新潮社
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発売日:2008-01-24
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カスタマーレビュー ![]()
痛いほどの愛の回想
(2008-07-17)
愛するってこうゆうことなんだなぁと…。
まっすぐで
でも
落ち着いた文体が妻への思いを痛いほどに表現している
途中に出てくる『妻』と『愛』の二編の詩は
人が人を愛せることの喜びを感じさせてくれた
このような愛をそそぎこむ人生を送りたいと思う
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読んでよかった
(2008-06-22)
戦前生まれらしく、堅くて古風な文体。
その文体をもってしても、抑えきれない出会いと新婚時代のフワフワしたときめき。
「おかしなやつだ」と苦笑いしつつ、優しい目で描写される奥さんの日々の言葉や暮らしぶり。
何十年もの間の、特に劇的とは言えない夫婦の平凡で平和な日々。
この作品は、2007年に亡くなった城山さんの遺稿とのこと。
書き終わっていたわけではなかったようで、抜けている箇所もあるのを、編集者が構成し、第一部としています。
かなり説得力のある構成と、城山さんの抑制された語り口のお陰か、
抜けている部分も「センチメンタルになりすぎるのを恐れて、城山さんはあえて書かなかったのだろう」と思わされます。
しかし、城山さんの娘さんによる第二部を読むと、ああ、城山さんは「書かなかった」んじゃなくて、辛くて書けなかったんだ、
だから後回しになって、書かないままに奥さんのもとに行ってしまったんだ、と思わされます。
第一部の飄々とした城山さん、第二部の慟哭の中、ボロボロになって生きていた城山さん。
その対比が痛ましく、そのためさらに鮮やかに、平凡な夫婦の日々が輝いて感じられます。
そしてそれは私たちに、平凡な日々のかけがえのなさを痛切に思い出させてくれます。
城山さんが、あの世で奥さんと美しい日々を重ねていますように。
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今は亡き愛妻との思い出の日々…/城山三郎、最後のラブレターに涙
(2008-04-25)
■作家・城山三郎は、2000年に最愛の妻・容子さんを亡くした。その7年後07年3月、城山は79歳で他界する。本書は晩年の城山が、亡き妻との思い出の日々を綴った回想記である。当初ためらっていた城山は、亡くなる半年ほど前から書き始めたという。
■昭和26年、一橋大学の学生だった城山は、たまたま実家のある名古屋にいた。近所の図書館に行き、予定外の休館だったのでたたずんでいると、そこに爽やかな妖精のようなお嬢さんが現われ、「あら、どうして今日お休みなんでしょう」という。それが二人の出会いだった。城山はほのかな恋心を抱き手紙のやり取りなどもするが、彼女の父親の反対があり、絶交状を手渡される。だが数年後二人は奇跡のような再会をし、恋は成就し結婚に至るのである。城山26歳、容子さん22歳だった。
■本書には、城山がペン1本で食べてゆく決意をする場面や、下積み時代の苦悩も描かれており、興味深かった。
■城山は旅先や講演先でのひょうきんな容子さんの行動を微笑ましく書く。その視線は深い愛情に裏打ちされている。
■そして、がんになった容子さんを抱きしめ「大丈夫だ。俺がついてる」というくだりと、最期を看取る場面は、やはり胸に迫るものがあった。きっと今頃二人は天国で、本書の刊行を喜んでいるだろう。
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浄化された愛の物語
(2008-04-25)
私の人生は他人から見れば順風満帆にみえるであろうし、実際、世間で見聞する数々の不幸を思えば、私は自身を不幸だなどと言えるはずがない。それでもこの作品を読んで、なぜ私に幸福感が欠けているのかを考えざるを得なかった。私は自分の人生を悔いてはいない。やり直せるとしても、これ以上は望んではいけないと思う(もう沢山だとも思う)。それでも本書に描かれた人生には、些か羨望の念を抱く。
常に緊張を強いられた生活に慣れてしまい、安逸ということを知らずに長年を過ごすと、それが習い性になる。おかげで仕事は進むし、稼ぎは増えないまでも何とか食べていける。しかし、私はいつも何か「しなければならないこと」「考えなければならないこと」をしているのであり、たとえ娯楽といえる行為であっても、私にとってそれはノルマとなる。いつまでにこの本を読みたい、この曲を聴き覚えたい、この映画を今この2時間のうちに見ておきたい・・・。性分として自業自得でもあるが、安息を許されない緊張感がそうさせているともいえる。なぜなら、小さい時の私はそうではなかったから。
初恋の相手がソウルメイトだった、という奇跡のような出会いを経て結ばれた夫婦。幸福であったろう結婚生活。伴侶の死の哀切の中にも、おそらく幸福はある。先立つ者は愛する伴侶の死を見ずに済み、あとを追う者は自身の死を伴侶への再会の希望とすることができるからである。実際には決して平坦ではなかったはずの作者の人生。しかし、港をもつ人は幸いであると私は思う。
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夫婦にはそれぞれの歴史がある
(2008-04-05)
50億人の中で唯一「おい」と呼べる存在
ん〜 なるほど
奥が深すぎるのか、なんだか分からない1冊でした。夫婦仲は良かったと言うことですね。喧嘩もしていなかったそうで 何よりです。どの夫婦にも歴史があるわけで特別なものではないようでした。
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