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アイテム詳細

野沢 尚

幻冬舎

グループ:Book

ランキング:80242

価格:¥ 680

ポイント:6 pt

発売日:2001-06

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カスタマーレビュー

まさしく、恋愛小説!  (2007-08-17)
上巻を読んだ時点では、「不倫物のTVドラマ」に過ぎないといった感が否めませんでした。
ありえない偶然がいくつもあって、ちょっとできすぎだったし。
しかし、下巻に入って、航平と愛永の純愛がクローズアップされ、二人を取り巻く人々の想いが錯綜する展開に、ドキドキはらはら、最終章では涙で顔がぐしゃぐしゃの自分がいました。
確かにありえないお話ですが、小説だからこそ、こうしたドラマチックな展開に読者は感動するんでしょうね。愛永の手紙の文章がすばらしく、心を揺さぶられました。
ドラマは見ていないので、ぜひ美しい愛永・鈴木保奈美を見たいと思っています。

ラストシーン  (2005-06-21)
上巻から続く、2組の家庭の崩壊にこの物語は始まる。新たな家庭を気付いた二人と、近くに住みながらも過去に囚われながら互いへの想いを抱え続ける二人。物語は悲壮なラストを迎える。
『世界の中心で愛を叫ぶ』に少し似ている気がするが、本作の方が先だっただろう。
愛永の潔くも懸命な生き方、愛し方には自分には遠縁に感じるがこんな愛の形こそほんものの愛そのものではないだろうか。

野沢尚という人は…。  (2004-10-03)
互いの結婚式で知り合い、私書箱を通して恋文を交わす愛永と航平。航平の妻、粧子に女の子が生まれ、それをきっかけに物語は加速度的に新たな展開に進んでいきます。

最初は、不倫の男女の恋愛話だと思っていました。確かに(途中までは)不倫には変わりないのですが、愛永という人のダイヤモンドのように澄み、かつ強靭ともいえる意志と、新たな命を中心にして結ばれた4人の<家族>としての関係など、不思議と純愛さ、あるいは恋愛を超えたところにある「何か」の方が勝ってるように感じます。それも自己満足やきれいごとではなく、様々な人を巻き込み傷つきあった果て、のことなのです。

愛永から航平へのさいごの手紙。予言のような手紙―「さよならではない、また会える」―そうやって紡ぎだされる人と人と自然、<いのち>の不思議な連鎖。そして、心の関係だけで人と人は愛しあい続けることは可能なのか。それはどうかわからないけど、「できる」というひとつの可能性を提示してもいます。

野沢尚という人はほんとにとんでもない人なんだなと、こんな形の純愛を書ける人は、巷でどんなに「純愛」を謳った本が人気だろうが、いないんじゃないかと思います。亡くなられたことが悔やまれます。

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