佐藤浩市関連グッズ特集

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Richard P. Feynman
大貫 昌子

岩波書店

グループ:Book

ランキング:20756

価格:¥ 1,050

発売日:2007-01

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カスタマーレビュー

トレーダーとしてのレヴュー。  (2008-11-16)
幾つか、書きたい事があるが、後々纏めるとして
現時点では、箇条書きで。

1.懐疑的態度 skepticism について。
Dr. Elder『投資苑』シリーズに、「精神分析で必要なものは
健全なる懐疑的精神であり、トレーディングも同様」と
あったが、林輝太郎氏の著書にも「ブードゥー・サイエンス」と
言う言葉と共に、リチャード・ファインマンの引用が
特に新しい本には多い。2人とも、裁量トレーダーだが、
システム・トレーダーが、「過度に」科学的になる余り、
「不確実性の排除」から「科学絶対主義的狂信」への
警告とも読める、ってこんな事書いちゃうと
文科系コンプレックスみたいだなあ。いや、やはり、
当時の旧ソヴィエトの状況との絡みで言うと、Dr. Elder の
「マーケットの教祖」信仰への懐疑、と言う読み方に
なるだろう。

例えば、「バフェットは買った株は絶対に売らない」と言う
「大衆神話」に対して「本当に?」と首を捻って見る
「捻くれ者」の態度の重要性。
ウォール・ストリート・ジャーナルが08年11月14日に
「バフェット14億ドルの損」を伝えているが
解約者多数の場合は評価損実現化の可能性も
高い。正確な数字は $1.393B
バクシャ・ハサウェイのレポートより。

他に対象となるものは、「効率性市場理論」「WDギャン理論」
「フィナンシャル・アストロロジー」等。
石川R「潜在意識のナントカ」も、そうか?

ヴァンは、結局「自分の頭で考えろ。私に同意しなくてもいい。」

2.1に対して、裁量トレーダーの非科学的態度の問題も
あるのだが・・・。チャック・ルボーの『テクニカル秘録』について
私が、ああ言うレヴューを書いたのは、「不合理主義」の
「魔術的・呪術的思考」の解毒剤の役割として
メカニカル・システム・トレーディングを考えていたから。
そして、現在も5年近くだが、「思考訓練の場」として
システム・トレーディングを考えている。「儲からなくても
いいのかよ?」に対しては「判るまで訓練を続ける」と
答える。「判る」と言うのは「これだけやっても
『判らない』と判る」まで続ける。その後、
「裁量へ帰還」する予定。これは「不確実性を・・自分なりにだが
・・理解する」にも通ずる。

3.不確実性と確率論について。

私は、トレーディングの為に「確率論」を
勉強しなおすにあたり、現象を扱う学問である
物理学的なアプローチを行った。
即ち、パスカルの「賭けの文脈」で日本では
小学校より教えられてきた数学的アプローチを
一旦、放棄した。・・有名な「私は神を信じた
方が『良い』のか」に対して「期待値計算」に
より、解を導くと言う例の話・・
『ファインマン物理学』の「確率」の章では、
コイントスによるランダム・ウォーク実験で
確率を説明しているが、此れは事象を「帰納する」と
言う文脈であり、「賭けの文脈」では無い。
日本人が誤解し易いのは、「確率論と統計学は別の
学問」ではなく、「確率論と統計学は『文脈』が
異なる」と言う点。理由は、日本の算数・数学教育の
カリキュラム的な特性による。何故『ファインマン物理学』では
章タイトルに「統計学」でも「確率統計」でもなく
「確率」が使われているかを考えると良く判ると
思う。

・・もっと、判り易い例だと、『ご冗談でしょう』他と
一緒にカツマヨさんの『フレームワーク』本が
買われているようだが、彼女が、何故
「統計学を学べば、競馬やギャンブルをやらなくなる」
等と言う「大ボケ」を咬ましているのか、について
考えて見ると、彼女の「天然キャラ」の問題だけでは
無い、のが判るだろう。慶応商学部Bの入試科目に
数学が無い事や内部進学である事は、此処では
特に、重要ではない。・・

