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永江 朗

NHK出版

グループ:Book

ランキング:159645

価格:¥ 1,218

ポイント:12 pt

発売日:2004-06-24

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カスタマーレビュー

全ブロガー必読の一冊  (2008-02-17)
僕は苛立っていました。
思わず「で、それで?」と言ってしまいたくなる、ネット上に溢れかえるつまらない日記。つまらない正論に。また、新聞を読むのは好きなのですが、イライラするので投書欄はここ10年一切読んでいません。投書欄になると、目をそらして急いでページをめくってしまいます。更には「努力して一つのことをやり遂げました!」という映画や小説も苦手。お涙頂戴の難病ものやヒネりの無い純愛ものも同様。その手の話が好きな人とは友達にはなれません(や、相手の方もそう思っていると思いますが・・・)。

でも、この辺りをおおっぴらに「つまらない」と言ってしまうと人間としてダメなような気がしていました。なにせ、そういうつまらない人たちは、けして悪意は無く、ほぼ100%善良な人達。「この感情は腹黒い自分の言いがかりのようなものじゃないか」と思って、奥底にしまっておくか、言うときはオブラートに包んで小出しにしていました。

なので、この本を読んだときは目からウロコ。

・誰もあなたのちっぽけな「自分」、ありもしない「ほんとうの自分」なんか読みたくありません。関心もない。自分を表現したいという人は、誰にも迷惑をかけないように、こっそりと日記でもつけて、ときどき自分だけで読んでください。

・私は、新聞の読書欄を読むのが大好きです。「今日はどんなバカがどんなくだらないことを書いているのかな」と、わくわくしながらページをめくります。

・正論を書いてはいけません。なぜなら、正論はつまらないからです。

などなど。著者は、まだまだこれ以外にもガンガン書いてしまっています。「そこまで言っちゃうの?!」と苦笑すると同時に、「自分が感じていた違和感をうまく表現してくれた!」という気持ちで一杯になりました。意地の悪い自分が許されたようで、救われた気分ですらあります。

ここまで自分のことを120%棚に上げて書いてしまいましたが、もちろん自分としても反省する部分が多々ありました。反省しきりです。

この本、中盤にある技術的なことはやや難しいですが、文章を書く上での心構えの部分だけでも読む価値があります。ちょっと前に出版された本ですが、特にブログやっている人などはホント必読では。

原理原則を定めない、けっこう臨機応変な文章術  (2007-01-09)
 著者の永江朗さんは、フリーランスのライターです。
 独特の切り口がおもしろく、私も日曜日の朝日新聞書評欄でみかけると、必ず目を通しています。
 その永江さんの文章作法にはどんな原則があるのかな、と期待して読んだところ、あまり原理原則を定めない、という臨機応変な内容でした。

 漢字にするかひらがなにするか、という重要な問題も、決まったパターンを持っていません。ひらがなが続いた文章のなかでは漢字を使い、漢字が多いと感じた場合はひらがなを多くする。それが永江流です。
 文脈と見た目の雰囲気で決めればいい、という信念なので、編集者から統一するようアドバイスされても無視するそうです。

 文章術の本で必ず出てくる文体(「です・ます体」か「だ・である体」か)の話題も、
  「はっきりいって、文体なんてどうでもいいことです」
とバッサリ。

 参考になることがたくさんあった本書ですが、やはり厳しいお言葉も。
 もしインターネットで見つけた誰かの文章が、自分の感じたことと同じ内容だったらどうするか、という問題を永江さんは読者に投げかけました。
 アマチュアなら、「同じことを考えていたのだから、その文章の存在は無視して、自分が思ったとおり(同じ事を)書く」という答でも構いません。
 しかし、プロは違います。
 ほかの誰かと同じことを書いたのでは商品になりません。
 別の角度から文章を書くか、さもなければ、この件については書かない、(=この仕事を断る)という結論を出さなければならない。
 ここが、書いてお金をもらえるかもらえないかの境界線、とのこと。

 この本を読むほとんどの人がシロウトのはずなのに、客を退屈させてはいけない、客を眠らせてはいけない、プロとしてのホコリを持て! とは……。
 帯の写真は優しそうに微笑んでいるのに、文章術の話題になると、やっぱり厳しいのですね。

オヤジ臭い  (2005-05-12)
金になる文章の書き方ということで文章読本みたいなのとは毛並みが違っていて良かった。けど若者雑誌(『Sabra』が挙げられていた)に発表するための文章の例がオヤジ臭くて失笑もの。

グルメガイドの書き方  (2004-12-15)
売れっ子ライターの永江朗による「お金になる文章」の書き方の本。
この本で述べられているのは、書評やグルメガイドなど一般大衆を対象とした短い文章の書き方である。永江は、「読者の為に書け」「自分を表現しようとするな」「正論を書くな」「美しい文章にこだわるな」とアドバイスする。これは、対象が書評やグルメガイドであることを考えれば納得がいく。逆に言うと、そのような文章を書いてお金を稼ごうと思っている人以外には、それほど役に立つ本ではない。
それでも、永江が取り上げる「悪い例」は、誰が読んでもあきらかな悪文であり、その「悪文」を見ることにより、文章を書くときのタブーのようなものは理解できた。
そして、この本自体も、文章術の本を書くほどの著者が書いているので、たしかに軽やかで読みやすい。

実用的でカジュアル  (2004-10-13)
柔らかく、ユーモアがあって、毒もある、メリハリの効いた、そのような文章を書くにはなかなかの熟達が必要だけど、この本はその域へのナビゲーションになるかも知れない。さすがプロと思わせるリアルさと、そして何より楽しんで読めるのが良い。

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