草思社
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発売日:2005-02-25
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スモールワールド・ネットワーク―世界を知るための新科学的思考法
「複雑ネットワーク」とは何か―複雑な関係を読み解く新しいアプローチ (ブルーバックス)
カスタマーレビュー ![]()
ネットワーク科学初心者には
(2008-07-04)
はじめてネットワーク科学についての本を読む。
今までも社会学、心理学、生物学関連のことで
似たような分析にはいきついていたので、
とてもとても興味深く読みました。
これを機会に関連本を読みすすめていきたいと思う。
著者がサイエンスライターであり、多くの学者さんの
分析をわかりやすく書かれているので、初心者にも
助かる1冊。これをヒントに思考をめぐらせていくのも
楽しい。ビジネスにも役立つ法則です。
複雑系のネットワークについて始めて読まれる人には良い
(2007-10-21)
「新ネットワーク思考」を読んでいればかなり内容の重複が気になる。
第13章で社会資本(ソーシャルキャピタル)と弱い絆の有効性について説かれているところが大変興味深いが、もう1章必要だと感じる内容だった。
一読の価値あり
(2007-05-06)
電力網、インターネット、人間の社会的繋がり、航空網、脳に生態系、このような全く多様な対象に、驚くほどの一致性が見られるというのは実に驚きだ。どれも、各要素間の隔たりが、要素数に比べて、とてつもなく小さい。例えば、60憶以上いる人間同士でも、6,7人の知人を渡り歩けば、繋がっているなど。熱力学や統計学が登場して、個々の要素の振る舞いは分からなくても、ある側面の特徴だけならば、より複雑な対象(例えば気体とか)を厳密に研究することが出来るようになったが、この本で紹介されているのは、それに良く似ている。まだ、応用範囲は未知数だが、本書で言及されている現象だけ見ても、途方もなく応用範囲は大きいように思う。今後の展開が実に楽しみだ。
この本で星を5つにしなかったのは、ちょっと内容に比べて長すぎるからだ。ほぼ同じ情報量でももう少しコンパクトに出来たように思う。
「弱い絆」が大事
(2007-05-02)
2002年に原書が発行されている。
この世界の有名人(ダンカン・ワッツ、スティーブン・ストロガッツ(ともにコーネル大)、スタンレー・ミルグラム(ハーバード大)、マーク・グラノヴェター(ジョン・ホプキンズ大))が総出演する。
本書のキーワードは結構多い。「スモールワールド」(隔たりは小さいが高度にクラスター化した状態)、「隔たり次数」、「クラスター」(友達の友達はまた友達状態)、「弱い絆」、「コネクター」辺りか。、 内容について一言でいうと、科学は、無秩序と秩序の間(言い換えれば規則性のあるものとないもの)の扱いに苦労してきた。ワッツとストロガッツが、ネットワークの構造について、「スモール・ワールド」という一つの扱い方を提示した。これにより意図されず形成された数々の現象や構造(インターネット、WWW、電力網、脳の情報伝達リンクなど)が、スモール・ワールドとなっていることが分かった。
スモール・ワールドの特徴の一つである情報伝達の同時性や遠達性は、情報が有益な場合はよいが、それが病原菌であった場合にはネガティブな面が強くなる。また、ランダムな部分的な損傷には強いが、ハブとなっている部分を意図的に破壊されると脆弱な面があるといったこともある。
私生活や仕事への応用で考えると、「(社会の)架け橋は弱い絆である。・・弱い絆は社会のネットワークを縫い合わせるうえで不可欠な紐帯の役割をはたしている・・。弱い絆は社会のショートカットで、・・」とある(グラノヴェター)ように、強い絆(家族、親友、同僚)は、自らが新たな情報やネットワークと知り合うにはあまり役に立たず、むしろ「弱い絆」を大事にすべきという示唆を含んでいるように思われる。
久しぶりのニューサイエンス紹介の快作
(2007-02-03)
1990年代は、情報サイエンスとアルゴリズムの科学が紹介され、カオスとフラクタルが一世を風靡し、心理学や経営学の分野でもで新たな進歩があり、「すごいっ」と興奮した動きがあった。
それから、しばし、サイエンスで、「すごい」と思えたことはなかったが、「ネットワーク科学」の視点は、私には斬新であり、ひさしぶりに「やられた」と思った。
同類の「ネットワーク科学」の紹介の本の中でも、快作だと思う。




