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日本文教出版
グループ:Book
ランキング:56181
価格:¥ 3,150
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発売日:2003-04
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カスタマーレビュー ![]()
現場に聞け!
(2004-04-25)
ぶっちゃけた話、大部な本である。他のレビュアーが書かれているように内容も濃密である。しかし、美術鑑賞の様々な視点を様々な現場の現職の人々が書いているところが大変参考になる。
が、筆者が一番参考になったのは実は3のschool+museum(知識中心の鑑賞からの転換 美術館と学校がつながるまで ほか)だった。学校で子供に美術鑑賞させる時、どうすればよいだろう。ただ見せ、解説をすればよいのだろうか?それで子供は美術に関心を持つようになるだろうか?それは押し付けに過ぎないだろう。ところが本書では鑑賞だけでなく、更に発展させて子供に創作活動までさせてしまう。鑑賞のさせ方も様々で、学校と美術館学芸員やボランティアが連帯したり、学校の先生が工夫したり、と「ああ、その手があったか」と感心させられることしきりである。筆者も今からでもいいからこんな鑑賞の仕方を体験してみたい、と思った。どんな鑑賞の仕方か、は直接本書にあたってみていただきたい。
最前線である現場はやはり強い。そして日々試行錯誤している。ぜひ再読したい本である。
美術好きが益々美術好きになる本
(2003-05-31)
タイトルを一見したら大変固い本である。『宣言』などその最たるモノである。しかし読んでみるとなかなか面白い。止められなくてツイ夜更かしをしてしまう。美術鑑賞とは美術品を通して作者が呼び掛けてくる『言葉』を的確に受け取らなければならない。それには知識がいる。この知識を与えてくれるのがこの本である。知識ばかりでなく、豊かな想像力も要求されて居ることを教えてくれる。貴重な本である。
美術鑑賞の現在を切り取った書
(2003-05-22)
美術というと、ダビンチ、ゴッホ、セザンヌ…と思い描く人は多いと思う。しかし、この書はそのような狭くカテゴライズされた「美術」だけを対象にしていない。原宿で見かけるブロマイド、アウトサイダーとされる人々の絵、そしてファッションやマンガといった私達の日常にごくごく近く接しているものまでをも美術の文脈に乗せて論じているのである。しかし、今までの類書との決定的違いは、それだけではない。書き手が高い所から「美術鑑賞」の手ほどきをするのではなく、読み手と同じ地点に立って個人的な視点で「美術」を語ろうとしている、まさにその点において、この書は「現在的」だと思われる。

