幻冬舎コミックス
グループ:Book
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価格:¥ 560
ポイント:5 pt
発売日:2008-03-17
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カスタマーレビュー ![]()
天使完結にふさわしいカップル
(2008-04-13)
1作目「天使の啼く夜」では感情の起伏が激しい田宮と、その田宮に拾われた伊佐の話。
2作目「天使の爪痕」では、その田宮を溺愛する兄・桐島と元同級生でヤクザの息子・瀬ノ尾の話。
そしてこの3作目では、桐島に雇われ、田宮の世話係をしていた志水が、
過去に家庭教師をしていた頃の話から始まります。
あとがきでも書いておられる通り、「囚われる人」「守る人」「見届ける人」、
という三者三様の立場で描かれた中でも、完結にふさわしい作品でした。
資産家の息子で高校生の陽一は、新しい家庭教師が来ては、生意気な態度と暴言で追い返し、
夢もなくダラダラと日々をやり過ごす退屈な毎日を送っている。
しかしそれは誰にも自分を見て貰えない寂しさからであり、
志水と出会ってからは本来ある、優しくて頑張り屋な面が徐々に表れていきます。
普段冷静で笑うこともなかった志水も次第に陽一の明るさに心を溶かされていくのですが
陽一が親の仇の息子であると知って...
はじめの印象とは大きく違う、陽一の健気で一途なところがたまりません。
そのギャップが予想外だったため、良い意味で絡みの興奮材料となりました。
「先生、先生...」と連呼する攻め喘ぎです...鼻血。
子供から大人に成長していく過程で志水と別れたり再会する年月は
まるで静かに降り積もる雪のようで、涙しながら久しぶりに純愛を堪能できました。
話がリンクしているので前作を読んでからの方が満足度や感動も一入です。
完結編です!
(2008-04-10)
「高岡ミズミ」さんが好きですので、前作併せて購読しました。
個人的にこの3作目が一番優しい話です。
前2作はかなりダークな感じですし、
一作目の「伊佐と田宮」は本当に若々しい意地っ張りな二人は・・・かわいいです!
でも、私は「愛の逃避行」に走った兄!
彼に燃えました(萌えました)
今頃北国にいるでしょう・・・(こればっかです・私・・・)
そして、志水。彼の家族の悲しい事件と桐嶋・田宮の兄弟とのつながり。
前作に出てきた「加治」の息子が今回のキーパーソンでした。
高岡先生にもお伝えしたんですが、私は志水の人を優しく見守る心が
とても好きです。
三作目に優しい気持ちになれる終わり方が・・・
きっと、先に繋がって行けるんだと。
陽一君!牛乳飲もう!!
いい本だったなぁ
(2008-03-24)
志水と陽一の出会いは最悪。
だがいくら陽一が、嫌がらせを仕掛けようとも、冷静沈着、何事にも動じない大人な志水はカッコいい。
いつものパターンどうりにはいかず、なかなか志水を追い出せない陽一は苛つくが、
そのうち嫌味な家政婦や、失礼極まりない父にも媚びず、
自分を正当化して守ってくれる志水に対し、徐々に惹かれていってしまう。
そして荒れた生活さえ改めて、志水にだけは懐き 素直になり 夢中で勉強にも励み始める。
まだまだ子供で、志水の事となると一生懸命。志水のことが好きで、好きで・・・。
そんな陽一の志水に対する一途な想いは 本当にもう、気の毒なくらい。
何だか切なくて、久々にウルウル、しちゃいました。
二度の、数年間に渡る別れもある。
しかし冷め切ったように感じられた志水も、最後に花を抱え自ら陽一を訪ね・・・
そんな場面には 安堵しつつとても嬉しくなりました。
陽一が可愛くて、好きで・・・けれども大人な分、陽一のようにストレートに気持ちを表せない。
長い年月志水だって、立場的にも そっれはそれは辛かったのだろうと、察せられます。
背も志水より低く、子供な陽一・・・受け攻めが逆転したような珍しいパターン。
だが!ガタイの良い方が攻め!みたいな「お約束」を、破ってくれた辺りも面白かった。
素敵な表紙もさることながら、内容的にも期待以上!で、とても満足致しました。
ついにきた!志水の恋!
(2008-03-17)
「天使の鳴く夜」を読み、速攻ドラマCDを購入した頃から、物語の片隅に
静かに、けれど存在感漂わせるミステリアスな青年志水に注目していたので、
今回の新作は心待ちにしていました。
シリーズ二作目の「天使の爪痕」が個人的にハズレだったので、不安が
ありましたが…なんの!!志水貴大の重い過去と淡く切ない恋は
水彩画で描かれた様な、儚くとも切々とした純愛物語になっています。
この作品は主人公である志水の過去、そして「天使の鳴く夜」作中の現在、
それから「天使の爪痕」以降の未来が混在して構成されています。
よって、志水の人間性や復讐への執念は、前作を読まないと深くきちんと
把握出来ないところですが、シリーズをずっと追って来た読者には堪らない
印象的かつ満足するラストシーンに仕上がっています。
重く暗い傷跡を持つ男達、伊佐、田宮、桐島…それぞれが主役を勤めた3冊。
その中で一番強く高潔にポジティブに生きていた志水と、彼にただひたすら
一途に初恋の情熱を向ける「教え子」陽一の辿々しく繊細な想い。
2人の感情や思考が書き分けられているのも分かりやすく、地味なようで実は
ドラマティックなストーリーが本当に良かったです。
志水の声が下野紘くんなので、ぜひドラマCDにして頂きたい一冊。
一途な恋心に…
(2008-03-15)
「天使の啼く夜」「天使の爪痕」に続くシリーズ3部作の完結編。
「啼く夜」で妙に冷静に伊佐を教育していた志水、本職は予備校講師だったんですね。どうりで。
その志水を慕う少年、陽一。
つましい生活をおくる家庭教師と、裕福な家庭のワガママ息子である生徒。二人の出会いはそこから始まり、それは偶然によるものでした。
本当は繊細で傷つきやすいがゆえに、周囲から身を守るために荒れている陽一は、唯一、自身の意志を尊重し耳を傾けてくれる志水にひかれていきます。
けれど志水の両親の死が実は、陽一の父親によるものではなかったのか……との疑惑が浮かび上がり……。
前二作品の事件を志水サイドから見た体裁になっています。しかも志水と陽一の出会いから約6年に渡って。途中かなり時間的にとんだりして、アレ?なので、その辺が前作読んでないと分かりづらいところ。
陽一の健気で一途な思慕を切り捨てなければ、と葛藤する志水。あれだけ懐かれちゃあなぁ、せつなくて良かったです。
そして特筆すべき、奈良千春さんのイラスト。三冊並べて表紙を見てください、ぜひ!夜空の月と羽根という共通のモチーフを使い、それぞれのカップルの性格に合わせたムードと色使い。ため息。
最近、奈良さんのタッチが変わりましたよね?あれはあれでキレイだとは思いますが、個人的にはこの天使シリーズのような絵が好きだなぁ。




