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多機能orコンパクト タイプで選ぶ 抱っこひも特集:ベルーナたまひよの内祝い

アイテム詳細

木下惠介

松竹ホームビデオ

グループ:DVD

ランキング:54646

価格:¥ 3,990

発売日:2006-06-24

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カスタマーレビュー

成長に関われる素晴らしさ。  (2008-02-29)
教師は、沢山の子の成長に立ち会える、貧乏だったり、裕福だったり、それぞれの夢を追ったり、家庭の事情で夢を諦めなくてはならなかったり、人生途中で死んでしまったり。小さな子ども達の成長や悩みに介在すると言う意味では、ある意味親と子の関係、しかし、やはり先生と教え子という他人の関係ゆえ、先生ができる事、してあげられることも限られている。そして戦争と言う状況下では、沢山の教え子の死に向き合わねばならない。二十四の澄んだ瞳の輝きを濁らせたくないという思いと、一方でどうにもならない他人の人生。この映画はどうにもならない他人の人生に、関われること、成長に立ち会えることの素晴らしさを教えてくれます。是非いろいろな人に見ていただきたい映画ですし、特に小学校の先生になる方には見ていただきたい映画です。これを見て先生になるような人が増えれば、日本も変わるのではないか?とも思ったりいたします。傑作です。

本当の『美しい日本』が、ここにある  (2007-03-07)
 私は映画館でデジタルリマスター版を観たのですが、最初のタイトルが出た瞬間、もう何故だか涙がこぼれました。
 悲しい場面ばかりでなく、楽しそうな場面、日常の何気ない場面でも、涙が流れました。2時間36分、涙流しっ放し。
 まあ、映画館だから泣けるのですが、ハリウッド映画のような長いエンドロールがなく、終わるとすぐに場内が明るくなるので、本編が終わるとすぐに涙を拭いておかないと、涙を見られてしまいます。
 小豆島の自然。自然しかない懐かしい風景。いや、人工物であるはずの家等も、自然の一部となっている。
 岬の生徒達は、4年生までは、地元の分教場に通う。昭和3年、分教場に赴任して来たのは、洋服を着て自転車に乗ったハイカラな大石先生。
 大石先生が受け持つことになった新1年生は、12人。自分を見上げる24の澄んだ瞳を見て、大石先生は思う。『この瞳を濁しちゃいけない』と。
 しかし、戦争と貧困で、24の瞳は濁っていく……。
 海の色も、山の姿も、そっくりそのまま、昨日につづく今日であったが……。
 昭和3年の分教場時代、5年後の本校時代、その8年後の出征、さらにその4年後の終戦、そしてその1年後。
 20年以上にわたる物語であるが、大石先生は、高峰秀子がひとりで演じている。20代の若若しい新任教師から、40代の(昔の40代である)お年寄りまで。
 これが今さら私が言うまでもなく素晴らしい。
 そして、私が驚いたのが、1年生のときの12人と、6年生になった12人が、そして、大人になった11人(1人は登場しない)までもが、まるで同じ1人の役者さんを使って20年かけて撮影したかのように、繋がっていること。
 1年生のときの話が終わり、クレジットで5年経ったことが提示され、6年生になった12人の子ども達が、船に乗り、『荒城の月』を歌っている場面で、一人一人画面に登場するのですが、見ていてこれが、5年ぶりに会った知り合いの子を見ているかのように、ひとりずつみんな『大きくなったなあ』と思えるのです。『この子誰?』と思う顔がない。スゴイ。
 そして更に話が進んで、大人になった子ども達が登場する場面でも同じように思えるのです。
 これは、種明かしすると、まず、小学1年生と6年生の、顔の似ている兄弟姉妹をオーディションで選び、大人の俳優も、その子達に似ている人をキャスティングしたとのことです。似ているという理由で、俳優でなくスタッフの中からも選ばれているそうです。
 似ても似つかぬ子どもと大人が、同一人物の子ども時代と大人になってからを演じていると、結構興ざめしてしまいますが、似ている人を探してキャスティングする効果は、想像以上に大きいということを感じました。
 戦争に押し流されていく人人の、貧困に悩まされていく人人の、日日の暮らしを決して激昂することなく描くことで、静かに反戦を主張しています。
 音楽は、文部省唱歌のみです。これがまたいい。特に、繰り返し流れる『仰げば尊し』。法律によって国歌と規定された某歌より、ずっといいと思います。

違いを探しながら見る。  (2006-12-08)
誰もが読んだであろう原作のすばらしさについては、いまさら語ることは残されていない。映画と原作と平行して、その違いを探しながら見るのがいいだろう。まだ戦争の傷も癒えていない時期に作られたこの映画は、時の経過とともに熟成し、現代ではすでに実写と勘違いしてしまうようなリアリティーを放っている。映画では、ラストのマスノの歌が違っていたり、原作には記載があった徴兵検査の日に先生と再会するという印象的な場面が省略されていたりするようだ。誰もが印象に残るであろう場面...大石先生が、生徒と童謡を歌いながら電車ゴッコをするシーン。この映画でもっとも美しい、戦争前の楽しくもはかない記憶である。ところで、私は思った。果たして現代の子供達は学校で童謡を習うことがあるのだろうか?もしや、この1冊の本すら小学校の図書館の棚にないのでは...不安になった。子供に戦争を押し付けるのは荷が重すぎる。ただ、今一度冷静に考えてほしい。このようなメッセージを含んだ映画こそ本当の映画なのだ。噛みごたえのないものばかり食べていると、思考力が減退する。流されてばかりいると、踏ん張りがきかなくなる。大石先生は、戦争=悪、貧乏=不幸という抗し難い重圧の前に、ただ涙するだけであった。ラストの磯吉が写真をなぞる場面、すべてを悟ったかのような彼の凛とした表情がまぶしい。

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