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新潮社
グループ:Book
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発売日:2000-08
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カスタマーレビュー ![]()
晩年の傑作短編集
(2007-03-20)
作者が亡くなる前の4年間に書いた短編小説3編をおさめる。
「偉丈夫」は、藤沢周平の最後の短編。小心者の大男が、藩の命運を背負って交渉に挑む。
なぜ、小心者の大男が選ばれたのか?そしてその首尾は? ユーモアと人生の真実にあふれた
一編。
表題作の「静かな木」は、老武士の義と矜持と意地と家名をかけた大一番の物語。内容的に
は十分長編小説となり得る物語だが、わずか60枚の短編に凝縮されているのは驚き。まちが
いなく、藤沢周平の短編ベスト5に入るべき絶品。
「岡安家の犬」は情感あふれる佳品だが・・・愛犬家は読まないほうが良い(笑)。
薄い中に詰まっている
(2006-10-28)
大きな字で、120ページくらいの本ですから、すぐ読めてしまいます。
とは言え、決して薄っぺらな本ではないですね。
3つの短編が収められていますが、いずれも、私の好きな藤沢周平要素!である、剣劇、美しい嫁(あるいは女性)、藩の政治による心あるものの人生の翻弄、がそろっています。
生きることに不器用なしかし誠実な人物、老いてなお心に熱く燃えるものを(じっと)抱いているもの。。。あぁ、こういう人物を、藤沢周平は実にうまく描くなぁ。
解説は名文
(2001-04-27)
私のいいたいことは解説の立川談志師匠が言い尽している。特に「私は未読の藤沢作品を数冊残している。すべて読んだあとの淋しさを考えてのことである。」というところなど、全く同じ。ぜひこの解説読んでいただきたい。文庫版ながら、文字を一回り大きくして老年に入った人も読みやすくしてある。文字を大きくすると、なぜか一つ一つの文字使いに感動する。練りに練られた名文、であるかのような隙の無い文章ではある。

