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発売日:2008-01
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伝説的投資家ジョージ・ソロスの慈善家、政治家としての側面を知ることができる一冊です。
(2008-12-02)
彼は、50歳の頃すでに投資家として成功し、これからどうしていこうか、悩んだそうです。
師と仰ぐカール・ポッパーの教えを思い出し、『開かれた社会』とは何かを考え、
慈善家としての新たな道を歩んでいます。
彼は、国家よりも多額の寄付をしている場合もあるほど、私財を慈善活動に費やしています。
投資、金融の話の中では、垣間見えなかった彼の生い立ち、思想などをもとに、
彼がどういう思いで活動をしているかを少し知ることができるでしょう。
ソロスについての入門書、ただし投資については?
(2008-05-28)
本書の副題は、投資と慈善の哲学となっている。しかし、投資についての記述はほとんど無かったように思える。
ソロスの人となりを理解するには、軽い本書はいいかも知れない。
ジョージ・ソロス慈善の哲学 投資抜きの話ってこと
(2008-05-07)
まず、クォンタムファンドの投機家ジョージ・ソロスはほとんど触れていません
それ以降の慈善の道を選んだソロスの話で進みます。
だから投資や投機を期待して読んでしまうと失望してしまいますが
ソロスの慈善の道を選んだ理由あたりも生い立ちから見れば当然の帰結だろうし
ソロスの本当の姿を知るにはこれが正しいとも思えます。
慈善や寄付の考え方で非常に興味深く思えたのが「かつては日本の企業も寄付に熱心だったがバブル崩壊と共に低迷してしまった」と言う問いに対してソロスはキッパリと否定し
「わたしは、企業が行う慈善活動には賛同しません。寄付は、経営者が個人資産のなかからするべき」と返答し
ビル・ゲイツ等の経済界の慈善活動の参加などについても評価する一方で
「しかし同時に、現在のアメリカでは悪い状況も見られます。
・・・格差が広がっている・・・貧富の差が大きくなり、それが拡大している社会は、何かが間違っている
・・・世界中の不幸な人びとの世話を、一部の金持ちの慈善家だけに任せておくわけにはいきません。」
この辺りは目から鱗です。ユダヤ人であるソロスの哲学が見えます。
寄付とは個人が行う気持ちだろうし収入の大小に関わらず自分に出来る範囲で寄付を行ってみると言うことですかね?
改めて言われてみれば当たり前過ぎる話です。
ただ格差についてソロスもそこで「平均的収入の人びとは恩恵を受けていません」とあるように
世界中にいる平均的な人びとは寄付をする余裕がないのが現代社会の現実である
それはつまりは困っている人びとがいてもそこに手を差し伸べる人びとに「ゆとり」がないってことだと思う。
ソロス哲学入門
(2008-01-31)
世界有数の投資家であるソロス氏がどのような気持ちで慈善活動に力を入れているのかを知る上での良い入門書です。薄い本なのでサクッと読めます。
彼の師、カールポッパーによる「科学的手法における反証可能性」「批判的合理主義」「開かれた社会」を信奉し、「人間の安全保障」をテーマに掲げる彼の哲学には共感できます。なにしろ実践している事が素晴らしい。
本書でも触れているポンド危機、アジア通貨危機の際にはソロス氏が暗躍し多大な利益を得たと批判もされますが、彼がやらなくても他の誰かが同じ事をやったまででしょう。むしろ公共心のある彼でまだ良かったのかもしれませんね。
市場原理主義についての彼の哲学も知りたかったのですがあまり触れられておらず他書にあたる必要がありそうです。
日本では極端な資産家は生まれにくいので個人で彼のような活動は難しいですが、それでも彼ぐらいのスケールの世界観を持っている人材が少ないように思われるのは残念ですね。

