アイテム詳細
コロムビアミュージックエンタテインメント
グループ:Music
ランキング:8335
価格:¥ 1,050
ポイント:10 pt
発売日:2004-12-22
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曲目リスト
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カスタマーレビュー ![]()
圧倒的なゴルトベルク!!!
(2008-02-29)
横山幸雄の『ゴルトベルク』新譜に触発され、過去の名盤をあれこれと聴いてみた。評者所有のCD初期のグールド(2回目の録音)は、流石の演奏も、さすがに音が貧しいと思われた。現役盤はりマスターか何か知らんが、音もよくなっているのだろう。
というわけで、グールドには敬礼して別格としても、10数枚のうちで圧倒的に素晴らしかったのはリフシッツ17歳のときのディスクだ。
表現力、音色、強弱、空間性と立体感、とにかく全てにおいてダントツ!!
最も愛する第16変奏の序奏冒頭の輝かしさと、その後に続く疾走感! しかもそれは走りながら明滅し、強く出ては和えかなピアニシッモに転じる。何という見事さ!! その強弱の交代がリピートで際立つ。この序奏は、やはりリピートすべきだ。
同じ第16変奏では、確か来日中のアンジェラ・ヒューイットも聴きものだ。ヒューイットはピアニッシモで一貫する。その思い切りに表現者としての強靭さを感じる。しかし、ヒューイットもリフシッツには後塵を拝する。
現代ピアノでは、横山新盤が第2位と言っていい。高級感のある響きと、颯爽と飛ばしながらも流しているところが皆無。大変品のいい、しかもすましているのではない演奏。これは大したものだ。
チェンバロでは、スコット・ロス、レオンハルトと大物がいるが、ピヒト=アクセンフェルトがベストだ。何よりも録音が格段によい。アクセンフェルトには現代ピアノで弾いたブラームスの名盤がある。『ゴルトベルク』ではチェンバロでピアノ的な表現を駆使している。
結晶の煌めき、その深さ
(2006-05-29)
ゴルドベルクの中で、最も好きな第25変奏を、様々なピアニストの演奏で聴きくらべることがあります。この曲は「生と死」そのもの。ですから、それぞれの世界観が直裁に現れます。
で、思うのは、その世界観の深さと奥行きは、年齢とは比例しないということ。リフシッツは、モスクワの音楽教育大学付属中等音楽学校の卒業演奏会で同曲を演奏した3日後に録音したそうです。
透明で多彩に煌めく結晶のような音を、一音一音紡ぎだしながら、各声部を鮮明に弾き分け、同時に、それら声部を絶妙に均衡させて、類稀な音の響きを創り出しています。音と音の「間」も深く、最後の七音は本当に美しい。
グールドのようにゴルドベルグから出発したリフシッツは、グールドとは異なるかたちで、ピアノ演奏のあらゆる可能性を新たに拓き、やがてまたグールドのようにゴルドベルグに還ってくるのかもしれません。
90年代にリリースされたゴルドベルク変奏曲のなかで、ベストの一枚だと思います。

