬新。原田のほか石橋蓮司、桃井かおりといった個性的な出演者の中、人斬り右太に扮した、若き日の松田優作の鋭い眼光が、ザラついたモノクロ画面に映えて凄味がある。(斉藤守彦)

カスタマーレビュー

これは断じて歴史を扱った映画ではない  (2007-08-18)
犬猿の仲、長州と薩摩を同盟へと導き、大政奉還を成し遂げた幕末のヒーロー、竜馬を別次元に登場させた様な作品です。
中岡にいたってはシャープさの欠片もなく、当時夥しく存在した狂った思想なき志士の様な描き方です。
おまけに竜馬に恋焦がれるゲイの様なエピソードまで挿入されています。

そこに絡んでくる松田優作演ずる若い武士はいったい何の象徴なのでしょうか。
刺客として雇われた彼が龍馬の魅力に幻惑され彼を斬れないという演出もかなり陳腐です。
さらに実の姉と交わり、その姉は気持ちの悪い甲高い笑い声で白痴の様に虚空を彷徨っている。
殺人集団新撰組のメンバーが目を覆いたくなるようなどんくさい人間として描かれ惨めに死んでいく。
薩摩人、中村半次郎はダークな面のみ強調され彼の本質である単純素朴な爽快さは全く描かれていない。
ちょっとだけ出てくる大久保利通と岩倉具視の必然性のなさ。

要は、歴史とは関係なくなにやら監督が描きたかった革命時に発散される情念のようなものを
幕末の人物と時代背景を借りてきて表現しているような作品です。
タイトルの「竜馬暗殺の3日間」のイメージから想像される緻密な歴史物語とは程遠い作品の様に思います。

画面に表現されているものはこれでもかという程の人間の動物的本能であり、
ある一面としてこれは人間の実態かもしれないが、反面もまた実態であることをこの作品は拒否して自己満足に陥っていると思います。
70年代はちょっとひねってザラついた感じのものを作れば何か凄い作品だともてはやされる風潮があったように思います。
人間のダークサイドを強調して見せることがなにやらえらく高尚なことだと錯覚しているような何ともいえない後味の悪い作品です。

人間とは汚いものであり、結局は権力を握ったいわゆる勝者といわれるものは内ゲバで衰退し、
最後に残るのは庶民パワーであると決め付けてしまっている思考停止状態の作品だと思います。

ストーリーは関係なく、原田芳雄の竜馬はGOODです。迫力あります。
この原田版竜馬で、まともな歴史物語として作品を製作していれば面白いと思いました。

黒木和雄を追悼し、氏の最高傑作を再見しよう。  (2006-04-24)
 黒木和雄監督が亡くなった。土本典昭、小川紳介、田原総一朗、東陽一等と共に岩波映画出身で、終始独立プロの低予算枠で良心作を撮り続け、晩年は戦時下3部作で、老いてますます社会派監督としての健在ぶりを見せていた。ただ、個人的には20代に名画座まで追いかけて観た、いまだその繊細で美しい映像が鮮烈なデビュー作の「とべない沈黙」から「原子力戦争」までのATG映画群が、やはり印象深い。なかでも、今作は、黒木が、新宿ゴールデン街の飲み仲間たちと、どうしても製作したいと切願し、多額の負債を抱えながら完成にこぎつけた渾身作で、最高傑作と言って良い。モノクロスタンダードのフレームの中、原田芳雄、石橋蓮司、中川梨絵、桃井かおり、外波山史明、松田優作らが、幕末の喧騒期に、ぎらぎらと人間臭く、熱く浪漫を語り、自堕落にセックスに興じ、倒幕の路線の相違と友情の板ばさみで苦悩する。60年代より蜷川幸雄と同伴して小演劇の世界で活躍していた清水邦夫の脚本が見事で、“早すぎた革命家”坂本竜馬と中岡慎太郎のふたりが、“仮に革命を成功させ、現権力を倒しても、所詮、次の権力が生まれ、移行するだけなのだ”と懐疑諦感してしまうのは、70年半ば当時の黒木たちの気分を代弁しているかのようだ。

30年探していたのです。  (2004-02-03)
ちょっとオーバーですが、本当です。中学の時追いかけていたATGの作品群の中でも、上位にランクされる名作。実は私、宮崎の出身なのですが監督の黒木和雄さんが同郷と知ったのは最近。上映中の「美しき夏ーキリシマ」を見て再度感動した次第です。黒木和雄の諸作品の中でも、引き締まったモノクロ画面と原田芳雄、石橋蓮司、松田雄作、三人の白熱の演技があいまってゴリッとした歯応えはたまりません。桃井かおりさんは相変わらず桃井さん、だし。坂本竜馬好きの妻にプレゼントします。感謝。

日本史に残る名作!!  (2003-07-02)
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時代劇の大傑作  (2002-11-13)
時代劇ファンならずとも映画好きな人なら観て損はない。竜馬最後の3日間を現代的な感覚でえがいた傑作。見事な映像、綿密な時代考証、本格的な殺陣、名優達の火花散るような演技合戦、マシンガンのような台詞。可笑しくてせつなくて豪快で、そしてどこかさびしい竜馬とその仲間達。やっぱり黒木和雄監督は凄い。そして、竜馬を演じさせたら原田芳雄の右に出るものはいない!

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