花風社
グループ:Book
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発売日:2004-03
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カスタマーレビュー ![]()
「自閉症スペクトラム語」で記載された書物
(2007-04-07)
「多重人格から目覚めた自閉の少女の手記」とは題名の副題が大げさすぎる。著者は解離性人格障害であり解離性同一性障害ではない。第1部の「他の誰かになりたかった」の章(章立てはしていないが、このように記載する)を読んで、これは、まさしく自閉症スペクトラムだが、これほど程度が重いのに、よく1冊の本がかけたものだと思っていると、なるほどと分かってくる。レビューを読むと、否定的な見解が多いが、これが自閉の特徴ー言葉を字義通りに捉える(反対にすれば、字義通りに使用する。従って、本人に自覚がないのに誤解される。著者には自分を自慢しているという意識は全くない。)ーだと理解して欲しい。第2章から文体が軽くなり、内容が平板になるが、これが哀しい。なぜなら、著者は常に経験から作り上げた人格でしか、自分を表現できないからだ。この本はアスペルガー症候群を理解するのに最適のテキストとなろうが、「自閉症」についての十分な知識と経験がないと誤解されやすい。望むべくは、この本を「自閉症スペクトラム語」で記載された書物として扱い、訳者解題があれば、一般の読者にも分かりやすいであろう。
読みづらいです
(2006-06-20)
自閉症の娘を持つ母親です。娘のことを知りたいという思いで様々な立場から書かれた本を読んでいます。その中でこの本は読みづらい本でした。たくさん苦しんでこられたこと、また今もそうであること、読んでいて文字として頭には入ってくるけれども心には入ってこないといった感じでしょうか、他の方々の自伝を読んだときに感じた胸を締め付けるような思いはこの本からは感じませんでした。ただ、障害を知るためにはより多くの本を読んでおく方がいいと考えていますので、そういう意味では参考になったと言えるかも知れません。
著者を尊敬します。
(2005-08-03)
障害に理解のない環境で生き延びるために、自分でない自分にまでなった著者。それでも今、まわりへの感謝を忘れない。尊敬します。
一歩間違えれば文章を使った自慰行為かも
(2005-04-22)
最近増え続けているアスペの当事者の手記では一番読みにくい本である。
個性的な表現、緻密な文体はなかなか興味深いが、反面、家柄自慢や容貌への自惚れに見える誤解を与えるプライベートについての記述、それていく話題と常体と敬体がちゃんぽんの文章構成が鼻につき、アスペルガー症候群を知らない人がいきなりこの本を読むとアスペルガー症候群という障害への理解を妨げ、偏見を強める可能性があるのがつらい。
著者の意気込みと決意と真摯な想いが前書きを読む限りひしひし伝わるだけになおのこと残念だと思う。
これを読む人は「のび太 ジャイアン症候群 4」などの専門書と並行して読むことをお勧めする。
誤解と偏見を回避させるためにも
これでいいの?
(2005-03-28)
海外のアスペルガー症候群の人による半生を描いた本を読んだ直後ということもあり、関心はありました。でも、本当にこの障害への理解を求めてかいた本なのでしょうか?この本の「おしゃべりするような」文体に違和感を覚えました。リサ&ガスパール(絵本)の翻訳者石津ちひろさんを意識したのでしょうか?そのことをあとがきで著者自身が「個性」といっていました。
でも、この違和感こそ、健常者がアスペルガー症候群の方と接したときの感覚なのでしょうか?それとも、これは、差別的な発想につながるのでしょうか?
どちらにしても、かえってアスペルガー症候群の理解を複雑にするのではないかと心配です。




