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東京創元社
グループ:Book
ランキング:363082
価格:¥ 861
発売日:2001-09
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夫婦で盗みを
(2008-01-15)
著者の作品全集の最終巻で、十二篇の短編集。
ユーモアがあって、比較的軽妙ではあるが、緻密で唸らされる作品が多い。
中には「のりうつる」の様な、空想的な作品もあるが、多くは、着想が現実性を帯びている。
ウマの合わない友人を描いた「運食い野郎」や、当初から話が胡散臭い「純情な蠍」などは、
現実に、我々の周囲でも繰り広げられているかも知れない様な、犯罪的および非犯罪的悪である。
夫婦で盗みを働く「犯罪は二人で」よりの三連作は、その、経緯(いきさつ)自体から面白い。
そして、実際に犯行を行う場面は、、、思わぬ事態が生じるあたりが、傑作だ。
その他の、殺人を扱った作品も、どこか間が抜けている。
非常に親しみを持てる作品ばかりで、とにかく楽しい。
著者は既に故人であるので、新作の登場は無く、これまでの作品を、噛みしめて読みたい。
酷い目に遭う
(2008-01-08)
天藤真推理小説全集の17巻。
12篇を収める短編集。著者の死後に雑誌掲載された作品なども。
3篇が表題作「犯罪は二人で」のシリーズ。あとは独立した短篇。
ユーモア・ミステリとして上質のものばかり。結末のひねりも利いているし、文章や登場人物にも温かみがある。もっと高く評価されて良い作家だと思うが、時代に合わなかったのか。
上質のユーモア
(2004-09-03)
びっくりするようなトリックはないかもしれないが、決して単調ではなく、必ずひとひねり利いている。文章も上品なユーモアをたたえていて、読み飽きない。推理小説なのになぜか何度も読み返してしまう。

