アイテム詳細
紀伊國屋書店
グループ:DVD
ランキング:8928
価格:¥ 4,435
発売日:2001-06-25
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Glenn Gould : The Alchemist (EMI Classic Archive)
カスタマーレビュー ![]()
若きグールドを知るための貴重なドキュメンタリー
(2007-06-09)
原題は「Glenn Gould: Off the Record / On the Record」で、27歳のグールドの自宅での様子(前半)とスタジオ録音の様子(後半)を収めた映像で構成されている。
前半では、自宅(正確にはオリリアという湖畔の町にある別荘)でバッハの「パルティータ第2番」を練習するシーンが圧巻である。長年愛用していたことで有名なチッカリングによる演奏だが、チェンバロに似た音色とその軽快さが見る者を魅了する。
後半は、ニューヨークのコロンピア・レコードでの「イタリア協奏曲」の録音風景が中心になっている。録音用のピアノを選ぶシーン。即興演奏を披露するシーン。プロデューサーのハワード・スコットらと喫茶店での会話。「イタリア協奏曲」の第3楽章の最終テイクをスコットと聞きながら、「ここらへんがバッハのあいまいなところだね」と指摘しているシーンなど、興味深い映像ばかりである。このような録音風景が記録として残っていることは非常に貴重なことである。
後半の映像を見ながら、デビュー盤となった「ゴルトペルク変奏曲」の録音当時、オットー・フリードリックの伝記にあるように、田舎から出てきた23歳の青年が変奏曲をまったく新しい解釈で録音しているという「とんでもない」光景が、同じスタジオの中で繰り広げられていたのかと思うとつい興奮してしまう。
プロモーション・ビデオという感じ
(2005-11-06)
1959年に発表された映画。内容は、販売促進のためコロンビアレコードにより制作されたプロモーション・ビデオという感じ。コロンビアは、動くグールドを購買者に見せたかったのだろう。登場人物が演出・脚本通りに動いている。1960年にグールドは、スタインウェイの技術主任ウィリアム・ハプファーがグールドに傷害を負わせたとして、スタインウェイを相手取り30万ドルもの損害賠償訴訟を起こしている。この映画が制作されたとき、すでに両者は良好な関係ではなかったはず。しかし、この映画では、グールドはスタインウェイのよい広告塔として利用されてる。グールドは一切をコントロールしたいという欲求を持っていたという。その意味で、この映画も、彼によってコントロールされているという印象を受ける。したがって、このビデオは、グールドのファンにとっても、価値は高くないコンテンツだと思う。
Off And On
(2004-11-26)
Offではグールドの自宅での練習風景,愛犬との散歩など.
Onではレコーディング風景を中心にまとめられています.
このDVDを見て印象深いのは以下2点でした.
・Offで練習用のピアノ(撮影当時で50年前のもの)
について語っているところ.
・Onでは演奏しながらハミングしているところ
このDVDを見終わってからCDを聴きなおし,ハミングが聴こえてくると
レコーディングの情景が目に浮かんでくるようです.
グールドファンとしては,必携の一枚ですね.
Gouldのベスト3の映像記録!
(2003-07-01)
グールドの映像記録の中で、ベスト3に入る「定番」。前半(Off the Record)が彼の生家・カナダでのグールドの生活。前半が特に良い。愛犬バンクォーと森林散歩。Bach数パッセージ演奏での自問自答しながら「No!」と何度も弾き直すシーン。そして一番の白眉の評論家(Webernの生徒)との会話シーンが何といっても面白い!「Webernはシャイな人で作品も同様にシャイだ」との発言にいきなりピアノソナタの第2章を弾き「これでもシャイ?かい?」と機智ある応答をし「本当にシャイなのは」とSchubertを演奏してみせる。(彼のSchubert演奏は超レア)後半(On the Record)は、NYのスタジオ録音風景がほとんど。「Bach Italian Concert」録音だが、やはり興味深いシーンが幾つもある(スナップ撮影を頑なに拒否する等々)。さて、導入部のピアノ選びシーンで「君の椅子も是非当社に寄付を!」とか「ピアノは時代遅れだ。ジェットエンジンをつけるとかしないと」と笑ってジョークを楽しんでるが、まだこの時点では「自分の早すぎた死」も「演奏ツアー終焉」も未決定だったハズ。そう思い観ると、クラシックファンならずとも「退屈しない」と保障します。
天才とはこういうものだ、と納得。
(2002-04-04)
グレン・グールドはエキセントリックな言動で知られていますが、このドキュメント映画を見ると妥協のないこだわりがそういったものを生み出し、また、素晴らしい音を奏でることにつながるのだと納得できます。
内容としては興味深く、有意義な60分間ですが、ドキュメント映画なのでグールドがせっかく演奏しているにもかかわらずナレーションが入ってしまうのが残念。グールドのハミングはいいとして、それ以外はピアノの音のみで聞いていたかったです。

