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鄭 大均

小学館

グループ:Book

ランキング:148374

価格:¥ 500

発売日:2002-03

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カスタマーレビュー

第3章植民地世代と日本の友 が良かった  (2008-04-27)
筆者は岩手生まれの多分?在日韓国人。要点以下の通り
○韓国と北朝鮮の国力は1970年代に韓国が逆転し差がつく一方
○韓国人の性格についての記述は、他のレヴューワーが取り上げている通りですし、また、2006.5.4、同6.9に韓国人につける薬、韓国人につける薬第2打で当方がレヴューに書いたのと大差ありません。気にかかるのは、韓国人がメードを雇ったり、韓国より所得が低い国に製造拠点を作って現地人を雇用する場合に、人権侵害や給与の支払い、待遇などで問題を起こすことが少なくなくワースト国家になっていることです。
 自己客観視や自己検討が行われず夜郎自大になりやすいく、テーマによっては国民の考えが一方向の激流となりやすく反論を唱えることが困難となるところがある。
○植民地世代とは1910から1945に日本語を国語として学び日本人化が期待された世代で日本に対しては複雑な思いをもつ。表立ってはいえないけど、日本人個人や文化などを評価しているところもある。でも、それを心の底に閉じ込めていざるを得ない。
○植民地解放後に韓国化が進んだといわれるが、日本の文化の実質模倣も少なくない。

ああ韓国  (2006-05-30)
人工衛星一つ打ち上げただけで「宇宙を征服した気分」になれるとは何と安上がりな。はるか昔に読んだ板坂元さんの「ああアメリカ」を連想してしまいました。あの本で描かれていたのは、消費者としての最低限の知識すら持たず売り手側のマーケット戦術に見事に引っかかり、脳のない浪費マシーンと化してしまった現代アメリカの(一部の)一般市民の愚かさです。この売り手を政府に、マーケット戦術を政府批判へのガス抜きにするとそれはそのまま韓国での構図になってしまいます。ただこういう事実が分かったからと言って今の無念や暗澹たる思いが少しも晴れるわけではありません。故に読後感は最悪です。ならばせめても私達は人間の脳を持ったまま死ぬための、貴重な他山の石として敢えて星五つ。

豊富に収録されている体験談は、いろいろな意味で興味深い  (2005-08-09)
本書では、植民地世代の人々の体験談が多数紹介されています。例えば、「車掌が(略)穢いものでもつまむように二本の指先で私の(レビュワー注:韓服の)袖を引っぱった。(略)彼の何気ないその指の動作から私は血の逆流するほどの憤りを覚えた」、「殺人強盗はゆるせても傲慢無礼はゆるせない」。朝鮮の人々にはどうも、物事を曲解しやすい傾向、強烈すぎる自尊心、激烈な怒りといった欠点があるように思えてなりません。もちろん日本人にもいろいろな欠点がありますが。

ところで、こんな体験談が紹介されています。

「渡船の中で(略)朝鮮の青年が(略)履履きのまま片脚を膝の上へのせたという理由で
(略)日本人の小僧から『キタナイじゃないか、バカヤロー!』といいざま(略)蹴りつけられるという侮辱を受けた」

片脚を膝の上にのせたという理由では、原因が全く理解できない事件です。朝鮮の人々には片膝を立ててくつろぐという習慣がありますから、これはおそらく、履履きのまま座席で片膝を立てたため、日本人からマナー違反を咎められたものと読むべきでしょう。事実がありのままに語られていないように感じました。だからといって『バカヤロー』はないだろうと思いますが。

本書の最後に登場するヤクザに啖呵を切った体験談も、朝鮮人・日本人両者にとっても痛快な話ですが、実話として信じるにはちょっと無理があると思います。

監視なき暴走としての「韓国ナショナリズム」  (2005-04-03)
本書は、「韓国ナショナリズム」において、なぜ抑制が機能せずに、自民族中心主義的主張が展開されるのかという、構造的な問題を明らかにしたものである。

著者は、その原因を、異質集団の不存在や、多様な価値観の欠如といった、極めて「同質性社会」であることと指摘している。これは、仮に日本であれば、少なくとも言論の自由は確保され、また、多様な価値観が存在するが故に、ある一定の過激な主張に対しては、必ず批判勢力が存在すること、そして、日本が経済大国であるが故に、海外の「日本ウォッチャー」が多数存在しており、自国中心的な偏狭な主張は展開されにくいことを比較的に指摘している。

韓国においては、このいずれもが欠如しており、それが「監視なきナショナリズム」を生む温床であるとしている。この視点は、『こうすれば犯罪は防げる』でも指摘されているように、犯罪行為の抑止に有効なのが、「外部の監視」であるとすれば、まさに、韓国ナショナリズムとは、外部の監視がないところで多発する犯罪行為と同質のものといえよう。

さらに興味深いのが、こうした韓国ナショナリズムの退廃性を朴正熙元大統領が、近代化によって克服しようとしたものの、実はそれによってもたらされた経済力を背景に、擬似的優越感が向上し、結局その根本的問題は克服されなかったという指摘だ。通常、経済力が向上し、国際社会における地位が相対的に高まると、それに相応しい行動を取るのだが、韓国の場合は、逆に高圧的になり、在韓外国人や、韓国企業の進出先で軋轢を生み出していることが指摘されている。

このことは、朴正熙元大統領ですら、克服しようとした、その「ナショナリズム」に結局は絡め取られてしまったという、韓国ナショナリズムの深刻かつ構造的な問題を示している。この意味で、我々が韓国に自浄能力を期待する、などというのは、妄想かそれに近いものでしかないことも、本書では明らかになっている。

もっと論点を絞り込んで欲しい  (2005-03-06)
本書は三つの章から成り、一章では「加害者=日本、被害者=韓国」と言う役割分担に規定された日韓関係の弊害が説かれている。また、二章には韓国でナショナリズムが野放しにされている状況と、その要因が記されている。そして、三章には「植民地世代」と呼ばれる韓国人の日本や日本人についての言説が紹介されている。

しかし、韓国のナショナリズムに抑制が働かない理由は、タイトルから推測していた内容と違い、主に二章で述べられているのみで論点が絞られていない。また、本書が扱っているのは近代以降だけであるが、現在のような韓国ナショナリズムが成立する過程をもっと古い時代まで遡って論じる必要もあったように思う。そう言った点に不満を感じたので☆は3つ。

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