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藤沢 武夫

文藝春秋

グループ:Book

ランキング:6886

価格:¥ 460

ポイント:4 pt

発売日:1998-07

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カスタマーレビュー

名参謀の軌跡を辿れる一冊  (2008-05-25)
本書は、本田技研工業(HONDA)のもう一人の創業者と呼ばれる藤沢武夫さんが、自らの経験や判断の軌跡を振り返る一冊です。

HONDAと言えば、技術に情熱を燃やし、数々の革新的技術を生み出した本田宗一郎さんがあまりにも有名です。しかし、そのHONDAが現在の地位を築けたのも、名参謀として活躍した藤沢武夫さんの存在があったからです。

本田宗一郎の夢を実現させるためだけでなく、彼の知恵が尽きてもHONDAが成長できるように10年、20年先を見据えた長期的な組織作りを行ってきた経営や、当時からエキスパート型経営を模索するだけでなく、鍋底不況時に大規模設備投資を行うなど、常識にとらわれない経営からは、経営者としての非凡の才能を感じます。

最近では経営のフレームワークが存在しますが、フレームワークがほとんどない時代に、著者が、悩み、悩み抜いて、考え、考え抜いて、実行してきた経営者から発せられる言葉の数々は、単なる自伝というよりも、それだけに重みと深みのある本です。

指導者を支えることの意味するもの  (2007-09-25)
人間は誰しもスターになりたい。カリスマ指導者として尊敬を集めたい。心のどこかでそう思う。
しかしどのような資質に恵まれた人物でも、優れたパートナーに巡り会うことなしには大成できないことは歴史が示している。そのパートナーは「参謀役」「女房役」「番頭役」・・・さまざまな呼び名で称される。ところで目立ちたがりの「スター」の著書は枚挙に暇がないが、優れたパートナーによって書かれた本はごく少ない。これは「パートナー」が裏方であることを考えれば当然のことだが、生涯のパートナーを探し求める指導者候補や、これからパートナーを目指す者達にとって余りにも手がかりが少ないことを意味する。本書はそうした意味において、傑出した企業参謀の手によって書かれた希有の書である。ビジネスに興味がない方にも十分読み応えのある良書としてお勧めしたい。

ホンダの柱  (2006-12-12)
技術の柱−本田宗一郎
経営の柱−藤沢武夫

車輪と同じでこの二つの柱が奇跡的なバランスを取ったことが、
現在のホンダに繋がっている。
インタビュー集に近い形だけど、現場のケーススタディとして秀逸。

革新的経営のケーススタディ  (2006-01-21)
ハーバード大学のクリステンセン教授の「イノベーションのジレンマ」の本と平行して読んでいて、まさにホンダ創業以来の取り組みが、現代の経営学の最先端の理論に当てはまっているかを、ケーススタディの様な感覚で読んだ。革新的な技術を追求する本田とそれを生かす経営のあり方を実践した藤沢のコンビが具体的に書かれており、当時の先行企業であるトヨタ、日産とは違う経営手法は、今後の既存企業とは異なる新興企業の経営を目指すものにとっては必読の書といっても良いかと思う。技術だけではなく、既存市場とは異なる市場を自分自身でつくりあげていく(たいまつの火をもつ)経営の歴史的検証の本でもある。

実にロマンチスト  (2005-08-24)
藤沢氏自身が自らの経験や判断について語った本。
会社の看板たる本田宗一郎と、経営責任を一手に引き受ける藤沢の
役割分担がいかに徹底的に行われていたかがわかります。
金でも権力でもなく自分の才能の限界を知ることが夢だった。。
「万物流転」の法則から逃れるべく、常に数十年先を見越して計画を立て、
自分と宗一郎の夢を生き延びさせ、成長させていく「稀代の策士」ぶりが存分に楽しめます。

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