廣済堂出版
グループ:Book
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発売日:2001-04
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映像論―「光の世紀」から「記憶の世紀」へ (NHKブックス)
カスタマーレビュー ![]()
脳の中に小人さん(ホムンクルス)はいない
(2001-09-17)
「わたしたちの思考は、ほとんどの場合イメージで出来ている」…例えば文字を待たなかったころの中南米パナマのクナの文化は、モラと言う曲がりくねった模様のパッチワークで文化を伝承した。全盲の人が、カメラと直接脳をつなぐことで「視力」を取り戻した。興味深い様々な例から、イメージと言うものが頭の中に保存されていて、それを脳のスクリーンに映し出すのを小さな小人さんがみて、その又小人さんの頭の中にも小人さんが…という事になってはいないという説明に深く納得する。
味覚聴覚触覚…いろいろな感覚で手に入れた「記憶」はばらばらの場所に保管されている。それが、何かのきっかけで神経活動のタイミングが同期し、イメージが再構築される。「イメージが到来する場所、それが時間的に統合された『自己』であり、わたしたちが一体感を持っている『心』だということになる」と筆者は明快に説明する。
デジタルの時代になったからこそ「人間の知覚と記憶の秘密」が明らかになりつつあると言う。
人気の脳の世界を、絵画、写真、映像、アート、メディアなどの豊富な例で見せてくれる、刺激的な一冊である。




