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講談社
グループ:Book
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価格:¥ 650
発売日:1992-02
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カスタマーレビュー ![]()
ひとつの事実の捉え方
(2005-07-12)
ミネベアを世界的企業に育てた兄と、部品製造会社を経営しつつ衆議院議員3期をつとめて若くして物故した弟の確執を描いた作品です。ひとつの事実を捉えるのに、こうも見方が違うのかということを、まざまざと感じさせます。よって立つ視点と構成上、弟に感情移入して読む読者がほとんどだと思いますが、兄の視点・立場と弟の視点・立場の双方を斟酌できる展開であれば、なお楽しめたと思います。
血の通った経営
(2004-05-22)
高杉さんならではのノンフィクション的小説です。ミネベアの前社長高橋高見氏とその弟で国会議員であり中小企業の社長の両者が主人公です。全く性格の違う兄弟。同じ社長という立場で全く違う経営手腕を発揮します。この本は冷血で高圧的であるが企業を拡大させる能力に長けた兄と、従業員を大切にし福利厚生を重視する中小企業の社長。はたしてどちらが社長の器として適しているのかを問いかけてきます。高杉氏は完全に弟側の立場で小説を書いているのでこの本を読む限り血の通った経営者に軍配が上がりますが、現実問題としてミネベアを世界的な会社に育てたのは兄の高見氏であることは紛れもない事実です。その意味でタイトルどおり社長の器としてどちらが適しているのかをもう少しリベラルに描写していればもっと面白かったのではないかと思います。

