明日香出版社
グループ:Book
ランキング:83063
価格:¥ 1,890
発売日:2005-04
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カスタマーレビュー ![]()
分かりやすい入門書
(2008-03-26)
企業にとって、価格設定は非常に難しい問題だと思います。日本の会社では、科学的な根拠なしに価格付けを行うケースが多い模様です。本書では、付加価値の適正な対価を科学的に分析し、価格付けを行う手法が紹介されています。
価格戦略の本は、どうしても複雑な理論に偏りがちなのですが、
本書のターゲットは「初心者」であり、意識して平易な記述がされていますので、
無理なく独学で学ぶことができます。
一読の価値はありです。
あまり・・・
(2007-11-22)
MBAの学生です。価格の設定に興味があり読みました。結論から言うと実践で使える要素が少ない本でした。
第一に筆者の主張は、価格を下げず、高くても買うロイヤルカスタマーを相手にしろというものです。旅館や高級店ではそれでいいのかもしれませんが、スーパーは高いと買うのだろうかとまず疑問に思いました。自分はやはり安い店に行きますから。その疑問に筆者は、特売などはしないで、クーポンや全体的な値下げで対応しろと・・。んん、何か矛盾していないかと感じました。結局スーパーはどういう価格戦略をすれば良いの?という質問は最後までクリアになりませんでした。
第二に筆者は様々な価格に関する研究を紹介するのですが、どれも非常にわかりづらいです。読んでいて全く頭に入りません。逆にこの研究が本当にここに必要なのだろうかと思うものも多いです。
フォローをすると、牛乳の値段の受容価格の調査法やベンツのケースなど興味深い話もいくつかあります。この著者の持ち味は、ケースブックのほうが生きるのではないかと感じます。
全体的にも著者がわかりやすく説明することに腐心すればするほど、本質からずれている気がします。
難しいことを分かりやすく書いた書_ただし前進は見られない・・
(2005-09-29)
本書は、価格戦略に関する著名な研究者の一人の研究成果(過去の著作なども含めて)を、マーケティングの専門家でない人たちに、平易に伝えることを意図して出版された書である。ゆえに、その内容は、著者の書籍を読んでいる人であれば、新しいものはほとんどない、と言ってよい。単純に、簡単に書いてあるだけである。とはいうものの、価格設定方法などでコンジョイント分析を紹介するなど、実務に利用できる内容は盛り込まれているので、一読の価値はある。大きく内容は5つに分けられる。1,消費者が価格に帰属しないのは何故か。2,商品の使用価値が変化するという問題、3,価格決定の主導権をいかに握るか。4,価格設定の方法、5,利益の出る価格戦略、などである。しかし、何度も読み返すような、知的興奮を覚えるような書籍ではない。本書には、マーケティングにおける価格戦略・価格理論の根底にある論理をえぐり出すような、体系化するような内容がほとんどないのである。例えば、価格が品質推定の役割を持つのは何故なのか、製品の価格から品質を推定しようとしている購入者がいるとはどういうことなのか、こうした回答に答えることはできない。そのため、もう少し深く思考すれば結びつくかもしれない価格競争・価格の品質推定問題・使用価値と価格の問題・市場細分化と価格の問題・価格決定主導権獲得問題などが、アドホックに展開される内容となっている。
本書のスタンスは、経済学における価格理論とは異なる、ということである。確かに、こうした考え方は正しいと思われる。例えば、経済学ではその議論の中心は価格であるが、マーケティングにおいては、価格はマーケティングミックスの一要素となるに過ぎない。こうしたことを考慮すれば、先のスタンスを明らかにしておくことは重要であろう。しかし、経済学の考え方には、価格を下げれば需要が上がる、という基本命題もあり、こうした命題は、現実世界においても現に生じうる、というのは見逃せない事実である。例えば、価格競争を展開するために、価格革命や価格破壊などという現象が生じた。これは、価格を下げて需要の拡大を図ろうとするものであり、その意味で経済学の理論の応用可能性を見ることができる。このように考えるならば、経済学とマーケティングは、やはりどこかで通じている部分があり、その点をも考慮した体系化がなされることによって、価格競争・非価格競争の根拠を導くことができ、さらには、これまでアドホックな問題として扱われてきた価格の品質推定問題・使用価値と価格の問題・市場細分化と価格の問題・価格決定主導権獲得問題などを体系的に位置づけることができるのではないか、と思う今日この頃である。
いずれにしても、価格に関する議論全体として、アドホックに沢山の議論が展開されている。ここで、マーケティングの本質との整合性を図りながら、価格に関する議論の基礎理論が構築されてもいいのではないか、と感じる。
値ごろ感のある一冊
(2005-08-15)
最近価格戦略に関する本も沢山出てきましたが専門的な本とクオリティが低く分かったような気になる本に2分されている様に思います。
その点、本書は入門書としてはクオリティと分かりやすさの両面から見て高水準のものであると思います。
下手な価格戦略がいかに収益に悪影響を及ぼすか。価格決定に影響を与える要因にはどのようなものが有りどういう打ち手があるのか。具体的な価格決定手法はどのようなものがあるのか等。コンパクトに書かれているので移動中にでも読まれてはいかがでしょうか。




