筑摩書房
グループ:Book
ランキング:72323
価格:¥ 798
発売日:2006-02
通常24時間以内に発送
このページのURLは
http://clubks.com/baby/asin/Books/4480421815/
この商品を買った人はこんな商品も買っています。
カスタマーレビュー ![]()
土地のDNA
(2006-03-22)
あとがきにこうある。「最近はレトロブームやら70年代ブームで、“昭和の時代”がやたら見直されたりもてはやされたりしている。だがそれが平成のファクターを通したアンティーク的なニセモノなのがよく分かる」。著者とは同年代なんだけど、同じように世の中見てる輩もいるんだなぁって、勇気凛々になった。近所にレトロ居酒屋があって、表に店内のBGMを流してるんだけど、昭和って括りで、「同期の桜」のあとに「インターナショナル」、そのあとに唱歌、裕次郎、四畳半フォークがかかったりするその脈絡のなさに辟易する。「昭和」を弄ぶなよって。最近はそんな“時代一緒くたにしてシャッフル”みたいな、i-pod的というか、ポストモダンの成れの果てというか、そういうものばかりが跋扈してて、ほんと悲しくてやりきれない。
この本を読んで浮かんだのは「土地のDNA」って言葉だ。僕もこの本に紹介されてる池袋・美久仁小路の「ふくろ」や有楽町・丸三横丁の「銀楽」「ミルクワンタン鳥藤」、五反田ガード下「宝亭」、渋谷・百軒店、大井町・東小路なんかはテリトリーなんだけど、やっぱ吸い寄せられちゃうっていうか、居心地がいいんだよねぇ。この本を読んで、その要因が「闇市の記憶」「土地のDNA」なんだってことが理解できたんですが。なぜその店を選ぶかって言うと、箆棒に安いってのが第一要因で、手前のどうにかなる銭の範疇で一杯呑る、一皿摘まむってのが楽しみな訳だけど。それと、この本にもあるように「1人でブラッと飲みに入れる雰囲気」、これも大切。店に縛られたくないから、常連ばっかりで閉鎖的な店はパス!
これ、全然ガイド本じゃないんだけど、気になるお店がいっぱいあったので、気が向いたら1人ふらっと出かけてみたいなぁと思った(平日、会社休んで賭博場もいい)。
戦犯の奴等に「なんでそこまで好意的?」ってところだけが、ちょっといやだったな。




