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多機能orコンパクト タイプで選ぶ 抱っこひも特集:ベルーナたまひよの内祝い

アイテム詳細

Kazuo Ishiguro
土屋 政雄

早川書房

グループ:Book

ランキング:4599

価格:¥ 798

ポイント:7 pt

発売日:2001-05

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http://clubks.com/baby/asin/Books/4151200037/

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カスタマーレビュー

なんども読まないけれど。  (2008-08-06)
よく本を読むのが早いといわれるのですが、
イシグロさんの本を読むときはじっくりじっくりです。
気持ちに余裕があるとき、
でも、ハイになってないとき、
夜、ひとりで静かに読みます。
じわじわきます。違う時間が流れるかんじがします。

裏表紙はヘン  (2008-07-15)
裏表紙の説明はヘン。「輝きを増して」とかでも、古きよきイギリス、とかでもない。

自分の生き方をしっかり持って、その生き方の中では最高に近い形で生き抜いたのに、なんで全てが(全てが、である)うまくいかなかったのだろう、という思い。

父親の老いとその死に行く姿と、現在の自分との重なり。

父親の「自分はいい父親だったのだろうか」という問いは、
主人公の「自分に何の品格がありましょうか」という嘆きに重なる。

それでも前向きに生きていく。生き方を変えず。

だけど、それは作者の真意だろうか。説得力があまりにも薄い。自分には、作者が主人公を幸せにしたかっただけのように思える。

「もしも…」を考えてしまうこと  (2008-06-26)
格調高きイギリス貴族の大邸宅で、ひっそりと昔に思いを馳せる老執事。登場人物も決して多くはないし、彼の行動範囲も広くない。私情を挟むことなく、仕事に徹してきた人生に、時間はゆっくりと確実に過ぎていった。女中頭に思いを寄せるが、それを伝えることはできなかった。彼女は何度かチャンスをくれたのに…。老執事は、彼女のもとへ旅に出る。だが、彼女にも時間はゆっくり流れていた。最後部の「人生で最良の時は、夕方だ。」がこの小説の要と言われるが、私は、「生活する中でだんだん夫を愛する自分に気付いた。」という彼女の告白に胸がじんとした。一度近づいてまた離れていった思いは、二度と交わることはない。だが、「もしも…」がなければ到達しない感情を、この作品は魅せてくれると思う。

執事の品格とは?ではありません。  (2008-05-11)
 執事からイメージされるのは、推理小説の登場人物くらいで、あまり現実感がないので、イギリスのお屋敷の一流の執事たるものは、どうあるべきかという読み物として読んでしまうと単なるボヤキ?あるいは「執事の品格」になってしまいます。
 時代背景が、第一次世界大戦と第二次大戦の挟間で世界が大きく動く歴史をおさらいして読むと、もう少し、理解ができるものと思います。
 ダーリントン卿にお仕えした執事の仕事の達成感と寂しさ、ダーリントン卿が失脚して、新しくアメリカから来たファラディ様に仕え、イギリス流とは違ったジョークを勉強しなければならない苦痛感。執事のスティーブンが、ファラディ様の好意で休暇を取り、フォードを借りて、かつて一緒に働いた女中頭ミス・ケントン(ミセス・ベン)からもらった手紙を頼りに、彼女に会いに行く物語。スティーブンの執事としての人生・スティーブンとケントンの恋物語・ダーリントン卿の衰退とイギリスの衰退という時代背景がうまく溶け込んでいます。
 執事が物語を淡々と語るので、物語に引きこまれていきます。
 ★2つをつけると、この小説に対して理解不足だと叱られそうですが、個人的には、そんなに面白い小説とは感じませんでした。しかし、こうした静かなイギリス的な?ものを読むのもいいのかもしれません。

 その時だったと存じます。男がこう言ったのは――「人生、楽しまなくっちゃ。夕方がいちばんいい。私はそう思う。みんなにも尋ねてごらんよ。夕方が一番いい時間だって言うよ」 「たしかにおっしゃるとおりかもしれません」と私は言いました。
 私はここに残り、今の瞬間を――桟橋のあかりが点燈するのを――待っておりました。先ほども申し上げましたが、楽しみを求めてこの桟橋に集まってきた人々が、点燈の瞬間に大きな歓声をあげました。その様子を見ておりますと、あの男の言葉の正しさが実感されます。たしかに、多くの人々にとりまして、夕方は一日でいちばん楽しめる時間なのかもしれません。では、後ろを振り向いてばかりいるのをやめ、もっと前向きになって、残された時間を最大限楽しめという男の忠告にも、同様の真実が含まれているのでしょうか。(本文から)

英語の表現がすばらしい!  (2008-01-29)
多くの方があらすじ等について書いているので、私は英語の表現や文体について書きます。この本は、執事の独白がほとんどですが、彼は、よい執事の要件に「よいことばを駆使する」をあげているくらいですから、見事な英語です。全体を通して、感情表現を抑えた文章は、気取っている感じを受けますが、読んでいて、うっとりしてしまいます!ただ、外交の世界に話題が及んだ時や、未知の人名・地名、背景が分からない状況描写部分の理解はむずかしいと思います。しかし、語彙は、大半が執事のことばで表わされており、あまりむずかしい言葉は出て来ません。執事の表現のクセに気をつければ、すばらしい表現でいっぱいです。こんな英語を待っていたので、すっかり感激しています。今後何度も読んで、書き取って、私の文章力を伸ばしたいと思います。

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