佐藤浩市関連グッズ特集

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東宝

グループ:DVD

ランキング:6456

価格:¥ 3,416

発売日:2007-08-10

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憑神

レビュー(Amazon.co.jp)

???周防正行監督が10年のブランクを経て完成させ、これまでの作風を一変させた社会派の1作。電車内で痴漢の容疑をかけられた青年が、無実を訴え続けるも、証拠不十分のために起訴されて裁判で闘い続けることになる。監督が痴漢冤罪事件を取材して練り上げた物語だけあって、細部まで綿密にリアルな展開。これまでの裁判映画では描ききれなかったシーンがいくつも登場し、最後まで観る者を惹きつけて離さない作りになっている。
???留置場での日常は、経験していない人には驚きの連続だが、最もショックなのは「疑わしき者は有罪」という警察や裁判所側の姿勢。取り調べでの自白強要はともかく、冷静に判断しそうになった裁判官が急に左遷されてしまうエピソードが強烈だ。被告人の青年役を演じる加瀬亮を中心に、キャスト陣もそれぞれの役を好演。電車内での痴漢に関わらず、ちょっとした運命によって、その後の人生が一変してしまう怖さは、本作を観た人すべてが感じるはずだ。(斉藤博昭)

カスタマーレビュー

怖い映画だった  (2008-10-06)
身近な話なので展開のひとつひとつから
目が離せず、あの結末にため息がでた。

罪がないから、やってないからといって
ノンキに構えていたら、明日は我が身だ。

99.9%が有罪だなんて絶望的だ。
こりゃまいった、恐ろしい映画だった。

これが現実なら、日本の裁判て何だか変だ。
その理不尽さにガッカリする自分がいた。

リアルな描写、練り込まれたセリフ、
役者もいい!いろいろ考えさせられる。

梨下に冠を正さず、巻き込まれないため、
疑われないよう行動しなければと思った。

邦画の可能性を示してくれた  (2008-09-28)
周防さんは、怖い人だな。
多少の社会風刺の目があったとはいえ、それでも軽めの、しかし一級のエンターテインメンで、一つの地位をしっかり確保した人だと思っていたが、これほど野心的な作品を世に出すとは、驚いた。
欧米の作品では、ベトナム戦争、ウォータゲイト疑惑、等時の政権の、政治の暗部を深く深くえぐる問題作品が結構作られる。
いやぁ、よくこんな作品が作れたなぁ、とか、うーん、欧米の(権力に対する)批判的な目は見習わないと、とか思って来たけど、邦画にはついぞそういう作品は見受けられなかった。
8月15日の敗戦の日の記念的な映画も、結局ただ大きな声で叫び、涙し、で終始し、静かに、しかししっかりこの世の不条理をさらけ出すような、しっかりした作品はなかったと思う。

そこでこの作品だ。
これはすごい。
ただ現在の裁判制度、警察官、検察官、裁判官という、しょせん「官」のついた人達が、役人としてのノルマのなかで、時には罪人を「作り」、こなしていく様を、痴漢事件というものを題材に、実にリアルに、実に淡々と、しっかりしたエンターテインメントに仕上げている。
終わり方に異論のある人も多いかと思うけど、この観衆を現実に突き放す残酷さは、とてもとてもこれまでの邦画にはなかった様式で、すばらしいものだと思う。
見終わったあとのじれったさ、いろんな思い。これは、まさに観衆に孤独感を味あわせる、なんともすばらしい作品である。

加瀬亮のポーカーフェイスが活きてます  (2008-09-15)
ネタの仕入に映画人は裁判傍聴をよくするらしいですが、周防正行監督も傍聴しながら映画の視点を探していたのだと思います。題材自体は10年くらい前にTVの特集で何度も組まれたもので、知識として得るものは特にありません。周防監督は、外国人記者クラブ等マスコミ会見で随分熱く語っていましたが、半分以上は映画の宣伝でしょう。そういう意味ではしたたかですよね(笑)。映画としては、別のレヴューアーも触れていますが、法廷劇を西部劇的に撮ることを狙った作品だと思います。映画作品ですから、社会的なメッセージ云々ではなく、どのように表現されているのか、その表現方法がどうか、って事でしょう。

かんそう  (2008-09-12)
はっきりいっておもしろくないです。
ここ最近観たなかでは特につまらない。
映画というより冤罪対策マニュアルのような感じです。
痴漢に間違われた時の対処の仕方を学習したいという人向け。

ドラマイティックな展開を期待しても何も出てきません。
潔白が証明され冤罪とならず、実刑に処されてしまうのも現実のなぞりで
面白みに欠ける。もう少し大逆転劇のような物語的な味付けがあってもよい。

マニュアル&ドキュメンタリーとして観るならこれでも良いと思いますが、ただそれにしては内容が薄いようなも気もします。ただあんまり濃すぎると、娯楽作品ではなくなってしまいます。そのあたりのバランスがこの手の作品では重要な気がします。この作品はそういう意味ではバランスに欠けます。

忙殺された巨大なシステム VS 一個人の不運なレアケース  (2008-09-07)
女子中学生に痴漢行為を働いたとして、有らぬ疑いをかけられるフリーターの主人公。
日常多くの人が利用するであろう”満員電車”の中で起こってしまった事を発端として、私たちの生活からも決して”他人事”とは言い切れない、恐ろしい場面が展開されていきます。

1.被疑者の罪状否認者の無罪率が3%。
2.示談で済むなら、やっていようがやっていまいが、認めることが被疑者にとって非常に楽に働くこと
3.裁判官が、”無罪”判決を下すということは、検察官の顔に泥を塗るということ。
4.裁判官、検察官ともに”被疑者を有罪に導くこと”が最も彼らにとって有益に働くということ。(裁判官の評価は、事件の処理件数で決まる)

私達が、生きていて何処かに所属し働いていると、金銭的利益に直結する”効率性”という最優先事項に気付くと思います。それは公的機関に所属する”彼ら”も例外ではありません。
手っ取り早く”被疑者をクロにする”ことが彼らの利益になるようにできています。
それは、実際の圧倒的多数の”クロ”によって凍結してしまったシステムでもあり、圧倒的多数の”利益”を目標とした”一般企業”と、何ら変わることはありません。

”多忙さと、効率性”で渦巻く忙殺された巨大なシステムに、一個人の不運なレアケースが放り込まれ、無罪に結びつくあらゆる状況証拠を弁護士や同環境で苦しんでいる人とともに準備し、検察側の”逃げ”の対応にどこまで食い入っていけるかが、本作の主題でもある気がしました。

映画としては、登場人物一人一人に感情移入するようにはつくられていません。
世間に”こういう事実があり、こういう人たちがいて、こういう対抗策をとり、こういう結果になる”ということを、至極客観的に、焼き出して見せたような、そんな感じです。(それが実に無駄がなく見事で、逆に恐い。)
故に、あまり”感動”することはありませんでしたが、”自分の身を守る”という意味で非常に勉強になりました。

私個人、”満員電車”で通勤する方が”安くて早い”のですが、バス通勤を選択することにしました。始発で隅っこに座れるし、何より”疑い”をかけられる可能性は無いですからね。

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