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東洋経済新報社
グループ:Book
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発売日:2003-04
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カスタマーレビュー ![]()
それでも牛乳を飲む
(2008-11-03)
かつてより、牛乳の弊害を訴えた報告が、断片的にあり、興味を持っていたが、本書は、それらをまとめて示してくれている。
ただ、今更ながら、世界中で、広く愛飲されている牛乳の弊害を知っても、「やむを得ない」程度にしか、感じない。
その弊害の内容は、常識を覆す様な種類のものなので、まず、十分に考察する必要がある。
本書の主張は、牛乳が健康に良いのではなく、健康を害するというものだ。
その内容は、健康のクオリティそ損なう程度の、生やさしいものではなく、かなり壊滅的だ。
ただ、こういう報告は、その「程度」について、考えてみる必要がある。
我々は、壊滅的に身体に良くないものに、日常的にさらされている。
水道水に含まれるトリハロメタン、大気中のNOx、ダイエット食品の人工甘味料などには、かなりの発癌性がある。
また、サプリメントの中には、身体に良いどころか、かえって健康を害するものさへある。
また、マーガリン(バターではない)やコーヒーの健康への弊害を訴えた、学術論文も、いくつもある。
一方、野菜が健康に良いのかと言えば、胃腸障害がある場合は、大きな弊害になる。
最も重要なのは、「健康に良い」という観点から、食品を選ばないという事だ。
食品選びの重要ポイントは、まず「味」を最重視すべきだ。
健康に良いと思っていた牛乳は、実は健康に弊害があった、という裏切られた面がある。
食品を、健康を度外視して、味を重視して選んでおけば、裏切られたという感覚は、沸き上がりにくい。
健康を害するかどいうかは、確率の問題だ。
健康を害する食品は、牛乳の他にも、山の様にある。
牛乳のみを悪者にしなくてもよい。
私は、出来るだけ牛乳を飲むのはひかえるつもりだが、飲む事をやめない。
その理由は、何よりも味だ。
飲んだ時の爽快感が心地良いからだ。
感情論でなく中立な立場で考えると
(2008-08-26)
本書は20年前に書かれたもので医学の進歩のスピードから考えるととても古いデータが掲載されています。事実、80年代に展開した持論の雲行きが怪しくなったので、著者は1994年「Aech Prediatr Adolesc Med」という医学雑誌に「Cow’s milk is a good food for some and a poor choice for others」、すなわち、「牛乳はある人には良い食品だが、ある人には悪い」という論文を出し、論調を弱めています。
2003年、20歳以上の白人女性3,251人を調べた研究で、小児期の牛乳摂取が1週間に1杯以下の女性は、1週間に1杯以上の女性と比べて50歳以降の骨折率が2倍だったと報告されました。小児期と青年期の牛乳摂取量が加齢後の骨折にまで影響するという、ちょっと衝撃的な報告でした。
最近では2006年、米国小児科学会は骨折や骨粗鬆症の予防のために、牛乳やヨーグルトなどの乳製品からカルシウムをたくさんとるべきだというガイドライン発表しました。ガイドラインでは子供のカルシウム摂取不足は家庭の問題とみなし、保護者が十分なカルシウムを摂っていない場合、子供も推薦量を摂取していない可能性が高く、医者は十分なカルシウムを摂取すれば骨折や骨粗鬆症が予防できることを保護者と話し合うべきだとしています。
乳糖不耐症は1万人に6人の割合で発生しますが、アレルギー疾患以外の人にとって、牛乳はカルシウム以外にビタミンD、リボフラビンを豊富に含む優良食品に変わりはないようです。
社会心理学者フェスティンガーが提唱した「認知的不協和の理論」では、「人はある決定をした後、その決定を後押ししてくれるような情報に近づくという行動パターンを示す」とあります。本書をどう評価し実践するかは個人の自由でしょう。でも本書の内容を子供に実践し、子供の骨折や加齢後の骨粗鬆症を増やしてしまうのは危険だと思います。
