新潮社
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発売日:2005-02-19
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カスタマーレビュー ![]()
出し惜しみしているのは誰だ?
(2005-05-23)
「黒部の太陽」は日本版「風と共に去りぬ」である。「ホワイトアウト」など足元にも及ばない(はずだ)。ただし、観ることができない。DVDはおろか、VTRもなし、再公開もほとんどなされず、かつその再公開版は短縮版であったという。熊井監督も観ることの出来ない完全版はどこにあるのだ?映画ファンはレストアされた「黒部」が観たくてイライラしている。我慢できずに監督自らが記した本がこれだ。東宝・三船プロはともかく、日活・石原プロは作品をしまい込みすぎである。なぜ世に出さない。「栄光の5000km」にしろ「ある兵士の賭け」にしろ、芸術は裏に置いておいても仕方ないではないか。「ある兵士の賭け」は現RKOの重役、ディナ・メリルも出演しているらしいから、RKOで買いとってSPO通しででもソフト化してくれ。ちょっと話飛んでしまったが、そのくらい石原プロはおかしい。小樽の裕次郎記念館で予告編だけ見せてているような中途半端さが、日本の名匠・熊井啓を困らせているのだ。でも、石原プロもその短縮版しか持っていないとしたら、完全版はどこにあるのだ?日活撮影所は大火もないし、場所も変わっていないから、倉庫に眠っているのではないか。いずれにせよ邦画界最大の愚行である。
あくまで映画制作の話が中心
(2005-04-03)
熊井啓監督「黒部の太陽」の映画制作エピソードについて書かれた本。
未だ、再上映、DVD化されておらず、しかも、三船敏郎と石原裕次郎がかかわっている映画という事で、出版が実現したように見える。
熊井監督の企画から現場での映画制作のエピソードが本書の中心なので、熊井監督の作品が好きな人にとっては必携の1冊。
本を売れやすくするためか、「ミフネと裕次郎」という副題がついているが、
三船、裕次郎は、あくまで、スターではなく、映画プロデューサーとしての側面が描かれていている。
熊井監督の粘り強い画面の秘密は、準備段階からの粘りっこさにある事がよくわかる。
本書は、ハードカバーで、かなり分厚い。これは、巻末に映画のシナリオが収録されているためである。