4.最後に「ブードゥ・サイエンス」との関連性で
オリジナルの寓話を挙げておく。

・・・・・・・・・

「我々は唯の紙切れを売買している訳ではない。」
と言うのがファンダメンタル派の言い分として、極めて
良くありがちなものである。

話を普通株に限ってもいいしREITの様に不動産が
証券化されたものでもいい。また、話を判りやすく
する為に、証券電子化以前の場合で、話を続ける。

紙切れの額面に50円と「書いてある」。
確かに「書いてある」がこれは紙幣ではない。
・・勿論、国債も兌換でない紙幣も「紙切れ」
だが、ここでは外して考える。・・

さて、ヴァリューの人達の言い分で良くあるのが
「1万円入ってる財布を5000円で買う。」
と言うもの。

この財布メタファに従えば、「紙切れ」では
なく、「封筒」で中に「幾らか」入っている、
と考えた方が判り易い。

額面50円の「封筒」に昔懐かしい板垣退助の
100円札が入っているとする。
しかし、問題は誰も「実物の100円札」を「封筒」を
開けて、見たことは無い。

当然である。この封筒は、「絶対に開かない仕組み」に
なっているから。
唯、企業財務状況を「計算」して、
「100円入ってる事が適正」と言っているだけ。

もし、封筒を日の光に透かして中を見ようとすれば
インサイダー情報を手に入れようとするのと
同じ。

かくして、この「絶対に開かない封筒」を、テキトーに値段を
付けて、売買している。そう言うゲームである。

但し、例外的に封筒の「中身」がわかる時がある。

中は空。

倒産した時である。

さて、「配当」についてだが、実に奇妙な事だが、
この「封筒」には、どこかに「穴」が開いてるらしく
年に一回だけ、その「目に見えない穴」から、
1円玉が1個乃至2個転がり出てくる。

額面が50円なので率としては、1円の
時は、2%であり、2円の時は、4%である。

この封筒を、「運良く」40円で買ったとする。
その年はまた、「運良く」2円が「穴」から、
転がり出てきたとする。

この時点での「配当率」は、運のいい事に5%である。

こんな事が5年ほど続いて、バイ・アンド・ホールドは
正解だ、「ついてるついてる」等と言っていたら、
6年目は何故か、1円しか「穴」から出てこなかった。

「配当率」にして2.5%である。

何故なのかと、何でも良くご存知の「世間様」って奴に、
聞いてみたら「減配」だそうだ。何だか良く判らんが
そう言う現象を、そう「呼ぶ」そうだ。

「何故」と聞いて見たら「企業財務が良くなかった
から」だそうだ。「そんなものなのか」と
思っていたら、7年目には1円も「穴」から出てこなかった。

「配当率」にして0%である。
「世間様」によると「無配」と言う「現象」だそうだ。
理由は「企業財務が悪化したから」だそうだ。

その後、待てど暮らせど「無配」のまんま。
買ってから10年経って「封筒」を売って
しまおうかと思ったが・・・。
「20円なら買う。それ以上はビタ一文も出さん。」と
いう奴ばっかし。

冗談じゃねえ。
こっちは、40円で買ったんだ。
「配当」で11円入ったんだから

40円−11円=29円

で29円で売れなかったら損じゃねえかっ!
20円で売っちまったら9円も損じゃねえかっ!
ってんで、ずーっとホールド。
詰まり、塩漬け状態。株価低迷、無配が更に延々と続く。

買ってから19年が過ぎ20年目を迎えた時点で
29円で買っても良いと言う奴が現れて「ヤレヤレ売り」。

失われた13年のお話でしたー。

でも「寓話」だったら、此処で終わるんだが、
現実は、甘くない!!

