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坂本 洋子

幻冬舎

グループ:Book

ランキング:66935

価格:¥ 560

発売日:2003-10

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その子を、ください。

カスタマーレビュー

厳しい現実を見ているので  (2008-09-22)
私はかつて保育職に就いていて、学童保育の経験が長く、知的障害児も専門に見ていた時期があり、養護施設に実習にも入った経験があるので、最初の、著者が思わず施設の子どもたちの、期待と不安の入り混じるまなざしにすくんだ場面から、よく分かって共感できた。本当に、里親の苦しみや孤独、無力を感じる瞬間も含めて、これだけ淡々とよくぞ書いて下さったと思う。私も今子供がなく、しかし養護施設の子供達のはかりしれない心の傷や、「どうか自分を選んで。他の子なんか見ないで」「期待を裏切らないで」と訴えるまなざしを思い出した途端「とてもこの中で一人を選ぶなんて出来ない」「この子の傷は深すぎて、私には支えきれない」と思う。そして自分の弱さに嘆息するばかりだ。 ただ、少し気になった点を挙げると、お子さん達の名前は仮名にしてあるけど、写真は掲載してしまって大丈夫なのかしら?と思ったのが一つ、 あと、預かりの途中で、「大きなトラブル」を起こして、止むを得ず著者が措置解除をするより他なかった少年が一人だけいたけれども、彼について、一体何があったのか?プライバシーに触れない程度でやっぱりキチンと書いて頂きたかった。

「感動した!!」なんて表現じゃ、うすっぺら過ぎるほど、心揺さぶられた。  (2007-07-26)
「感動しました・・・。」ホントはこんな表現じゃ伝わらないとは思いつつ
冒頭に書いちゃいます。

心揺さぶられます。この夫婦「神に選ばれている!!」と感じました。
キリスト教も良し悪しですが、確かに「この人たちには神が働いている!!」と感じます。
聖書の引用がありますが、この本で読むと、ただの上っ面な綺麗ごとではない
言葉として読めました。

著者はスピリチャルな部分で家族を捉えることのできる数少ない日本人だと思います。

子育てに迷ったら・・・(^^)  (2005-11-10)
自分も同じ体験の中で生きてきました。だから純平君の気持ちも、今、親になって坂本さんご夫妻の考えも伝わります。
子どもに恵まれない作者夫婦が里親制度を利用。3歳の純平君が天使の様に坂本家に舞い降りました。
幼いながらも心に傷付いた純平君を愛し続ける作者ご夫婦。心と身体が伴わない障害に苦しむ純平君。少しでも里親である、ご両親のそばにありたいと願いながら17歳と云う若さで交通事故で他界。
心温まる、涙なしでは読めません。

涙なくしては読めない  (2005-08-06)
皆が子供を社会の「宝」として誰の物ということなく公平で大きな愛情を持って見れたら・・・。純平くんのことは可哀相でなりませんでした。たとえ社会の偏見がなくても幼少期に親から引き離された子供たちは敏感に感じ取っているのです。変わらない永遠の愛と安らぎの場所を渇望する子供たち。取り返しのつかない大きな穴を一心に埋めようとする里親たち。成功や失敗も含めたこういった実録の積み重ねによって制度や世間の目が少しずつ変わってゆくのを待つしかないのでしょうか?お役所仕事の鈍さと融通の利かなさには腹が立ちました。幸せになる権利は全ての子供にある。生まれてくるすべての子供に幸せがありますように。

彼らが里親を続けてきた理由・・・  (2005-05-31)
里親制度というのを知っていますか?
それは、養子縁組を目的としない、様々な事情で親と暮らせずに、施設にいる子どもたちを家庭で育てようとする制度です。この本は、そんな里親とその子どもたちの話です。この制度はとても素晴らしいものですが、認知度もまだ低く、世間の冷たい壁が幾度となく立ちはだかります。様々な辛いことがありました。でも、なぜ、彼らは里親を18年も続けてきたのでしょう?
児童虐待などが、ニュースにならない日はないという今、読んでほしい一冊です。

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