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夢枕 獏

角川書店

グループ:Book

ランキング:183046

価格:¥ 660

ポイント:6 pt

発売日:2003-07

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カスタマーレビュー

将棋指し、その異能の人々  (2005-07-30)
本書の中では否定されていたが、私は将棋を指さないが、将棋番組を見るもの好きだし、棋士の人生や書物を読むのも大好きである。何故か、彼ら「超人」の考え方や生き方に非常に興味を持つからである。
本書は「真剣師」と呼ばれる賭け将棋の裏プロの物語である。テレビや報道には表れてこない、凄みを持った人々である。当然、本書にもあるとおり「心に鬼が棲んでいる」人々の物語である為、そこに流れているのは「悲しみ」である。
将棋に興味のある人、将棋指しに興味がある人、オススメです。

将棋を指してもやっぱり暗い  (2004-05-08)
真剣師と呼ばれる将棋指しが様々な相手と将棋を指して回る。

近年の将棋指しにまつわる小説だと、例えば、大崎善生「将棋の子」「聖の青春」内田康夫「王将たちの謝肉祭」などがある。これらの話は表の、つまりテレビや新聞などでその大局が公にされる、将棋の話である。一方、本書の将棋指しは、プロはプロでも、裏の世界のという注釈がつく。やくざ同士の抗争の代理戦争として、あるいはかけの対象として、将棋を指す。
裏の世界ということで、必然的に話は暗くなる。夢枕獏、お得意の世界だ。この将棋指しの話も、日のあたらぬ世界を、勝負に勝つという情念だけを糧に這いまわる将棋指しという、どこか夢枕獏の格闘技小説につながる設定になっている。

話の組み立ても、文章も悪くない。

しかし、どうしてこう暗いかな。地べたを這うばかりの話である。その暗い情念がしっくり来る人と、来ない人で、この本の評価が分かれるところだと思う。

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