草思社
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発売日:2003-10-31
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1週間でマスター 小説を書くための基礎メソッド―小説のメソッド 初級編 (1週間でマスター)
カスタマーレビュー ![]()
題名、主題に一貫性がない
(2008-07-05)
当人も認めているが、始めは、新人賞などとらなくてもいい、成長のために小説を書くのだ、と言いつつ、途中で、だんだんやたらあれはダメこれはダメと言い出して、しまいには、うまく行かなかった作品は書き直さず、全集の「初期作品」のところにでも入れればいいなどと驚くべきことを言い出す。これは「全集が出るような大作家のためのお説教」か?
しかしその当人が、以後小説が書けなくなっているのは、本書の信頼性をだいぶ損なっているのではないか。
芥川賞を受賞されている作家による本
(2008-06-24)
保坂さんという小説家を知りませんでした。
知らずに本書を読みましたが、
小説というものに対して厳しい意見をお持ちだということは分かりました。
それはただひとえに、面白い小説を自分が読みたいから、
そういう小説家が誕生することを願っているという一点で
この本を書かれたというあとがきを読み、真摯さを感じました。
高橋源一郎さんの小説書き論と読み比べると面白いです。
同じことを言っているようで受ける印象が違います。
小説家ってこういうことを考え、こういう本の読み方をしているんだという
点が垣間見えたような感じ、そういう楽しみ方が出来る本でした。
ただ、あまりにストイックで著者の意見に反発を感じる人もいるかもしれません。
これを読んでも絶対に書けない
(2008-01-05)
ただ読む価値は十分にある。
最後のほうで前に書いてたことと矛盾する部分もあるけど。
読みあぐねている人のため
(2007-11-14)
ちゃんとした小説家が書いた数少ない小説の書き方本です。
著者も言っている通り、他には高橋源一郎の「一億三千万人のための小説教室」
くらいでしょう。
高橋源一郎の本もかなり良かったですが、この本もかなり良かった。
小説家を本業としない人の文章読本のなかにも、小説執筆について
踏み込んだことが書かれている良書もあるのですが、
この本では小説家の、創作のプロセス、心構えが良くわかります。
潔さと生半可でない覚悟、これがなきゃ小説家にはなれなそうです。
もの書きを目指す人にはとてもいい本であると思います。
入門というには刺激的
(2006-11-05)
この作品は10時間、編集者を前にして作者がしゃべったテープが元になっている。なので「ドライヴ感のようなもの」(作中より)がある。確かにワープロでタイピングしたのとは別のノリがあって、私が普段文芸書、エッセイなどを読む時とは違う感じがした。良きにしろ、悪きにしろ。
この作品から受け取るものが多かった。「そもそもの話、私が書かなくても、すでに小説はあるわけで」「小説もまた確立した技術論、方法論、スタイルを踏襲したら、もうそれは小説ではない」「(感傷的な小説が)ベストセラーになる理由は、『読者が成熟していないからだ』と、まず割り切った方がいい」(いずれも作中より)などと、確かに”書きあぐねている人”には刺激的、いささか過激な発言だ。
教科書通りではない文章の書き方をしてきた作者だが、世評は高い。よく「何々の焼き増し」と叩かれる本があるが、作者が書いた小説は独特であり、時に実験的である。
これを読んで私の中で何かが変わった気がする。私は”書きあぐねて”いた訳ではないのだけれど、文章に触れる人間なら読んでおきたい一冊。




