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多機能orコンパクト タイプで選ぶ 抱っこひも特集:ベルーナたまひよの内祝い

アイテム詳細

春日 武彦

新潮社

グループ:Book

ランキング:50446

価格:¥ 610

発売日:2002-04

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http://clubks.com/baby/asin/Books/4102901515/

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カスタマーレビュー

狂気とは何か  (2006-01-17)
私たちはなぜ狂わずにいるのか、というなんとも刺激的な書名に惹かれて手にとってみた。

人は誰しも狂気を内に秘めていて、正常な人間と狂った人間の境界はあいまいなのだ、という言説はよく耳にする。小説や芝居に狂気を扱ったものが多いのは、狂気と正気は一人の人間の中で地続きでつながっている、という認識がどこかにあるからだろう。「発狂」は「死」と同様、自分を失ってしまうことである。だから、狂気は自己存在への不安、自己喪失への強い恐怖をかきたてるのである。

ところが本書は、正気と狂気の間には大きな隔たりがある、という。決して一人の人間の中で連続しているのではない。だから、狂気を装うことはできても、ほんとうに狂うことはできない。拘置所で拘禁が続くと分裂症の症状が出るというが、それも一時的なものらしい。

養老孟司氏は「バカな大人にならない脳」で、連続殺人犯、大量殺人犯にはあきらかに脳に異常があるという。PTSD(心的外傷後ストレス障害)でも海馬に萎縮が見られる。精神疾患がすべて脳の器質障害ではないと思うが、足が折れたら痛くて歩けない、というような怪我や病気と、基本的には同じだとすると「狂気」への恐怖も多少はやわらぐ。狂気も死もそれほどたいそうなことではない、と別の著書のなかでも春日氏はいっている。狂気はただの病気、特別な思い入れは無用、というのが本書の結論であろう。

著者の春日武彦氏は現役の精神科医で著書も多い。内外の文学に造詣が深く、その著作には臨床医としての医学的、科学的視点よりも、むしろ文学者としての視点を強く感じる。文章も巧みで、狂気の文学的、哲学的側面と病気としての側面をうまく書き分けていると思う。なかなか厚みのある一冊であった。

狂気の捉え方は大学の先生以外に学べ  (2004-03-21)
 一貫して正常と狂気のハザマを非常に個人的な視点から(悪い意味ではない、教科書的な、あるいは他人の理論をふりかざさない、という意味で)追求する著者の初期の執筆。精神科を志す者全てとはいわないが、狂気に対する好奇心はやはり精神科医のもの。とりわけ、一般人の「狂人」に対する(著者によれば)ロマンチックな空想が、医者からみて的外れであることをふまえ、狂人と非狂人である自分との接点にこだわる視点は著者ならではのもの。春日ワールドへの入門書といえよう。

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