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多機能orコンパクト タイプで選ぶ 抱っこひも特集:ベルーナたまひよの内祝い

アイテム詳細

宮田 親平

日本経済新聞社

グループ:Book

ランキング:247542

価格:¥ 780

発売日:2001-05

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カスタマーレビュー

日本の科学の祖  (2005-12-16)
大正期に生まれた国民科学研究所としての理化学研究所の発展と第二次大戦後の解体までを書いた本である。寺田寅彦、鈴木梅太郎、長岡半太郎、仁科芳雄、朝永振一郎など、理研を支えた多数の科学者の生き様が読める。さらに科学の成果を次々に工業化・製品化し、理研コンツェルンまでを創り出した大河内の手腕が細かく書かれており、今日の産学連携のヒントを読み取ることも可能。
大河内が急速に工業化を進め、理研をコンツェルンにまで成り上がらせると同時に「科学者の楽園」とした背景にあるのは、彼の愛国心。「工業およびその根本とするところの理化学をいうものを、いかに隆盛にするか、いかにしてこれを研究するかということは、実に一国の存亡に関する問題である」と彼は説き、これこそが彼の愛国心を具体化する明確な方法論であった。様々な科学者の熱い思いに触れられる良書である。朝永、湯川といったノーベル賞学者の意外な面や熱い思いを読み、身近に感じるようになった。
科学の知識はなくても良い。科学を元に国を守る愛国心から発して多くの重要な産業を興した理研は、一科学の問題を超えた歴史であり、今日の多くのビジネスに通じる。科学者とともに、理研に関係した有名な多くの文化人、政治家(例えば夏目漱石、田中角栄)のエピソードも読め、理科系以外にもお勧めできる。

今の研究者が一番行きたい場所  (2004-11-04)
長引く構造不況の中、日本の製造業は次々と研究所を解体している。そして研究者は研究所という自由闊達な楽園を終われ、今日の糧を稼ぐ商品開発部門へと異動させられている。例えば、青色LEDの発明のため、松下電器の研究者は日亜化学の中村氏と同じ材料に目をつけて研究を10年続けた。言いかえれば松下には研究者を10年養う資金力があったわけだが、10年目に中止の命が下り、研究者は大学に転籍したとの事だ。明治維新後、日本人は全てを見よう見真似で欧化政策を図り、軍隊を作り、憲法を作り、資本主義の基盤を作った。そのような明治人の気骨は科学でも発露された。それが本書で紹介される理化学研究所である。ビタミンの鈴木梅太郎、KS鋼の本多光太郎、そして物理学者の仁科芳雄、朝長振一郎、湯川秀樹と面々たる人材がこの研究所から輩出されたのだから、驚くほかはない。三代目所長の大河内正敏は他の大学に在席する研究者にも研究テーマに自由に予算をわりあてる裁量権を与えた。
21世紀の現在、研究所は自分と査読者しか読まないと揶揄される論文を量産する研究者の既得権の組織へと硬直化し、それが研究所の解体やIBMの提唱するIPDのように”研究への資本投資から利益回収までのライフ”で研究をマネージメントされるものに変貌させられたもう1つの理由であろう。まさに現在の研究者から見れば理化学研究所は”楽園”と言えよう。理研は終戦で解体され、民間企業になったものの一つが食品会社のわかめの”リケン”である。またその後、理研は国立の研究所(今は独立行政法人)として復活し、現在も存続している。大河内氏の死後、彼の遺志を継いだ記念会が生産科学の業績に対して「大河内賞」を贈呈し、”大河内”の名前を残している。確か同姓の女優さんがいたが、姪子さんだったと記憶する。

日本科学の黎明期を支えた理研と科学者たち  (2003-05-11)
この本は,理研の生い立ちや発展と同時に,明治,大正,昭和の初期に活躍した多くの卓越した日本人科学者の足跡について書かれたものである.高峰譲吉,池田菊苗,鈴木梅太郎,長岡半太郎,本多光太郎をはじめ多くの巨人のミニ伝記としても実に面白い.

日本の科学は外国の模倣であるとしばしばいわれるが,本書を読むと決してそうではないことがわかる.ビタミンの発見その他,世界に誇るべきノーベル賞級の日本の発明・発見が,むしろ近代日本の黎明期に数多くなされていることは興味深い.

惜しむらくは,旧仮名遣いが多く少々読みづらい点であるが,一気に読み通すことができた.しかし,田中角栄が理研の発展に深く関係していたとは全く知らなかった.

日本科学の黎明期を描く。素晴らしい本  (2003-04-21)
ともかく、一度、読んでみて下さい。

明治・大正時代の言葉が散りばめられており、多少、読みにくいところもあるが、それが逆に、当時の人々の熱き思いを伝えているように思う。
高峰譲吉、大河内正敏、理研の三太郎(鈴木梅太郎、長岡半太郎、本多光太郎)、寺田寅彦、市村清、寺田寅吉、市村清、湯川秀樹、朝永振慎一郎、等々。

多くの先達の科学に対する思い・考え方がひしひしと伝わってくる。
理研は日本科学の歴史そのもののであり、ある部分理研=「大河内正敏」とも言え、この本を読んでますます興味を抱いた。

この本はお薦めの1冊である。多くの人に読んでもらいたい。本書の中の人物に興味を持たれたら、是非、その人に関する本をさらに読んで欲しいと思う。

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