新潮社
グループ:Book
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価格:¥ 420
発売日:1967-07
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カスタマーレビュー ![]()
心に深くひびく贈り物
(2008-04-28)
いつの時代にも、日々の暮らしにおけるさまざまな問題があり、
人と人との関係に悩み、誰もが煩わしい出来事を抱えながら生活している。
そのことに視点がおかれ、思慮深く描かれています。
改訂されてオシャレな感じの表紙になりましたが、
1967年に出版された海をイメージさせるブルーの表紙も素敵でした。
女性に限らず大人が読むべき本だと思いますが、この手の本は10代に読んでおき、
大人になって初めて意味を知るという楽しみ方もできます。
大人でないとこの本の良さは、なかなか理解できないかもしれません。
また理解できる「大人」でありたいとも思います。
文庫は薄っぺらいですが、内容は深く重みを感じます。
読むたびに新鮮な気づきが得られる本
(2008-01-10)
はじめて読んだときからもう20年近く経ちますが
いまだにたまに読み返しては
自分の生活・暮らし方について考えさせられます。
忙殺されているとき
充実しているとき
自分を取り巻く環境が変わったとき
その時々でこの本を読んで感じることが異なっています。
ほら貝や日の出貝など身近な生き物にふれながら
自分の暮らし方を見つめなおしているこの本には
他人との関わり方や自分の時間を持つことの重要性や
自然との接し方など
忘れかけていたことを思い出させてくれます。
また最近あった出来事を照らし合わせてみたりして
感慨深くなることがあります。
いろいろな便利な道具や情報に溢れている
今だからこそ改めて読み返してみたくなる一冊です。
「静寂な魂の思索者」
(2008-01-07)
「そうして、二週間目のある朝。漂うだけだった私の心が目覚め、働きはじめる。海辺での覚醒、海がもたらす知恵とでも言ったらいいだろうか。」 先週の日経新聞朝刊のコラム「春秋」に、アン・モロウ・リンドバーグ(リンドバーグ夫人)の「海からの贈りもの」(落合恵子訳)の一節が、引用されていた。 私が読んだのは、吉田健一訳の「海からの贈物」(新潮文庫)である。最初に感銘を受けた一節は、次の通りである。 「忍耐が第一であることを、海は我々に教える。忍耐と信仰である。我々は海からの贈物を待ちながら、近辺も同様に空虚になって、そこに横たわっていなければならない。」 都会の喧騒から離れて、空と海だけの島で、ひとりきりで簡素な生活をすること。そうした生活の中で、アン・モロウ・リンドバーグは悟ってゆく。「恒久的な関係などというものはなくて、またあってはならないということ。」をそして「凡て生きた関係は変化し、拡張しつつあって、常に新しい形を取っていかなければならない。」ということを。 彼女はその思索を、「ほら貝」「つめた貝」「日の出貝」「牡蠣」「たこぶね」という海の貝に沿って展開させてゆく。まさに「言葉の貝殻」である。静寂な魂の思索者は、こうも語っている。「どれだけ多くではなく、どれだけ少ないもので暮らすか。」 静かな深い感銘を受ける本である。
女の人の人生って何なんだろうか
(2007-12-05)
大西洋横断飛行に成功したリンドバーグの奥さんが書いた本
女性の人生、生き方を様々な貝に例えている
私は女だからという事をあまり真剣に考えたことが無いのだが
働くこと、結婚すること、いつか子供を産むこと
やはり男女は別なのだ、男性向けの人生論よりしっくり来る。
いくつか好きな文章を見つけた。その中から1つ
「我々が一人でいる時というのは、我々の一生のうちで極めて重要な役割を果たすものなのである。(中略)女にとっては、自分というものの本質を再び見出すために一人になる必要がある(略)」
人生を貝殻から見つめ直した『視点』が素敵です
(2005-09-06)
浜辺で見つけた貝殻や風景を通じ、人生についてコンパクトに、しかし明確に表現した文章(訳はわかりにくいかもしれませんが・・・)。いつの時代も世代に関わらず私たちを悩ませる恋愛や人間関係、時間の使い方について、自然をヒントにして的確に答えを導き出す・・・。
「悩んでいたのは私だけじゃないんだ」と励まされる一方、これらの問題に自分なりの意志をもつアンに憧れます。
人生で起こる全てのことは永遠でなく、「断続的」で「満ち引き」があって「振り子」のようなものであることに気づいたとき、自分の心の揺れとか、くりかえす単調な日々が怖くなくなりました。




