小学館
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価格:¥ 450
発売日:2008-05-14
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世界の闇社会を分かりやすく解明
(2008-05-18)
社会の暗部を取り上げることの多いSAPIOだが、
今回は特定の民族にその責任を押し付けず
武器密売・アフガニスタンのヘロイン・中国の人身売買など幅広く分かりやすく説明してくれている。
特に武器商人ビクトル・ブート逮捕の記事はニューズ・ウィーク日本語版にも
取り上げられてた様な気がするので読みやすかった。
アフガニスタンでのケシ栽培記事では、ケシ栽培しか 貧しい農民に食う術がないこと、
薬品散布によるケシ壊滅は他の作物まで壊滅させ人間にも健康被害を起こしたことで
アフガン農民の怒りを買ったこと、アフガンのケシをヘロインではなく
医療用モルヒネ材料への転化を提案していることが面白い。
反対に感心できないのが『ゴー宣』。
テレビのニュースで観た印象だけで中国人を「チベット人など拷問しようが、
民族浄化しようが、へーとも思わない」(P.57)と小林氏は決め付けている。
海外雑誌の日本語版に数冊目を通すだけでこれがいかに大きな偏見かは理解できる。
大体、小林氏が自分で言うほど博識するなら「ヒューマニズム」が本来「人道主義」とは
異なる概念であることくらいなんで知らないのだろう?
知ってて敢えて世間に合わせているのなら、一言の説明は必要だろう。
「映画『YASUKUNI』の上映中止騒動は、日本国内の目を
チベット問題からそらす役目を果たしている」(P.60)?
ラジオのニュースを聞けばどちらのニュースが多かった?
一般論として映画に政府が助成金を出すのは確かに間抜けと思うけど…。
「わしの考えが偏見と気づいたら、それは改めよう」そう小林氏は言うけど
修正主義路線に立って以来、マイナー・チェンジはしても
根本的に意見を変えたことが果たしてあったか?
というわけで、闇社会特集は面白かった。『ゴーマニズム宣言』は…。




