草思社
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発売日:2001-05
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カスタマーレビュー ![]()
受け継がれている日本のOJT
(2007-06-13)
大量生産の木材を使えば、誰でも設計図どおりの建物を建てられる。木材の規格が決まっているからだ。本来、木は一本一本育ち方が違うものだ。木材の特徴を活かすためには、不揃いな材を一本一本が支え合うように「総持ち」で立てなければならない。法隆寺や薬師寺の塔はそうして建てられている。これを建てる宮大工たち自身も木のようにそれぞれの癖と役割を持っている。宮大工の修行を経験から分析している。修行というOJTは、日本に古くからある暗黙知の伝承方法である。言葉で伝えきれないものを我々に示唆する名著である。
法隆寺を見に行きたくなります
(2006-01-09)
法隆寺の宮大工の西岡常一さんのもとで弟子として
独立された人のはなしです。
どの世界でも突出する人の考え方は非常に教訓的で、
勉強になります。
また、子供のときに奈良に修学旅行で見に行っていた法隆寺
に見に行きたくなりました。
建物を造るということと、人を育てるということと
(2004-12-01)
小川三夫氏は宮大工。かの有名な西岡常一棟梁の元で修業し、現在は「鵤工舎」という工人集団を設立して、後進の宮大工を育てることもしている。鵤工舎で新入りがまず任されるのは掃除と食事だ。小川氏は「掃除をさせたら、その子の性格がわかる」というのである。また、「食事をつくらせたら段取りのよし悪しがわかる」とも。
修業は、時間をかけて身体に技が染み込むまで続けられる。宮大工の造る建物は長く後世に残るものが多いが、規格化されたものを組み合わせるのではなく、ばらばらの「不揃い」のものを組み上げて造るのだ。その考えは人材育成にもつながっている。鵤工舎の若者たちが「不揃いの木」のようでありながら、それぞれの個性を引き出されて成長していくのが本書からわかる。この本に書かれているのは小川流の宮大工の育て方であり、普遍性をもった教育論でもあるのだ。




