日本経済新聞出版社
グループ:Book
ランキング:13393
価格:¥ 750
発売日:2008-04
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奇才を読み解く参考書
(2008-07-25)
日本電産の奇才経営者永守重信氏を、4.5部構成で余すところ無く読み解いている。前半を費やした第1部は、2003年の三協精機買収のドキュメンタリーで、記事データベースを元に細かく書いてあるので若干読みにくいが、内容は興味深い。第2部は永守氏の生い立ち、第3部は23件のM&Aで伸びてきた日本電産の歴史、第4部は永守氏のインタビュー、最後の0.5部が5頁にわたる永守語録でこれがまた面白い。
経営には色々な道があり、永守流は、特異な才能を持つ永守氏だからできる一つの道である。誰でも出来る訳ではないが、経営に興味のある人なら誰でも大いに参考になる。不振企業を買収して極めて短期間に再生する力は驚異的である。しかも23戦23勝である。
真似できない凡人にも反省材料になり参考になり励みになる。
三協精機再生実話の続編/迫力満載!
(2008-06-14)
2004年12月に出版されたものを加筆修正(これも読んだのですが),文庫本として再編集されている.再度読み返すも,記述内容の迫力には,時間を忘れて読み進んでしまう.注目すべきは,三協精機の M&A の部分の加筆,従来読み返し部分の迫力もすさまじいが,加筆部分では前著では述べられていなかった記載が興味深く,印象深い記述が多い.
前著,2004年の段階ではサンキョーの復活劇が途中経緯で終わっていたが,本章ではロボット事業の建て直しとそれに成功した事実をまとめ,陣頭指揮を執った安川氏が現在のサンキョー社長に就任した経緯までが記載されている.日本電産のM&Aによる買収先企業の建て直しのコンセプトが実例で示されている.経営学で言う非常に良質なケーススタディーと云える.
永守氏曰く, 「技術は競争力の源泉だが,技術力があれば金が稼げるわけではない.技術力と収益力は別物だ.」 小生の関わるビジネス環境,技術力で生きていくはずの会社の中にいて感じることも全く同感である. 永守氏は,小生の考えるところの理想の上司像に限りなく近いようだ.




