白水社
グループ:Book
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発売日:2003-09
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外国語云々もそうだけど
(2008-07-09)
それよりも、ロジカルな思考法や、相手に誤解なく伝わるようにものごとを整理して話す、という部分で非常に参考になる内容だと思います。説明力とかコミュニケーション術のベーシックな部分を理解し強化するのに最適ではないでしょうか。
書名に「外国語〜」とついているために語学に興味がある人にしかアピールしないかもしれませんが、それではもったいない内容。ビジネスパーソン一般にも非常に役立つはずです。
外国語習得のためには母語の基礎が重要
(2007-09-24)
「日本語で表現できないことは外国語で表現できない」、
「言語技術は自然に身に付くものではなく、スキルとして身につけるもの」
という前提を持ち、外国語習得のためには日本語の力をどのように
身につけていかなくてはならないかを示した良書。
英語ができない日本人を合言葉に一斉に攻撃を受ける日本の英語教育。
しかし、言語という視点では母語である日本語をしっかりと身につける
ことが英語上達につながるという「急がば回れ」の考えのもと、日本語の
言語技術を具体的にどのように身につけていくのかを示してくれている。
近年日本語教育の重要性が言われるようになってきたが、英語教育と
国語教育の連携を図るためには必読しておきたい本。
欧米規準の考え方は鼻に付くが良書
(2007-02-15)
「日本語でできないことは外国語でもできない」を大前提にコミュニケーションするための外国語を身に付ける方法論。「外国語理解」の本ではないのでご注意を。外国語へ翻訳する前段階の日本語を作るためのレッスンです。日本語レッスンとはありますが、「外国語を身につけるための」を常に頭に入れて読み進める必要があります。いわゆる美しい日本語や名文からは程遠くなりますのでその点もお間違えなきよう。
内容は非常に簡潔でわかりやすいのですが、欧米(本書では主にドイツ)のものの考え方を規準に、あたかも日本語が劣っているかのように受取れる論調は少し鼻に付きます。
言語の技術をきたえるべし?
(2006-09-05)
外国語にしやすい日本語を考える、ということと、分析や批評読み、討論、スピーチといった言語のスキルが必要だと、書かれています。確かにその通りです。両方一緒に鍛えればかなり、外国語ができるようになると思います。まずは外国語スタイルでスピーチや討論などの枠を設けてやってみる、というのは賛成です。
かゆいところに手が届いた本
(2006-08-05)
長年、英語を勉強しているにもかかわらず、ネイティブと英語で会話をすることは相変わらず難しい。単語や文法、表現力の問題ももちろんあるが、「Why?」や「For example?」を多用する会話のパターンや、言葉にしたときに意味をなす情報が違うということに漠然と気がつきつつあった中で読んだ本書は「かゆいところに手が届いた本」であった。「物語の再生」「問答ゲーム」「結論を限定して理由を考えるトレーニング」「印象の中身を取り出すトレーニング」など、すぐに試してみたくなるトレーニング法が紹介されている。
本書は多くの国々では当たり前に行われている「言語技術」の指導が日本の学校ではほとんど行われていないと指摘する。言われてみれば、小中高を通じて、他人に何かをわかりやすく伝える方法や、的を射た質問や返答をするノウハウを習った覚えはない。しかし、もしそういう指導を受けていれば英語(または他の外国語)を勉強しはじめた際にはさぞ役立っただろうと思う。最近、小学校からの英語教育が議論になっているが、それより国語教育の内容を考える方がはるかに現実的であり、また確実な効果が見込めるだろう。
このような「言語技術」を身につけたとしたら日本人が日本人でなくなる、という声も上がりそうだが、確かに日本人の「何か」が変わる結果になるかもしれないし、現状のままでいくのも一つの選択だとは思う。が、「小学校からの英語教育」を議論し、「国際化」という方向を目指すのであれば「言語技術」の習得はそのための強力な推進力になり得ると思う。個人的には、「言語技術を身につけた日本人」は存在可能だと考える。