お母さんになる人、なった人に読んでもらいたい。
(2008-06-14)
初版が2003年、私が購入したのが第七刷。結構多くの人に読まれているのでしょうか。何年も前に専門紙の投稿に医師が牛乳をすすめられない記事を読んだことがあります。それ以来疑問には感じていましたがたまたま本書を見つけて読んでみようと思いました。
内容は乳幼児と成人の場合に別れて特に乳児期の牛乳の摂取についてアレルギーを問題にしています。このあたりが子供が成長してどのような体質になるのかよく見極めが必要なところです。それでお母さんにこれからなる人、現在育児中の人に読んで考えてもらいたいところです。
それにしても、いくら一般に健康食品だといわれていても子供に1リットルも飲ませたり成人でも何リットルも飲んだりでは何か弊害が出て当たり前。どんなものでも体に良いからといってバケツいっぱい飲めますか。バランスとかほどほどということが大切。それと欧米人と日本人では体質がそもそも違うのでその点も考えて摂ることが大事です。
ちなみに自分は子供のころから牛乳200ml程度は毎日飲んできてアレルギーにはなりませんでしたが、現在の牛乳は味が昔とぜんぜん違う。そのほうが気になります。飼料のせいなのか何のせいなのかわかりませんが通販で本場の牛乳なるものを買ってみたこともありますが納得できなかったです。だからいつも何か添加して飲んでいます。この辺りにも問題があるかもしれません。身近な食品について考えさせられる書です。しかし、いたずらに恐怖心をあおるのは良くない。
私の牛乳神話が、・・・・・
(2008-01-26)
私にとって牛乳は、栄養価の高い、学校給食においては必須の食品でした。
先ほど(この本を読み終わる)までは、そうでした。
今、牛乳神話がグラグラとしているのです。どうしましょう。
この本は、かなりショッキングです。牛乳が食品として単に体質に合わない人がいるというだけでなく、様々な病気の原因の一つと考えられているという研究があるということを知った今、私の頭の中で、周囲の人の病気と牛乳との関係について、グルグルと検証が始まっています。
再認識したことは、母乳の大切さです。昔から話は聞いていましたが、本の中で述べられている母乳のすばらしさを改めて感じたとき、「牛乳はあくまで子牛のための食料である」という言葉が、私の中にストンっと落ちてきました。
あまり信じたくないが、受け入れていかなければならない一冊となりました。
とりあえず、私は、明日から牛乳を飲まず、体調の変化を観察していきます。
手放しで鵜呑みには出来ないが。
(2007-08-13)
私は多いときで、一日に1リットル以上の牛乳を飲む。子供の頃は、まさに「水代わり」に飲んでいた。
だが最近、「安い牛乳には、牛に与える色々な薬品がそのまま含まれている」といった話を聞き、ちょっと気になっていた。
健康の為にと推奨される牛乳に、そんな危険が本当にあるのか?
この本は、私の疑問に明確に答えてくれた。
なるほど。栄養を摂取するには不完全で、しかも健康ではなく病気の要因になる。極端な言い方だとは思うが、「難病の原因は牛乳」であり、「牛乳は青少年の精神面に悪影響を及ぼす」(「成人であれ子どもであれ、不眠、不安、抑うつをもっとも引き起こしやすい食品は牛乳だと主張する精神科医もいる」)、と。
原著は1983年、アメリカで刊行されたものだ。二十年以上経った現在の日本で、本書の内容がそのまま当てはまるとは思わない(と言うか、思いたくない)。
それでも、自分と牛乳との関係を見つめなおすには充分な内容だった。
私は今後も牛乳を飲むことはやめないだろう(ある意味嗜好品であり、急に「危険だからやめろ」と言われてもやめられるものではない)。
しかし、店頭で選ぶときは、その種類についてより慎重になるはずだ。
喉が渇いたからといって、無節操に飲むこともやめる。
自分の食生活そのものについても、色々と考え直さなくてはいけない。
私は幼い頃から、牛乳を薦められそして喜んでそれを飲んできた。
しかし、将来自分に子どもが出来たとき、私は牛乳を薦めることは出来ない。

