早川書房
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発売日:2006-06
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カスタマーレビュー ![]()
迷宮へ迷い込みたい時にどうぞ
(2008-08-29)
すべてのレビュアーが語られているように、この前に2作あるので、そちらから。間違いなく理不尽な迷路に迷い込める。歴史的な背景を知っていれば、なお楽しめると思う。内容は語っても意味がないのでやめておくが、これほどのものが母国語でない言語で書かれたというのは驚きだ。まあ結局、私は日本語で読んでいるわけで、これも意味のない感想かもしれないが、英語で小説を書けと言われても無理な人間からしてみれば、驚異だ。
こんな面白い本は今までにない。必読です。
(2008-08-23)
悪童日記、ふたりの証拠と読んできて、この2作だけでも相当衝撃的だったのに、
まだ続編があるなんてどうなるのだろうと、読み始めた。
最初から、ずっと頭の中はクエスチョンマークでいっぱいになる。
えっ、どういうこと???なんで???クラウスっていったい誰???
??????????????
しかし、衝撃的な事実(いやこれもウソかもしれないのだが)を知るにつれ、
涙があふれて仕方がなかった。
こんな結末を迎えるなんて!!
3部作を、本当にあっという間に読んでしまいました。
こんなに一気に読んだことは、今までにありません。
細かいことを言えば、3部作と言っても、矛盾だらけで、
どこまでが本当でどこまでが嘘なのか、まったくわかりません。
つじつまも合わないところだらけです。
実際、作者もはじめから3部作を構想していたわけではないとの事。
しかし、この面白さの前には、そんな細かいことどうでもよくなります。
推理小説じゃないんだから・・・
とにかく未読の人は、まず、悪童日記、ふたりの証拠をお読みください。
悪童日記 (ハヤカワepi文庫)
ふたりの証拠 (ハヤカワepi文庫)
パーフェクト!
(2008-04-11)
読み終えた後の気持ちは
もう言葉になりません。
兎にも角にも
これほどまで感情を揺さぶられながら
読み進む事が出来た小説はありませんでした。
面白くて不可解で悲しい物語です。
そしていい意味で読者を裏切り続けます。
未読の方は是非読んでみてさい。
もちろん「悪童日記」「ふたりの証拠」を経た上で。
読めばきっとわかります。
精神と肉体に宿る澱
(2007-06-06)
『悪童日記』、『ふたりの証拠』に続いて一気に読んだ。
三冊が三冊ともにスタイルが異なっていて、つど鮮やかに裏切られる。
双子の物語は単純に陰と陽に分けて考えがちだが、真の闇の中では
それも意味をなさないだろう。
作者が描こうとしたのは、まさにその闇の暗さ、そして暗さの中にも
なお浮かび上がるコントラストなのだろうか?
この物語はハンガリーから亡命した作者自身の自伝的要素が、かなり
込められていると聞く。
物語には何らかの帰結を、そして、苦しみの中にも救いを、つい求めて
しまうが、作者はただ、精神と肉体の隅々にたまった澱を吐き出さずには
いられなかったのかもしれない。
巻末に転載されている作者のインタビュー記事の抜粋を読むと、作品世界が
みごとに完結する。
完結編
(2007-03-31)
「悪童日記」「ふたりの証拠」に続く三部作完結編。本書のタイトルにあるように、今までの作品で描かれていた彼ら(リュカ&クラウス)の話が変貌していく。現実なのか、夢なのかもわからない。三部作の中で、二人なのに一人、一人なのに二人と描かれていた彼らのラストが衝撃的です。やはり三部作一気読みが必要ですね。一気読みすることで、作品に酔うことができ、作者の主張を感じることが出来ます。