11円の配当に対して20%が課税される。
詰まり、2円20銭の損!更に証券会社の手数料も
差っ引かれちまって2円30銭の損!

単位株1000株を買っていたので19年間かけて
結局、2300円損をしましたー
と言う事になる野田秀樹ー。

購入額4万円に対して2300円の損は
率にして、−5.75%である。
19年間だから対期間では
大したこと無いかもー。1年間複利で計算すると
もっと、大した事無いですねー。


・・・・・・・


本レヴューは後々纏め直す予定。
スケジュール的には未定。

科学的態度とは  (2008-06-24)
ファインマンの一般向け講演集のひとつ.彼自身の科学に対する態度と,科学と社会,政治,宗教などとの関連について述べる.

ファインマンの主張そのものは,特別なものではない.まず,彼が指摘する不確実さと非科学性とは区別しなければならないこと,不確実を認めるから疑う余地があること,その疑う心,懐疑心こそが科学的な思考プロセスに不可欠であることを指摘する.そして,懐疑するためには自由(政治的,経済的な)であることが重要であることを60年代のソ連の状況と比較して述べる.これは,科学,技術に携わるものであれば,当然身につけているはずべきのものである.(しかし,日本の高等教育でこのことが教えられているかは疑問だ)

しかし,ファインマンが本当に主張したいことは講演の最終日「この非科学的時代」で思う存分述べられている.ここではこの時代における「非科学的」な態度について,具体例を挙げて指摘している.その中には,消費者の知性を馬鹿にしたマーケティングがあり,原理主義があり,占星術がある.そして,陰謀論ともつながる被害妄想についての指摘もある.このような状況に陥らないためには,議論すること,疑うこと,そしてその自由が必要であることを繰り返し主張している.これは疑似科学や陰謀論に悩まされる現代の日本の科学界と何も変わらないものであることに,僕は驚いたのである(逆に,40年経とうと人間の精神には進歩がないということか).

最後に,講演の中でファインマンが指摘した,非科学的であることとはどのようなものであるか,もっとも鋭く表現したものを紹介しよう.

「世界を学ぶことによって自らをたえず修正する必要を理解しようともせず,無知を維持するために盲目を維持する態度」

これを打ち破るためにも,健全な懐疑心は必要なのである,そして彼自身のキャリアが示しているように,懐疑心を育てるためには教育が重要なのであろう.

懐疑主義を名調子で語るファインマン氏の講演録  (2007-10-31)
1965年ノーベル物理学賞を受賞し、数々の著作も人気のあるリチャード・P・ファインマン氏の講演録を書籍化した作品です。
この講演は、1963年にワシントン州立大学で三夜に渡って行われたもので、それぞれ「科学の不確かさ」「価値の不確かさ」「この非科学的時代」というタイトルがつけられています。
"名調子"と言ってよいカジュアルな語り口で持論を楽しく展開しています。
書名からすると科学批判のように思えますが、そうではなく、科学的な精神とは「すべてを不確かであると認める謙虚さ」と定義し、その考えの重要性をさまざまな視点から主張しているものです。
個々のエピソードは冷戦のまっただ中とあって旧ソ連の話や、マリナー2号!などという古いものが多いですが、その主張は現代でもそのまま通用するものとなっています。
特に当時はまだラジオと新聞がメインだったはずのメディアに対して、早くも「エセ科学」批判も展開しているのも興味深いところです。

名文と名訳  (2007-02-03)
 気さくな人物でイタズラ好き、そしてボンゴがうまかったファイマンさんの本です。今回は岩波現代文庫として出版されました。「科学者の言うことが正しいとは限らない」という言葉は納得します。確かに化学は不確かな物をファインマンさんが茶目っ気たっぷりに語ってくれています。名文家で面白く、尚かつ為になるファインマンさんの本を読むことで科学とは何か。そして我々を科学の素晴らしさへと誘ってくれます。本当にこの本は面白くて良い本です。子供も読んで楽しめる本です。

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